製造DX Forum 2024
人材不足に“生成AI/最新テクノロジー”でどう立ち向かうか
― 最新事例&アプローチとともに押さえる、3つのキーファクター
開催概要
開催日時
- Online 2024年 8月 7日(水)14:00~16:30
開催趣旨
製造業におけるAI活用による業務変革事例、課題解決に資するヒントをご紹介!
日本の製造業において、人口減少による人材不足の課題は深刻化しています。この問題に対処すべく、日本企業は「2025年の崖」問題を機に、ここ数年DXに取り組んできました。しかし諸外国と比較すると、海外の先進企業ではDXによる企業の枠を越えた最適化が競争力となっている一方で、日本企業では、現場における高度な部分最適のオペレーションや高い生産性は維持しつつも、デジタル化もまだ限定的なものに留まっており、実態と価値検証の結果には差が開いていることも示されています。
では、改めて、製造業が直面するこの人材不足の課題に立ち向かい、持続的な事業成長を実現させるには、どのような打ち手が必要なのでしょうか。限られた人材リソースの中でビジネスを回し、成長を目指すには、社内の知見を利活用し生産性を向上させていくことが不可欠です。実際、AIをはじめとする最新テクノロジーの活用によって業務生産性を高め、働く人と経営層を支援し、顧客への提供価値を高めている事例は多く出てきています。DXに向き合ってきた日本企業の課題を再点検したうえで、改めて、本来の課題解決に資する適切なテクノロジー活用のアプローチを考察していくことが必要です。
そこで、本フォーラムでは、製造業が今向き合う人材不足の課題について、3つのキーファクター:「R&D改革」 「顧客接点改革」 「SCM改革」 の視点から、最新テクノロジー・生成AI活用の最新動向や事例を交え、解決に向けたアプローチを検証していきます。製造業のこれまでのDXと成長に向けた道筋を改めて振り返り、次なる改革の打ち手とヒントお持ち帰りいただけますと幸いです。
概要
参加対象 |
製造業の経営層・役員、および経営企画、IT・情報システム、デジタル・DX推進、業務、生産、サステナビリティなど各関連部門、事業部門のご責任者の方々 |
---|---|
参加料 |
無料(事前登録制) |
参加定員 |
150名 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。 |
参加形式 |
オンライン配信(配信環境:Vimeo) ※本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
協賛 |
プログラム詳細
14:00~14:40 基調講演Ⅰ
日本の製造業の競争力強化に向けた課題 ―『2024年版 ものづくり白書』の要点を踏まえて―
- 日本の製造業における現状と課題
- 稼ぐ力の向上に必要なCX(コーポレートトランスフォーメーション)とDX ~“組織経営の仕組み化”と“製造機能の全体最適化”~
- 目指すべき方向性と未来展望

経済産業省 製造産業局
製造産業戦略企画室長
川村 美穂 氏
大学卒業後、通商産業省(現:経済産業省)入省。海外広報、通商白書の企画・執筆、エネルギー自由化の制度構築や企業におけるダイバーシティ経営の推進等を経て、2023年7月より現職。
14:40~15:05 基調講演Ⅱ
日本の製造業のAI導入領域、投資効果は? ―IBM調査⋆にみる経営層の視点と示唆―
- 製造業における生成AI活用の現在地
~「どの分野で活用をすべき?」から「投資効果は?」の議論へ - 従来業務の生産性向上だけでなく、業務プロセスを根本的に変えるAI
- 生成AI導入の優先領域、期待されるリターン、導入にあたっての課題
⋆IBM Institute for Business Value の最新レポート

日本アイ・ビー・エム株式会社
IBM Institute for Business Value
自動車・電機・エネルギー産業リーダー
鈴木 のり子 氏
IBMのビジネスリサーチ・シンクタンク部門で自動車・電機・エネルギー産業のグローバル責任者をつとめる。直近のリサーチ・テーマは、生産業務の高度化を支えるクラウド技術、製造業でのAI活用領域、電気自動車とサステナブル・モビリティー、コネクテッド・カー・セキュリティー、ソフトウェア定義自動車、先端半導体など。
15:05~15:15 ブレイク
15:15~15:40 課題解決セッションⅠ 《 R&D改革 》
生成AI活用による設計開発の“知”の継承 ―事例&ユースケースを交えて―
- 熟練技術者の退職など、技術の断絶危機に直面する設計開発の現状
- 技術継承の解決策として注目される、生成AIを活用した「ナレッジマネジメント」
- 生成AIが与える価値とインパクトとは ~最新事例とデモンストレーションの紹介~

日本アイ・ビー・エム株式会社
IBMコンサルティング事業本部
Engineering Chain Transformation
アソシエイト・パートナー
後藤 禎 氏
CADの企画・開発の経験から設計適用やPDMを用いたPLM・設計改革適用支援を行う。システムエンジニアリングのチームに参加しモデルベース開発(MBSE)のソリューション開発支援を実施。R&Dプロセスのコンサルティングを製造業全般に行っている。近年は設計開発のDigital Transformationに向けたDX化・AI適用の支援も携わる。

日本アイ・ビー・エム株式会社
Client Engineering
藤井 涼平 氏
製造業のお客様のデータ分析やデータ活用支援を実施。設備の時系列データから設備の故障予測、要因分析を実施。過去の不具合事象の検索システム構築やナレッジ活用における生成AIの仕組みを提案・検証の支援を行っている。近年では特に生成AIの活用を広めるチームに従事し、お客様の課題深掘りから解決策の提案、価値検証までをクイックに行う。
15:40~16:05 課題解決セッションⅡ 《 顧客接点改革 》
生成AIによってもたらされる企業マーケティングの破壊と創造
- 生成AIの特性と製造業における活用領域
- 企業で取り組む最先端の生成AI活用の取り組み
- コンテンツの自動生成で営業とマーケティングはどう変わるのか

日本アイ・ビー・エム株式会社
IBMコンサルティング事業本部
カスタマー・トランスフォーメーション事業部
iX Consulting パートナー
鳥井 卓 氏
顧客接点改革のコンサルティング事業部を統括。対面・非対面戦略、体験戦略、データ&AI戦略を融合したビジネスの上流部における成長戦略策定、デジタル・トランスフォーメーション戦略策定を専門領域とし、金融業、流通業、製造業のクライアントを中心に、多数のプロジェクト経験を持つ。また、DXついて経営者向け講演も多数実施している。

日本アイ・ビー・エム株式会社
テクノロジー事業本部
クライアント・エンジニアリング事業部
シニアクライアントエンジニアリングマネージャー
中山 透 氏
IT業界の営業として20年間、日本の自動車企業を担当。2016年からはデジタル・トランスフォーメーション(DX)の提案に注力し、共同研究プログラムの推進等を経て2021年、IBM Client Engineeringの発足から製造業を担当し現在に至る。
16:05~16:30 課題解決セッションⅢ 《 SCM改革 》
サプライチェーンのさらなる深化を生成AIで実現
- 部門間コミュニケーションやイレギュラー対応が多い需給調整業務の課題
- 属人的かつ複雑なサプライチェーン業務領域を進化させる生成AI
- 長年の課題を解決する生成AI活用のアプローチとは

日本アイ・ビー・エム株式会社
IBMコンサルティング事業本部
サプライチェーン&インテリジェント・コネクテッド・オペレーションズ
パートナー
杉浦 由紀 氏
コンサルティング事業部で、サプライチェーンおよびIoT領域のコンサルティング組織をリード。グローバルのサプライチェーン改革の経験が豊富。データ活用による生産性向上を目指したスマートファクトリーなど、IBM内の新規ソリューション立上げも複数リードしてきた。現在は製造業を中心に多数のプロジェクトの責任者として支援している。
16:30 終了予定
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。