IT Special Seminar 2024
DX人材不足からの脱却 人材育成の在り方と成功企業の手法とは

開催概要
開催日時
- Online2024年9月5日(木)14:00~16:50
開催趣旨
近年、多くの日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みを進める中で、DX人材・IT人材不足をボトルネックに感じています。
人材不足を解消するには、外部のベンダーにシステム開発を丸投げするのではなく、社内人材を育成し、現場が主体的にITツールを活用しながら継続的な業務改善を進められる組織づくりが求められています。
本セミナーでは、DX・IT戦略を専門分野としている株式会社アイ・ティ・アール 会長の内山様に日本を取り巻くDX人材育成の概況をお話いただきます。さらに、組織や教育制度の整備に注力すると同時にノーコードツールを用いて業務改革を推進している京セラ株式会社 木下様、三菱重工業株式会社 山本様、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 宮﨑様をお招きし、DX人材育成戦略について考察して参ります。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
概要
参加対象者 |
CIO、次世代CIO、IT企画部長、経営企画/経営推進/DX推進部長 など 全社的なIT戦略を検討する立場にいる方々 |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
実施規模 |
昨年実績 800名規模 |
参加形式 |
オンライン配信 ※本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
プログラム詳細
14:00~14:05 オープニング
14:05~14:50 第1部/基調講演
DXの浸透・定着化に向けた課題と人材育成への提言
多くの企業でデジタルトランスフォーメーションへの取り組みが活発化していますが、浸透と定着化までには道半ばという企業が少なくありません。
本講演では、株式会社アイ・ティ・アール 内山様より、最新の調査から導かれる国内企業のDX推進状況および課題、従業員の意識変革や内製化の状況を踏まえて、求められる人材育成のあり方について解説いただきます。

株式会社アイ・ティ・アール
会長 / エグゼクティブ・アナリスト
内山 悟志 氏
大手外資系企業の情報システム部門などを経て、1989年からデータクエスト・ジャパン(現ガートナー ジャパン)でIT分野のシニア・アナリストとして国内外の主要ベンダーの戦略策定に参画。 1994年に情報技術研究所(現アイ・ティ・アール)を設立し、代表取締役に就任しプリンシパル・アナリストとして活動後、2019年2月に会長/エグゼクティブ・アナリストに就任。 ユーザー企業のIT戦略立案・実行およびデジタルイノベーション創出のためのアドバイスやコンサルティングを提供している。講演・執筆多数。
14:50~15:30 第2部
DX人財の「量」と「質」を両立させる育成戦略とは
モノづくりDXを推進するための手段としてDX人財育成に着手し、事業部の20%の社員をわずか2年間でDX人財に育成させるという高い目標を掲げた京セラ。
ITリテラシーが高くない現場社員を巻き込みながら、現在では目標を大きく上回る412名のDX人財の輩出に成功しました。
本セッションでは、DX人財育成プロジェクトを主導する「DXエバンジェリスト」のアサイン・育成方法や組織づくりの工夫をはじめとして、現場社員が複数のノーコードツールを活用しながらどのように業務改善効果を上げているのか、京セラ株式会社 木下様にお話しいただきます。

京セラ株式会社
機械工具事業本部 DX推進部
木下 順 氏
1996年、京セラ株式会社に入社。2012年、経営情報システム部にてM&A及びシステムPMI(Post Merger Integration)を担当。2020年、機械工具事業本部DX推進部にて、機械工具のDX戦略の策定及び人財育成を担当。2023年、ソリューションセグメント戦略室にて、京セラグループに必要なあるべきモノづくりシステム基盤の構築。
15:30~15:35 休憩
15:35~16:05 第3部
三菱重工に学ぶ DX推進部門と事業部門の協働によるDXと人材育成
お客さまに提供する価値・体験や従業員の日常業務体験をデジタル技術を活用して変革していくことは、機械製造業においても重要になってきています。 三菱重工では、2018年からデジタル技術で顧客・従業員体験をよりよくしていくこと(Digital Experience Design(DED))を旗印に、DX推進組織と事業部門が協働し、クラウドやアジャイルの恩恵を活用しながら、ローコードツールを活用した内製開発を推進しています。
本セッションでは、数名の事業部門出身者から始まったDX推進組織が、どのようなDX戦略のもと創設されたのか、いかにして規模や職能を拡大しながら部門内のDX人材を育成し内製化に取り組んでいるのか。具体的な取り組みとその効果まで、三菱重工業株式会社 山本様にお話いただきます。

三菱重工業株式会社
デジタルイノベーション本部
DPI部 SoEグループ グループ長
山本 浩道 氏
2002年、三菱重工業株式会社に入社。機械設計者として、遊戯施設や全自動無人運転車両の設計・開発に従事。2012年、新事業開発部門に異動、スマートシティプロジェクトやアジア・ASEAN地域への都市交通導入プロジェクトに従事。2018年1月よりDX推進活動を開始。CX(Customer Experience)とEX(Employee Experience)の変革に向け、内製開発への転換やアジャイル導入等を推進、2020年にkintoneを活用した従業員の日常業務改善活動を立上げ。
16:05~16:35 第4部
-座学研修のその先へ- 実践にこだわるDX人材育成プロジェクト
社内DX人材を育成するために座学研修を実施する企業が多い中、研修を通して得た知識が現場の業務改善に活かされないというお悩みを耳にします。 一方、伊藤忠丸紅鉄鋼では、受身型の研修で終わらせず、「自分たちの業務を自ら改善・改革した」と言えるような業務改善における成功体験の創出・風土醸成を重視し、独自の社内プロジェクトを実施しています。
本セッションでは、ツール定着化を二人三脚で伴走するパートナーの存在にも焦点を当てながら、DX人材育成プロジェクトを通して現場部門での内製開発をどのように実現したのか、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 宮﨑様にお話しいただきます。

伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社
IT推進部 ITソリューションチーム長代行
宮﨑 良太 氏
大手SIerにてシステム開発・プロジェクトマネージャ・ERPコンサルタントなどに従事、2014年、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社に入社。 社内システムの開発運用保守と国内外の事業会社、現地法人のプロジェクト導入、kintoneやRPA、Power Platform等のデジタルツールの展開、ペーパーレス化、DX化を担当。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。