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持続可能な未来を拓く、サステナビリティ経営の実践
~カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミー~

開催概要

開催日時

  • Online 2024年11月8日(金)14:00~15:30

開催趣旨

持続的な地球環境の存続に向けて全世界で「カーボンニュートラル」「サーキュラーエコノミー」「ネイチャーポジティブ」への取組みが活発化しています。各国・地域での法規制やESG投資に見受けられるように取り組まなければならない重要な課題となっています。

特に多くのサプライチェーンが関連する製造業においては、これらの取組みへの強化は競争力維持や持続可能な成長に欠かせない重要な経営アジェンダです。カーボンニュートラル達成に向けたCO2排出削減は、製造プロセス全体にわたる改善が求められ、サーキュラーエコノミーの観点から資源・製品の価値最大化、資源消費の最小化、廃棄物の発生抑止により循環社会に向けた推進が重要です。また、ネイチャーポジティブな取り組みを通じ、自社の事業が地球・自然環境に真摯に向き合い、積極的に貢献していくことがこれまで以上に求められています。

本セミナーでは、NECが取り組んでいる「環境経営」「製品カーボンフットプリント」「デジタルプロダクトパスポート」といった最前線のサステナビリティ経営の実践事例のご紹介から、製造業をはじめとするあらゆる企業が直面する課題や解決策について考察してまいります。本セミナーが、社会や企業の持続可能な未来を拓くご参考になれば幸いです。

概要

参加対象者

経営者、役員、経営企画、事業企画、新事業開発、研究・技術開発、財務、カーボンニュートラル、ESG、
サステナビリティ、その他各事業部門の責任者の方

参加定員

400名

申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。

参加料

無料 (事前登録制)

参加形式

オンライン配信(配信環境:Zoom)

セミナー開催当日の午前中までにセミナー受講票(受講用URL)メールをお送りします。

当日午前中までに受講票が届かない場合は、誠にお手数ですが下記セミナー事務局までご連絡下さい。
NECカーボンニュートラルセミナー事務局 Email:pfsl-contact@mlsig.jp.nec.com

同業のお客様はお断りさせていただく場合がございます。

主催

日本電気株式会社(NEC)

協力

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

 

区切り線

プログラム詳細

14:00~14:05 オープニング

14:05~14:15 <環境経営>

世界の動向とNECの取組み

世の中のサステナビリティへの取組みはダイナミックに動いています。

  • 欧州CSRD(※1)、SSBJ(※2)/有価証券報告書など、サステナ情報開示のルールが拡大
  • 企業単位だけではなく、製品やサービス単位での情報開示
  • カーボンニュートラルに加え、サーキュラー/自然資本/人権などの情報も必要
  • 投資家の注目は、目標設定から「移行計画」へ変化

試行錯誤しながら進めるNECの現状、例えば、社内体制づくりや財務影響評価、
計画策定や毎年のPDCAなどに関する工夫を共有します。

※ 1 CSRD:Corporate Sustainability Reporting Directive

※ 2 SSBJ:Sustainability Standards Board of Japan

NEC

環境経営統括部

シニアプロフェッショナル

岡野 豊

大手自動車メーカーの環境部署に14年間在籍し、世界中の工場の脱炭素/資源循環/水保全/生物多様性対策を推進。2017年より岡山県西栗倉村のスタートアップ企業の執行役員として自然資本事業部を立上げ、循環型の農林水産システムを構築(鰻養殖など)。現在、NECにてサプライチェーンCO2の削減を始めとした環境戦略の策定と推進を担当。

14:15~14:55 <製品カーボンフットプリント>

製品カーボンフットプリントのNEC社内実証とアプローチ

欧州電池規則が発効され、「製品カーボンフットプリント」の開示は避けられなくなっています (※) 。一部の自動車OEMなどでは、材料・部品単位に原材料-輸配送-生産プロセス単位でCO2排出量を算出し、ホットスポットに対する削減施策の開示まで求められるケースが発生しています。この流れは他製品にも拡大すると予想されます。NECにおける社内実証とNECが考えるアプローチについて、組織・プロセス・テクノロジーの面から現場のリアルな課題や悩みを交えながらご紹介します。

※ 欧州電池規則(2023年8月発効)では、「カーボンフットプリント」など新たな要件が設けられました。2025年以降、EV向け電池を皮切りに原材料調達から廃棄・リサイクルまでのCO2排出量把握が必須となり、2028年以降、上限値を超えた製品はEUへの上市が出来なくなることが計画されています。

NEC

環境経営統括部

ディレクター

高田 典子

NEC入社後、通信関連事業部を経て環境部門へ。以来、全社環境戦略立案、環境経営監査実施、海外現地法人支援等、様々な業務に携わり、現在はエコプロダクツ開発、製品の環境コンプライアンスを統括すると同時に製品カーボンフットプリントの社内実証を推進。「紙・ゴミ・電気」の時代から気候変動対策、循環経済対策とグローバルで取り組む時代となり、ようやく本格的な環境の時代が来たと日々嬉しく感じています。

NEC

スマートインダストリー統括部

シニアプロフェッショナル

岡田 和久

グローバルサプライチェーンやスマートファクトリーで、製造業お客様に対する幅広い視点での業務改革コンサルティングに従事。現在、製造業ソリューション事業部門でカーボンニュートラル関連の事業検討を推進。IVIのカーボンニュートラルタスクフォースで副主査を務める。全能連認定マスター・マネジメント・コンサルタント資格を保有。

※ IVI:Industrial Value Chain Initiative

14:55~15:20 <デジタルプロダクトパスポート>

デジタルプロダクトパスポートの社会実装に向けた最前線

欧州では環境規則が次々と発効され、その対応を保証する「デジタルプロダクトパスポート」(DPP)の導入が始まっています。DPPによりサーキュラーエコノミー促進と新たな付加価値活用が期待される一方、日本国内外を含めたサプライチェーン全体でのトレーサビリティを実現するトラストなデータ流通が不可欠となります。NECが戦略的イノベーション創造プログラム(SIP3)(※)にて取り組んでいるプラスチック情報流通プラットフォームについてご紹介します。

※ SIP:Cross-ministerial Strategic Innovation Promotion Program

NEC

テクノロジーサービスソフトウェア統括部

上席技術主幹

阿部 晋樹

NEC入社後、コンピュータ・システム開発のアーキテクトとして、主に高可用性サーバの開発を主導。昨今はヒト・モノ・データの真正性を担保するトラスト事業の戦略立案と事業開発に奔走。最近は、データのトラスト技術を活用したサーキュラーエコノミーを実現する情報流通プラットフォーム(デジタルプロダクトパスポート)の技術開発と事業開発に注力しています。

15:20~15:30 クロージング

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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