Manufacturing DX Forum 2025
【製造業】サプライチェーン変革への経路
激動する自動車業界をヒントにする
急激な環境変化への対応を可能にするデジタル変革
開催概要
開催日時
- Online2025年2月26日(水)14:00~16:00
開催趣旨
「古き習慣の残る製造業を打ち砕き、新たな製造業へ」
製造業は、多様化する顧客ニーズを速やかにモノづくりに反映しなければ、予想をはるかに超える速さで市場から淘汰される時代を迎えています。新しい技術革新が各種進む中、時代に合わせ変化に対応する力が必要となっています。その力の源泉とは、業務のデジタライゼーションではなく、ディスラプション(=革新的イノベーション)です。
今回は特に激動している自動車業界をヒントにし、「テクノロジー」に加え、「経営」+「ビジネス」を理解した人材が、企業にどのような革新を起こすのか、そしてそういった人材をいかに育てていくのか、またそういった人材を活かすための組織作りについても各ゲスト講師が様々な「論理」と「事例」とともに考察して参ります。
まず、基調講演としては、日本のDX推進のキーマンとして経済産業省の研究会委員も務める名古屋大学の山本名誉教授をお迎えし、モノづくりにおけるDXの現在地や課題、そして解決へのアプローチなどについてお伝えいただきます。また、伝統的製造業におけるDXの挑戦として、矢崎総業 執行役員 AI・デジタル室 室長の丹下様には、デジタル人材の育成から組織作り、またデジタルを活用した新たな取り組みをお話いただきます。また協賛社講演として、日本精機のグループ会社であるNS・コンピュータサービス 小坂井様、そして日本オラクル 穂刈様・熊崎様からは、AIを活用したサプライチェーン変革の最前線をお伝えいたします。
今まさに、デジタルの最前線で奮闘されていらっしゃる講師の皆様が語るリアルなお話しから、新たな製造業の未来について考えるきっかけに出来ればと考えております。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
概要
参加対象者 |
製造業の経営層、デジタル関連部門、経営企画部門の責任者の方々 |
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参加定員 |
80名(事前登録制) ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。 |
参加料 |
無料 |
参加方法 |
オンライン配信(配信環境:Vimeo) ※本セミナーは オンライン配信となります。視聴方法はお申し込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
協賛 |
プログラム詳細
14:00~14:30 基調講演
日本の製造業(ものづくり企業)のDX実現へ ~課題整理と成功へのヒント~
顧客価値を生み、効率的で精度の高いものづくりを実現するには、デジタル技術の活用を考える前に、企業環境の課題状況を整理する必要があります。本講演では、DXの本質が企業の課題解決であり,組織変革にあることを確認するとともに、DX推進の課題と成功へのアプローチを紹介します。
具体的には、生産やモノの流れのプロセスを高精度に可視化する「生産知識図」、オペレーションプロセスの包括的な効率化を可能にする「欠陥未然防止図」,総合的なDX推進を可能にする「DXの4本柱」、DXリスクへの迅速な対応を可能にする「DX委員会」などのDX成功に向けたDXの手筋を紹介します。

名古屋国際工科専門職大学 情報工学科学科長 教授
名古屋大学 名誉教授
山本 修一郎 氏
名古屋大学 大学院工学研究科 情報工学専攻 修了。博士(工学)。NTT研究所を経て株式会社NTTデータにて要求工学、情報通信技術の研究開発に従事。名古屋大学情報連携統括本部情報戦略室 教授、大学院情報学研究科 教授として教鞭を執った後、現職。経済産業省 デジタルトランスフォーメーション研究会委員。日本におけるDX推進の旗振り役の一人。「DXレポート 『2025年の崖』克服とDXの本格的な展開」(経済産業省)を策定。電子情報通信学会業績賞、情報処理学会業績賞、逓信協会前島賞を受賞。
14:30~15:00 協賛社講演1
変化対応力と企業競争力を強化するSCMシステム刷新に向けて
自動車部品製造メーカー様の業務・ビジネス変化の課題やIT課題など様々な観点でのご相談をうける事があります。
将来のSCM基幹システムを考えるには、これまでの延長線上での効率化や改善されたシステム刷新ではなく、これから先の10年はSoftware Defineとなり、自動車業界がハイテク業界にような他業界の要素も含めてデザインしていく必要が感じられます。
変化対応力と企業競争力を強化するSCMシステム刷新に向けたソリューションをご紹介いたします。

日本オラクル株式会社
インダストリーSE本部 ビジネスソリューションリード
穂刈 顕 氏
国内IT企業にて海外ERPのソリューション営業・導入・サポート業務に従事し、1996年日本オラクル入社し、主に製造業を中心としたお客様に対する提案・プリセールス活動を行う。

日本オラクル株式会社
SCM/PLMソリューション部 マスタープリンシパルソリューションエンジニア
熊崎 裕士 氏
1999年日本オラクル入社後、約3年間のERP導入プロジェクトへの参画を挟み、主に製造業を中心としたお客様に対するSCM領域の提案・プリセールス活動を行う。
15:00~15:20 協賛社講演2
自動車部品業界向けテンプレートによるクラウド時代のSCMシステム刷新
サプライチェーン領域をクラウド時代へ導くために、自動車部品業界へのERP導入経験に基づくテンプレートと、お客様プロジェクトを成功に導くサービスについてご紹介いたします。

株式会社NS・コンピューターサービス
民需ソリューション本部 第1民需ソリューション部 部長
小坂井 孝哲 氏
NS・コンピュータサービス入社後、親会社(日本精機株式会社)システム基盤保守担当を経てOracle ERPビジネスに従事。SCM領域のコンサルタント、プロジェクトマネージャーとして自動車部品製造業他複数顧客の基幹システムの立ち上げに携わる。2023年より部長職として、ERPコンサルティング部門を牽引。
15:20~16:00 特別講演
矢崎グループのDX戦略、DX組織戦略
矢崎グループのDX組織は、外部のコンサル会社や外資IT会社からの採用を重視しています。同時に「部門のビジョン」「人事評価制度」まで、製造業である矢崎本体に沿うように変え、独自のDX組織を作り上げました。
同時に矢崎本体との連携を最重視し、信頼関係を基本に動いています。その実現プロセスについてご説明いたします。

矢崎総業株式会社
執行役員
AI・デジタル室 室長 兼 情報システム統括室 室長
丹下 博 氏
2006年 日本オラクル 執行役員 戦略担当 兼 西日本支社長。オントロジーを使用したデータ統合基盤の会社を創業し売却。2016年 矢崎グループ入社。矢崎グループの中でAIプロジェクトを開始し、現在AI・デジタル室副室長。2023年より情報システム統括室 室長。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
※ 本イベントは、2024年11月18日に開催いたしました「Automotive Digital Forum 2024」を一部再編集したイベントとなります。