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FUTURE OF RETAIL&SERVICE 2025 人口減少時代の成長戦略 ~小売・サービス業の“生産性向上”と”顧客価値向上”

Guest Speakers

経済産業研究所 特別上席研究員

機械振興協会経済研究所 所長

森川 正之

ロイヤルホールディングス株式会社

代表取締役会長

京都大学経営管理大学院 客員教授 

菊地 唯夫

株式会社エディオン

取締役副社長執行役員 IT戦略管掌

金子 悟士

株式会社トモズ

取締役商品部分掌 兼

営業推進部分掌 兼 CDO

渡瀬 康生

開催概要

開催日時

  • 東京2025年5月15日(木)14:00~17:10(受付開始 13:30~)
  • Online2025年6月19日(木)14:00~17:40(配信開始 13:45~)

開催趣旨

日本は今、かつてない人口減少時代を迎えています。特に小売・外食・サービス業界では、深刻な人手不足や消費者減少による市場の縮小に加え、物価高や賃上げ圧力が経営に大きな影響を与えています。こうした厳しい環境の中、多くの企業がデジタル化への波に乗り、業務効率化や生産性向上に取り組む一方で、目先の効率化を優先するあまり、サービスの質が低下し、結果として顧客離れや収益減少につながるケースも少なくありません。

この人口減少時代、企業が持続的な成長を遂げるには、データやAIを活用し、時代の変化や顧客ニーズを的確に捉えながら、顧客を起点に新たなビジネスモデルを確立し、サービスの質を維持しながら生産性を向上させることが不可欠です。そして、その実現に向けて、従業員一人ひとりの価値をどれだけ最大化できるかがカギを握っています。先進企業の中には、全社的なデータ活用や生成AIの導入を通じて新たな価値創出を進め、従業員の付加価値を引き出しながら、生産性向上を実現する取り組みによって、顧客に選ばれている企業が存在しています。また、戦略的縮小や海外展開など、自社に最適なビジネスモデルへと変革を遂げ、収益を拡大している企業も出てきています。

2025年の「FUTURE OF RETAIL&SERVICE」では、人口減少時代における成長戦略をテーマに、小売・サービス業界の”生産性向上”と”顧客価値向上”にフォーカスし、専門家や経営者、変革リーダーの皆様をお招きし、これからの経営/マネジメントのあり方や実践的なアプローチについて考察してまいります。今回はリアル(来場型)開催だからこそ、ここでしか聞けない豪華ゲストの成功談や失敗談を交えながら、参加者の皆様のご質問にもお答えし、徹底議論を行います。

概要

参加対象者

小売・外食・サービス業界等の経営層、役員、CxO、
経営企画/デジタル戦略部門、営業/マーケティング部門、情報システム部門、
その他 事業部門等の管理職やリーダーの方々
同業界において生産性向上や価値創出等に課題をお持ちの方

参加料

無料 (事前登録制)

開催形式

会場へのご来場:50名

オンライン配信:100名 5/15 会場開催の講演を配信  オンライン限定セッションあり

申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。

ご参加対象外の方にはお断りさせていただく場合がございます。

受講証または視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

ゴールドスポンサー

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社

会場

ステーションコンファレンス東京 6階605

東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー4~6F

東京メトロ東西「大手町駅」B7出口直結

JR「東京駅」日本橋口直結(新幹線日本橋口改札徒歩1分、八重洲北口改札徒歩2分)

区切り線

プログラム

14:00~14:30 基調講演

小売・サービス産業の”生産性”を考える
〜エビデンスに基づく生産性向上の課題〜

  • 労働力不足の深刻化、物価・賃金の上昇
  • 小売・サービス産業の生産性の実態
  • サービス・イノベーションと新陳代謝
  • 小売・サービスのマネジメントを担う方々への期待

経済産業研究所 特別上席研究員

機械振興協会経済研究所 所長

森川 正之

経済産業省、経済産業研究所(RIETI)副所長・所長、一橋大学教授などを経て現職。経済学博士(京都大学)。主な研究分野は、経済政策、産業構造、生産性(特にサービス産業)、労働市場、不確実性。主な著書として、『サービス産業の生産性分析』(日本評論社, 2014年)、『サービス立国論』(日本経済新聞出版社, 2016年)、『生産性 誤解と真実』(日本経済新聞出版, 2018年)、『不確実性と日本経済』(日本経済新聞出版, 2025年)。

』

著書:『生産性 誤解と真実』(日本経済新聞出版, 2018年)

著書:『不確実性と日本経済』(日本経済新聞出版, 2025年)

講演のポイント

日本の経済成長率を高めるため、生産性向上の必要性が指摘されてきました。また、労働力不足が深刻化する中、小売・サービス産業では、生産性向上が喫緊の課題になっています。最近は、物価上昇に負けない賃金引き上げという観点からも、生産性向上への関心が高まっています。小売業をはじめサービス産業の多くは「生産と消費の同時性」という特徴があり、製造業とは違った難しさがあります。セルフレジの拡大、サービスロボットの導入などの取り組みが進んでおり、人工知能やビッグデータを活用する余地も大きいと考えられます。本セッションでは、サービス産業の生産性研究の第一人者である森川様をお招きし、小売・サービス産業の生産性の実態や課題についてお話しいただきます。

14:30~15:00 トレンド講演Ⅰ

変化を捉えた顧客価値の創出

  • 人口減少の現状と課題
  • 消費者意識・購買行動の傾向
  • 今後の企業成長に向け取り組むべきテーマ

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社

執行役員

三宅 佐衣子 氏

コンシューマービジネス&トランスポーテーションユニットのユニットリーダーおよびコンサルティングビジネスのセクターリーダーとして、小売・流通、運輸・ホスピタリティサービス業界を中心に、企業のビジネス変革に従事。戦略立案から変革推進、特に、デジタル化に伴う顧客戦略や構想策定、構想の具現化に向けたオペレーション改革、システム化の実行支援を手掛ける。直近では、コンシューマーの動向を捉えるべく、国内消費者・富裕層・Z世代の購買行動調査を通して、消費者の価値観や消費意向に関するインサイトの導出をリードしている。

講演のポイント

生産・消費の両面において大きな影響を及ぼす人口減少を前に、日本の小売・サービス業界は、待ったなしの対応が求められています。少子化・高齢化、労働市場の流動化、都心部への人口集中による地域間格差の拡大、外国人の増加といった変化と並行して、消費者のライフスタイルや購買にまつわる意識・行動もここ数年でも変化しており、それらに対応した顧客価値の創出が、企業成長のドライバーとして重要なテーマとなっています。本講演では、海外の状況も交えてこれらの変化を整理のうえ、今後どのような世の中になっていくことが想定され、それに対して今後、日本の小売・サービス企業がさらに成長するためには、何を優先すべきかを考察します。

15:00~16:00 特別ゲスト講演/Q&A

人口減少時代の持続的成長戦略
~実践事例から紐解く、これからの経営~

  • 外食産業(サービス産業)を取り巻く環境・ジレンマ
  • これからの成長戦略の方向性(事業別でみる成長戦略の事例)
  • 生産性向上と付加価値創出の両立に向けて(自動化・テクノロジー活用など)
  • 今後のビジョン(産業の未来と経営者が持つべき視座)

【後半10分間:Q&Aセッション(5/15のリアル開催のみ)】

※ご来場の方からのご質問に回答いただきます。

ロイヤルホールディングス株式会社

代表取締役会長

京都大学経営管理大学院 客員教授 

菊地 唯夫

1965年神奈川県に生まれる。1988年早稲田大学政治経済学部卒業後、日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)に入行。1993年フランスESSEC経済商科大学院大学(ビジネススクール)卒業。頭取秘書役などを経て、2000年にはドイツ証券に転じ、投資銀行本部ディレクターを務めた。2004年執行役員総合企画部長兼法務室長としてロイヤル株式会社(現 ロイヤルホールディングス株式会社)入社。2010年代表取締役社長、2016年に代表取締役会長兼CEO、2019年より現職。

講演のポイント

『食とホスピタリティ』で、地域や社会を笑顔にするグループを目指し「質の成長」を実現するために、人とテクノロジーの相互作用に着目し、生産性向上や付加価値創出への取り組みを推進しているロイヤルグループ。今、あらゆる企業が持続的成長に向けて経営のあり方を模索する中、同社は、規模と価値の関係性に着目し、ポートフォリオを活用して持続的成長に取り組んできました。現在ではコロナ禍前の水準を上回る推移で成長を続けています。本セッションでは、同社の経営を牽引する菊地会長をお招きし、人口減少時代に最適な経営のあり方、そして、生産性向上と付加価値創出を実現するためのヒントについて、実践事例を交えお話しいただきます。

16:00~16:10 休憩

16:10~17:10 パネルディスカッション(※オンライン 16:40~17:40)※オンライン配信の方には16:10~16:40 トレンド講演Ⅱをご用意しております。詳細は下段をご確認下さい!

エディオン×トモズの事例から考察!
お客様起点のDX/データ戦略の最前線
〜生産性向上とサービスの質向上の両立へ〜

  • 各社のDX/データ活用の全容
  • 業務効率化や生産性向上への取り組みとその効果
  • 推進のポイント、組織マネジメントや人材育成
  • 参加者からのQ&A(※ご来場の方からのご質問に回答いただきます。)

【株式会社エディオン】

「お客様の豊かな暮らしを永続的に支える企業」を掲げるエディオン社では、スタッフがよりお客様と向き合い、価値を提供するために、DXを推進しています。タブレットPOSの導入や業務の電子化、店舗データの可視化/分析などの店舗改革をはじめ、IT技術を活用し、常識に捉われない取り組みを進めています。今回は同社のデジタル/IT戦略を主導する金子様をお招きし、現場の課題解決に向けた具体的なアプローチや推進のポイント等について、事例を交え伺ってまいります。

【株式会社トモズ】

首都圏を中心に店舗網を広げるトモズ社。「VISION2026みんなを笑顔に変えるトモズ発の『かかりつけドラッグストア』を創る」の実現に向け、TDX(トモズデジタルトランスフォーメーション)を推進しています。業務生産性向上、付加価値向上、ビジネスモデル変革など、今後の経営を支えるプロジェクトは多岐にわたります。今回は同社のCDOである渡瀬様をお招きし、具体的な取り組み事例や得られた成果、そして、TDX推進におけるポイントなど、マネジメントのヒントを伺ってまいります。

株式会社エディオン

取締役副社長執行役員 IT戦略管掌

金子 悟士

広島大学大学院、知能情報工学(AIアーキテクチャ研究室)修了。在学中i-modeを使ったクラウドサービス会社を起業。卒業後、日本オラクルに入社。飲料メーカーの需要予測システム構築にエンジニアとして携わる。2001年に渡米しOracle Corporationに入社。2006年、EC事業者のDXをサポートするSaaSベンダーを起業。2007年よりLoudmouth Brands, LLC (旧Loudmouth Golf, LLC)の最高情報責任者、最高戦略責任者などを歴任し、事業戦略、サプライチェーン、受注管理、業務プロセスDXに従事。シリコンバレーにて、ソフトウエア技術者、開発チームのマネージメント、企業経営など、約20年間従事。2019年に株式会社エディオンに入社。物流、営業、ITなどの担当役員を歴任。現在、EDIONクロスベンチャーズ代表を兼務し、EDIONグループのDX推進、プロスポーツチーム向けのファンビジネスパッケージ、子供教育向け会員管理サービス、多業種へネットワークやセキュリティシステムなどを提供。

株式会社トモズ

取締役商品部分掌 兼

営業推進部分掌 兼 CDO

渡瀬 康生

1993年株式会社セブン-イレブン入社。2007年からオペレーション本部にて、西東京ゾーン、関西ゾーン、埼玉ゾーンのゾーンマネジャーを歴任。2017年に株式会社トモズに入社。営業推進部分掌役員を経て、2019年より取締役店舗運営部長に就任。2021年にはCDO(チーフデジタルオフィサー)として、社内DXを目的とした社長直轄のトモズDXプロジェクト(TDX)を立ち上げ。デジタルマーケティングによるプロモーション全般の最適化や店舗業務・社内業務のデジタルシフトを推進し、業務効率化を促進。2024年より現職。

16:10~16:40 <オンライン限定セッション> トレンド講演Ⅱ

調整中(乞うご期待)

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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