イノベーションを通じた社会課題起点の事業変革
~最新調査と先進事例を基にした社会的価値と経済的価値の創造の要諦~
開催概要
開催日時
- Online 2025年4月17日(木)15:30~18:05
- On demand2025年4月21日(月)9:00~2025年5月20日(火)23:59
※【申し込み締め切り】 Online:2025年4月16日(水)17:00 まで / Ondemand:2025年5月16日(金) 23:59 まで
開催趣旨
昨今、企業の持続的な成長に向け、社会的価値と経済的価値を同時に実現するCreating Shared Value(以下、CSV)による事業創出の取り組みが増えています。
CSVによる事業創出は、通常の事業開発と比較し社会的価値の創出が求められるため、単に一般的な事業開発の手法を当てはめるだけではうまくいきません。また、社会的価値と経済的価値というトレードオフになり得る二つの要素を両立させることは極めて難しく、それゆえ、成功を収めている企業が少ないのが現状です。
アビームコンサルティングでは、CSVによる事業創出における成功・失敗企業の事例調査とクライアントの支援実績から、社会的価値と経済的価値を同時に実現する独自の方法論・知見を有しています。
本セミナーでは、実際にCSV事業を新たに立ち上げ、社会的価値と経済的価値を同時に実現している村田製作所・安藤正道氏(執行役員 技術・事業開発本部 事業インキュベーションセンター センター長、株式会社ピエクレックス 取締役CTO)をゲストにお招きし、CSVによる事業創出に取り組むべき意義やその推進策についてお話しいただきます。また、アビームコンサルティングの調査・支援事例の知見を交えながら、CSVによる事業開発の成功確率を高めるポイントをより具体的にお伝えします。
概要
参加対象 |
社会課題起点で新規事業開発が求められている企業のキーパーソンの方 ・事業部の事業企画部門、コーポレートの事業開発組織、 |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
参加定員 |
200名 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。 |
参加形式 |
オンライン・オンデマンド配信 ※本セミナーは オンライン配信となります。視聴方法はお申し込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
申し込み締め切り |
Online:2025年4月16日(水)17:00 まで Ondemand:2025年5月16日(金) 23:59 まで |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
プログラム詳細
第一部
15:30~15:40 Opening
アビームコンサルティング株式会社
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15:40~16:10 基調講演
4つの葉でモーメンタムポイントを目指す、村田製作所の事業インキュベーション
事業創出では、テクノロジー、ストラテジー、タイミング、ハートの4つの要素が重要です。基本的に安定を求めている人が多い大企業では困難に立ち向かう「ハート」の構築が難しいです。将来の市場ニーズを見極め新たな価値を創出するには多くの挑戦と試行錯誤が必要となります。これは強いハートのあるチーム作りを先行させないと達成できません。この壁を突破することが、新規事業成功の鍵と考えています。

株式会社村田製作所
執行役員 技術・事業開発本部
事業インキュベーションセンター センター長
株式会社ピエクレックス 取締役CTO、
関西大学連携大学院客員教授
安藤 正道 氏
1988年入社。1990年TM二重モード誘電体共振器を使用した世界最小の携帯電話基地局向けマイクロ波フィルタの開発に単独で成功し事業化、2004年まで開発と事業に従事。2007年から圧電性ポリ乳酸(PLLA)の研究開発に挑戦しセンサの商業化に成功。2016年PLLA繊維の電気抗菌効果を発見、2020年株式会社ピエクレックスを設立し取締役CTOに就任。2021年から現職。
16:10~16:40 インサイト発表
最新調査結果から学ぶCSV事業の成功の鍵
昨今事業を通じた社会課題解決が注目されている一方で、社会的価値と経済的価値を両立させたサステナブルな事業を創出することには様々な難所が付きまといます。こうした難所について、アビームコンサルティングが独自に行った最新調査結果を基に、成功/失敗企業の違いからCSV事業創出に向けた成功の鍵をお伝えします。

アビームコンサルティング株式会社
顧客価値創造戦略ユニット兼
サステナビリティユニット
シニアマネージャー
齋藤 直毅
アビームコンサルティングで10年以上にわたり、企業・官公庁・NPO/NGO等の幅広いセクターのコンサルティングに従事。CXO等を対象に成長戦略策定・新規事業立ち上げ・経営企画等の企業のトップライン向上テーマを中心に、経営改革全般に関わる支援を多数経験。企業の社会的価値と経済的価値の融合に向けた変革の支援も多数実施。
16:40~16:50 休憩
第二部
16:50~17:10 事例紹介
共創パートナー含めたエコシステム設計とテクノロジーを用いた社会課題解決事例
- 地方創生を推進する新サービス構想事例
自社の強みが活きる事業戦略構想を基に、地域特性を踏まえた "街モデル" を設計・導入した事例から、共創先の選定や地域特性に合わせた個別の新たなサービス設計のポイントをお伝えします。 - スタートアップとの共創事例
地方自治体が持つ地域の課題に対して、デジタルソリューションに強みを持つスタートアップ共創により、取り巻く各ステークホルダーの課題解決を推進した事例から、スタートアップに対する目利き力や巻き込み方、共創ビジネスの設計ポイントをお伝えします。

アビームコンサルティング株式会社
未来価値創造戦略ユニット長
執行役員 プリンシパル
橘 知志
メーカー系SI会社を経て、アビームコンサルティングに入社。
製造業、卸売業、流通・サービス業、通信業、金融業、公共等の多彩な業界の多くの企業を対象に、様々な業界向けにデジタル技術やデータを活用した新規事業開発、未来産業の構想、新サービス開発、現場改善、デジタル基盤構築やDX人材育成等を多数実施。
17:10~18:05 パネルディスカッション
社会的価値と経済的価値を両立した事業創出に向けた処方箋
村田製作所のCSVを担うηプロジェクトで事業推進してきた安藤正道氏と、アビームコンサルティングからCSV事業の構想策定支援を行う斎藤岳、AI・データ活用を通じたソーシャルインパクト創出支援を行う西岡千尋で、「社会的/経済的価値の両立を実現したビジネスコンセプト/ビジネスモデル創出」及び「CSV事業の価値の可視化・訴求」などのポイントについてディスカッションを通じて、事業推進に向けたヒントを学んでいきます。

株式会社村田製作所
執行役員 技術・事業開発本部
事業インキュベーションセンター センター長
株式会社ピエクレックス 取締役CTO、
関西大学連携大学院客員教授
安藤 正道 氏

アビームコンサルティング株式会社
顧客価値創造戦略ユニット長
企業価値向上戦略ユニット長
執行役員 プリンシパル
斎藤 岳
コンサルティングファームを経て現職。製造業、情報通信業、サービス業、総合商社、小売・卸業、独立行政法人といった幅広い業種に対し、戦略策定および戦略実現支援のコンサルティングプロジェクトを30年近くに渡り実施。

アビームコンサルティング株式会社
デジタルテクノロジービジネスユニット
Artificial Intelligence Leapセクター長
執行役員 プリンシパル
西岡 千尋
コンサルティングファームのマネジングディレクター、チャットボット開発企業のCDO(最高デジタル責任者)を経て、アビームコンサルティング入社。AI Leapセクター長として、テクノロジーとイノベーションによる社会貢献を進めるとともに、クライアント企業のDXやデータドリブン経営の実現を支援。

モデレーター
アビームコンサルティング株式会社
顧客価値創造戦略ユニット兼
サステナビリティユニット
シニアマネージャー
齋藤 直毅
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。