CIO・CISOラウンドテーブル2025 in 東京
企業のAI導入時における
業務効率化・競争優位性の確立、リスクへの対応について
SPECIAL SESSION

栗原 聡 氏
慶應義塾大学理工学部 教授
人工知能学会 会長

成田 敏博 氏
日清食品ホールディングス株式会社
執行役員 CIO グループ情報責任者

東 立 氏
三菱電機株式会社
デジタルイノベーションセンター
ビジネスインテリジェンス戦略推進部 部長
開催概要
開催日時
- 東京 2025年9月5日(金)15:00~17:50(受付開始 14:30~)/交流会・レセプション 17:50~18:50
開催趣旨
近年、大手企業や一部のデジタル先進企業を中心にAIが積極的に導入され、業務効率化・競争優位性の確立に向けて具体的な用途・信頼の置き方・最大限に価値を発揮する職域など更なる議論が繰り替えされています。その一方で、AIの活用に際し、その正確性についての懸念はもちろん、個人情報漏えい・セキュリティ対策は必須であり、これらを組織がどのように管理し、セキュリティ全体を強化していくのか、そのために求められるプロセス、テクノロジー、人材の確保が示唆されています。
企業がAIの持つ、大きな可能性を引き出していくには、正しいデータを収集し、全てのデータに安全にアクセスできることが重要となります。いわゆる、社内の特定の部門・組織が持つ情報を、他の部署が利用できない状態である“データサイロ”は即刻解体し、データを一本化させていくことはもちろん、フィッシング・ソフトウェアの脆弱性・ランサムウェア攻撃などに対し、しっかりとした体制を整えることが今後、ますます重要となってまいります。
今回のラウンドテーブルでは、基調講演に慶應義塾大学理工学部 教授、人工知能学会 会長の栗原 聡氏をお招きし、企業のAI導入時において収集すべきデータと懸念すべきリスクへの対応についてお話しいただきます。事例講演では、日清食品ホールディングス 執行役員 CIO グループ情報責任者 成田 敏博氏と三菱電機 デジタルイノベーションセンター ビジネスインテリジェンス戦略推進部 部長 東 立 氏をお招きし、AI活用の具体的事例について、ご紹介をいただきます。その後のディスカッションでは、AI活用における今後の可能性について皆様と議論を進めてまいります。Ivantiからは、AI導入におけるセキュリティリスク軽減方法について説明します。
概要
参加対象者 |
企業のCIO、CISO、情報システム・セキュリティ・DX担当の役員・部門長など |
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参加料 |
無料ご招待 |
参加定員 |
20名(事前登録制) ※対象を限定したイベントとなります。 ※申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。 |
開催形式 |
来場型 少人数制ラウンドテーブル形式 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
会場
赤坂インターシティコンファレンス 3F「Boardroom」
東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 3F
東京メトロ 銀座線・南北線「溜池山王駅」9番出口より徒歩2分
東京メトロ 銀座線・南北線「溜池山王駅」14番出口(バリアフリー)より直結
(※14番出口は銀座線改札口より約5分、南北線改札口より約7分)
会場MAP
大阪でも開催いたします。開催概要・プログラムはこちら。
プログラム詳細
15:00~15:05 オープニング

Ivanti Software株式会社
執行役社長
山西 毅
15:05~15:25
参加者自己紹介
※貴社の現在の状況や、ご参加の動機、何をお持ち帰りになられたいのか等、発表いただきます
15:25~15:45 基調講演
イノベーション多産な日本とするためのAI活用とは?
資源も無く、グローバル経済においても劣勢に立たされている日本、このような状況下で企業がイノベーションを起こし、新しいモノを創り出し、そのうえで効率化をはかっていくには、AIの効率的な活用は、もはや必要不可欠な事項であると言えます。しかしながら現在のAIが単独でイノベーションを起こすことはできません。講演では、異なる文脈やバラバラなアイデアを、どのように繋げて新たな価値を生み出していくのか、人とAIのコラボレーションにより生まれるイノベーションの力について、お話しをいただきます。

慶應義塾大学理工学部 教授
人工知能学会 会長
栗原 聡 氏
慶應義塾大学理工学部 教授、人工知能学会 会長、慶應義塾大学共生知能創発社会研究センター センター長。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。NTT基礎研究所、大阪大学、電気通信大学を経て、2018年より現職。科学技術振興機構(JST)さきがけ「社会変革基盤」領域統括。オムロンサイニックエックス社外取締役、総務省・情報通信法学研究会構成員など。マルチエージェント、複雑ネットワーク科学、計算社会科学などの研究に従事。著書『AIにはできないー人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性』(角川新書)、『AI兵器と未来社会キラーロボットの正体』(朝日新書)、編集『人工知能学事典』(共立出版、2017)など多数。
15:45~16:05 事例講演1
グループ全社のデータ分析力向上へ、「生成AI×データ活用」の新たな実践
日清食品では、独自に構築した生成AIチャットツール「NISSIN AI-chat」をグループ全社4800人で活用され、2023年からは、生成AIをデータ活用の取り組みに加え、大規模データベースからAIが自動でレポーティングする仕組みの構築を進めておられます。講演では、社内のさまざまな部門でデータ分析・活用が行われるレベルを目指し、「限定的」から「組織的な強化」に向けたレベル向上、今後は各部門にも展開し、全社的・組織的なデータ活用を促していくための施策などについて、お話しいただきます。

日清食品ホールディングス株式会社
執行役員 CIO グループ情報責任者
成田 敏博 氏
1999年、新卒でアクセンチュアに入社。 公共サービス本部にて業務プロセス改革、基幹業務システム構築などに従事。2012年、ディー・エヌ・エー入社。グローバル基幹業務システム構築プロジェクトに参画後、IT戦略部長として全社システム企画・構築・運用全般を統括。その後、メルカリ IT戦略室長を経て、2019年12月に日清食品ホールディングスに入社。2022年4月より現職。
16:05~16:15 休憩
16:15~16:35 事例講演2
「製造業で生成AIを使い倒す」~典型的なモノづくり企業での取組~
三菱電機では、2024年2月に生成AIをはじめとした「AI利活用の戦略」をコーポレート全体で考える「AI戦略プロジェクト」を立ち上げ、「戦略チーム」と「実働チーム」に分かれてAI活用を推進されています。東氏は本年4月に同社へジョインされる前より、日本を代表する老舗の製造業で、AIやDX推進をリードしてこられました。講演では、現在進行形で行われている同社の生成AIを活用した付加価値の提供、開発や設計、製造のリードタイムの短縮、生成AI活用による業務効率化など、お話しいただきます。

三菱電機株式会社
デジタルイノベーションセンター
ビジネスインテリジェンス戦略推進部 部長
東 立 氏
豊田合成 IT推進部主監 兼 デジタルラボディレクターを経て、2025年4月より三菱電機 デジタルイノベーションセンター ビジネスインテリジェンス戦略推進部 部長。大手メーカーやコンサルティング会社でソフトウエア開発、データサイエンス、企画等に携わり、現在はセミナー講師や大学の講義、カンファレンスの講演登壇等も行う。著書に『人工知能を活用した研究開発の効率化と導入・実用化』(共著・技術情報協会)、『機械学習・ディープラーニングによる“異常検知”技術と活用事例集』(共著・技術情報協会)がある。
16:35~17:50 ディスカッション
企業のAI導入時における業務効率化・競争優位性の確立、リスクへの対応について
ご講演者の方々をモデレーター・コメンテーターに、ご参加者の皆様が、自社で抱えておられる課題の解決に向けた情報交換の場としてディスカッションを実施します。現在、直面しておられる悩み・課題を共有いただき、目指すべき方向性や対応策など、ディスカッションを通じ、より具体的な「ヒント」や「気付き」をお持ち帰りいただきます。
※冒頭でIvantiから、AI導入におけるセキュリティリスク軽減方法について説明します。
会場:赤坂インターシティ/Boardroom

モデレーター
慶應義塾大学理工学部 教授
人工知能学会 会長
栗原 聡 氏

コメンテーター
日清食品ホールディングス株式会社
執行役員 CIO グループ情報責任者
成田 敏博 氏

コメンテーター
三菱電機株式会社
デジタルイノベーションセンター
ビジネスインテリジェンス戦略推進部 部長
東 立 氏
17:50~18:50 交流会・レセプション
18:50 終了
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。