データモダナイゼーション・フォーラム2025
AI×データドリブン経営の実装
~ビジネス成果に直結するデータ整備・統合の実践のポイント~
開催概要
開催日時
- 東京 2025年7月30日(水)15:00~19:00
(受付開始 14:30~)
開催趣旨
近年、デジタル化の加速により、企業のDXや生成AIの活用が急速に進展しています。
その結果、企業活動のあらゆる場面で膨大なデータが生成され、今後数年間でデータ量はさらに爆発的に増加すると予測されています。実際、現在流通しているデータの約90%は、過去2年間に生成されたものであるという調査結果もあります。
こうしたデータを活用し、経営や業務の意思決定を行う動きが広がる一方で、「そのデータは本当に正しく、信頼できるものなのか?」という根本的な問いが突きつけられています。
低品質なデータに基づく意思決定は、誤った判断や機会損失を招き、企業に甚大な影響を及ぼしかねません。いまや、データの品質管理や可用性の担保は、情報システム部門やIT部門だけの課題ではなく、全社的かつ戦略的に取り組むべき経営課題となっています。
とりわけ、AIの活用が加速する現在においては、「AIに適したデータ基盤」の構築がかつてないほど重要になっています。AIの判断精度やアウトプットの品質は、入力されるデータの正確性や鮮度に大きく左右されるためです。適切な意思決定や業務の効率化、さらには価値創出を推進していくには、質の高いリアルタイムデータの整備と活用が不可欠といえるでしょう。
そのためには部署ごとにサイロ化されたデータを統合し、一貫性のある形式に整える必要があります。その上で、ガバナンスを備えた高品質なデータ基盤、すなわち「最新かつ正確な情報が一元的に管理された状態」を構築することが、AI活用の土台となり、業務効率化や生産性向上、正確な意思決定につながるのではないでしょうか。
本イベントでは、パネルディスカッションを通じ、AI新時代におけるデータ基盤構築のポイントやデータを活用した価値創出の事例を紹介いたします。また、分科会セッションでは、データ整備・統合を支援する最新ソリューションの紹介を通じて、企業の競争優位性の強化につながる「デジタル×AI時代」にふさわしいデータ基盤構築の在り方について多角的に考察していきます。
概要
参加対象者 |
企業の経営層、役員、CIO/CDO、IT/情報システム部門、経営企画/DX/デジタル部門、 |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
参加定員 |
100名 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。 |
開催形式 |
リアル開催 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
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協賛 |
株式会社アシスト、株式会社インサイトテクノロジー、 アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社、Snowflake合同会社 |
企画・運営 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
会場
東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング 4F
東京メトロ 日比谷線・千代田線「霞ケ関駅」C4出口直結
東京メトロ 丸ノ内線「霞ケ関駅」B2出口より徒歩5分
東京メトロ 銀座線「虎ノ門駅」9番出口より徒歩3分
都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩3分
プログラム詳細
15:00~15:40 基調講演
データモダナイゼーションで拓く未来~AI時代の新データ戦略~
- AI技術進化のトレンド
- データモダナイゼーションの本質と実践
- 今後のAI進化を見据えた次世代データ戦略

IDC Japan株式会社
リサーチマネージャー Infrastructure & Devices, Research
鈴木 康介 氏
2002年のIDC入社以来、ストレージ市場、特にストレージソフトウェアとストレージサービス分野を担当。2019年からはデータ管理ソリューション全般へと調査範囲を広げ、現在は、データベース、データ統合/インテリジェンス、データセキュリティといった分野におけるAI技術進化の影響を中心に調査を行っている。IT業界で30年以上の経験を有しており、IDC入社以前、IBMではLSI設計エンジニア、およびマイクロエレクトロニクス部門とHDD部門のフィールドアプリケーションエンジニアとして勤務。
15:40~16:50 パネルディスカッション
AI新時代におけるデータ活用戦略
~ビジネス成果に直結するデータ整備・統合の実践のポイント~ (仮)
- データ戦略における各社の取り組みと課題(リアルとギャップ)
- 課題から見えるデータ活用のポイントと実行に繋がる仕組み・組織づくり
- 「デジタル×AI時代」における“使えるデータ基盤”の在り方

東日本旅客鉄道株式会社
マーケティング本部
戦略・プラットフォーム部門
データマーケティングユニット 担当部長
渋谷 直正 氏
2002年に日本航空(JAL)に入社し、09年からWeb販売部に。月間2億ページビューに上るJALホームページのログ解析や顧客情報分析を担当し、売り上げ向上などの成果を上げた。14年、日経情報ストラテジー誌による「データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞。19年からデジタルガレージに移り、グループ全体でのデータ活用を推進するため執行役員CDOに就任。その後、21年6月より東日本旅客鉄道で現職。主にSuicaなどのデータを使った予測モデルの活用を通じてマーケティング施策を実施する他、社内のデータマーケティング分析人材教育なども行っている。統計解析や実務に役立つ分析手法に詳しく、総務省統計局や大学での講師・講演多数。

三菱電機株式会社
デジタルイノベーション事業本部
DXイノベーションセンター
データビジネス部 部長
東 立 氏
三菱電機株式会社 デジタルイノベーション事業本部 DXイノベーションセンター データビジネス部 部長。大手光学機器メーカーやコンサルティング会社でソフトウエア開発、AIサービス開発、DX推進に携わり2025年4月から現職。著書に『人工知能を活用した研究開発の効率化と導入・実用化』(共著・技術情報協会)、『機械学習・ディープラーニングによる“異常検知”技術と活用事例集』(共著・技術情報協会)等がある。2023年に株式会社データレンジャーを起業し代表取締役CEOを務める。

株式会社SUBARU
IT戦略本部 DX推進室担当部長 兼
CMzO室担当部長 兼
技術本部車両開発統括部 主査
佐々木 礼 氏
機械系大学を卒業後、自動車メーカー2社でエンジン開発を経験し、2001年に富士重工業株式会社(現:株式会社SUBARU)に中途入社。技術本部での約20年間では、第3世代水平対向エンジン(FB20・FB25)のゼロ設計や、直噴ターボエンジン(FB16DIT)の開発リーダーを務めた。2014年度には燃焼学会「技術賞」を受賞。その後、車両性能の企画立案に従事し、2021年にIT戦略本部デジタルイノベーション推進部へ異動。デジタル・データによる新しい体験価値を提供するアプリ「SUBAROAD」の企画・推進や、社内外のデータ活用に関する企画・推進業務を担当。2025年4月より現職。部門横断的なデータ利活用の推進に取り組んでいる。
モデレーター
IDC Japan株式会社
リサーチマネージャー
Infrastructure & Devices, Research
鈴木 康介氏
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講演のポイント
全社的なデータマートの構築を通じて、誰もがデータの分析・抽出を行える環境整備に取り組まれ、顧客データを活用した新たな価値創出を推進されているJR東日本の渋谷様。
また、「循環型デジタル・エンジニアリング企業」への変革を掲げ、データ分析・AI活用の専門家として、顧客データの集約から社内での共有、さらなる活用へとつなげるデータ基盤の整備をリードされている三菱電機の東様。
加えて、「全社データ統合基盤」の構築に積極的に取り組まれ、サイロ化されたデータの統合や部門間での連携・活用を推進されているSUBARUの佐々木様。
こうしたデータ基盤構築を牽引する三名のリーダーをお迎えし、AI新時代におけるデータ活用に焦点を当てながら、ビジネス成果に直結する実践的なポイントについて議論を深めてまいります。
16:50~17:00 休憩/移動
17:00~18:00 ブレイクアウトセッション ※お申込み時に参加希望のセッションをご選択ください。
18:00~19:00 懇親会
プログラム終了後、会場にて軽食とお飲み物のご用意がございます。
ご参加の皆さまとの名刺・情報交換やネットワーク構築の場としてご活用ください。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。