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人的資本経営フォーラム2025
スキルの見える化・標準化でつくる人材育成の新基盤
~成果を上げ続ける組織を支える「学びの仕組み」とは~

開催概要

開催日時

  • Online2025年9月9日(火)14:00~16:20
    (配信開始 13:45~)

開催趣旨

企業の持続的成長のために、従業員の知識やスキルを資本として捉え、その現状を可視化し、投資によって価値を引き出す「人的資本経営」への取り組みが、各社で進んでいます。2023年からは人的資本の開示が義務化されているなかで、企業競争力の根幹を担う「人材育成」項目は、投資家からの評価を高めるために非常に重要とされています。

人材育成分野の開示項目の1つである、「スキル/経験」は業務に必要なスキル向上についての取り組みを開示します。とりわけ企業価値の根幹を担う営業・サービス・顧客接点部門においては、スキルや知識が属人化しやすく、業務の停滞や品質の低下といった課題が顕在化しています。

このような中で、個人に依存しがちなスキルや知識の平準化を図り、将来的な高度化を目指して継続的に成果を上げることのできる機会や組織マネジメントが求められているのではないでしょうか。ひいては、チャレンジできる環境や成長できる学習の機会を提供することは、従業員にとっても意義が大きく、エンゲージメントの向上や離職率の改善といった効果も期待できると言われております。

本セミナーでは学習院大学の守島 基博教授をお招きし、人的資本経営を競争力に変えるための、人材マネジメント、経営層や人事の役割についてお話いただきます。後半のパネルディスカッションでは、最前線で活躍されている人事リーダーをお迎えし、人的資本経営時代における“人材開発や学びへの投資の重要性” や人材情報の可視化の必要性について議論を進めて参ります。社内に「挑戦し学び続ける文化」を醸成し、成果を上げ続ける強靭な組織構築のヒントを考察していきます。

概要

参加対象者

経営者、役員、CHRO、人事、経営企画、営業推進、営業企画、人材育成・教育を担当されている部門のご責任者の皆さま

参加定員

100名(事前登録制)

申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。

参加料

無料

参加方法

オンライン配信(配信環境:Vimeo)

本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申し込み後にご案内いたします。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

主催

モノグサ株式会社

協力

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

区切り線

プログラム詳細

14:00~14:30 基調講演

経営と人材マネジメント
~人的資本経営を競争力に結び付けていくために~

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学習院大学

経済学部経営学科 教授

一橋大学 名誉教授

守島 基博

米国イリノイ大学産業労使関係研究所博士課程修了。人的資源管理論でPh.D.を取得後、カナダ国サイモン・フレーザー大学経営学部Assistant Professor。慶應義塾大学総合政策学部助教授、同大大学院経営管理研究科助教授・教授、一橋大学大学院商学研究科教授を経て、2017年より現職。厚生労働省労働政策審議会委員、経済産業省産業構造審議会臨時委員などを兼任。2020年より一橋大学名誉教授。著書に『人材マネジメント入門』、『人材の複雑方程式』、『全員戦力化 戦略人材不足と組織力開発』(日本経済新聞出版)、『人事と法の対話』(有斐閣)などがある。

講演のポイント

人的資本経営が浸透する中、人的資本に関する情報の開示が注目を浴びています。ただ、こうした開示は、それだけでは企業の競争力には結びつきません。この講演では、人的資本経営を企業の競争力に結びつけるには何が必要かを議論します。人的資本経営が企業の競争力に繋がるために経営や人事部門が何を行うべかを考えます。

14:30~15:10 主催者講演

記憶を可視化し、スキルを標準化する:データで拓く人的資本経営の新常識

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株式会社オートバックスセブン

採用教育部 課長

野口 裕司

1995年 株式会社オートバックスセブン 入社
     関西営業部配属 カウンセラー

2009年 関西事業部 タイヤバイヤー

2012年 チェン教育部

2016年 チェングロウス出向 担当部長

2020年 人事部 課長

2025年 採用教育部 課長

現在に至る

モノグサ株式会社

VP of Business(社会人教育事業責任者)

吉川 治人

新卒で新日本製鐵株式会社(現:日本製鉄株式会社)に入社。4年間中東・北米向けの海外営業と営業チーム全体の収益マネジメント、中国・タイのジョイントベンチャー運営に従事。その後、八幡製鉄所(現:九州製鉄所 八幡地区)にて2年間の現場人事業務に従事。その後、PwCコンサルティングに転職。組織人事コンサルタントとして製造業のクライアントを中心に幅広く顧客の組織課題に向き合う。3社目では、物流系スタートアップのオプティマインドでSMB・エンタープライズ営業に1年従事した後、COOとして約2年間経営に携わる。2024年7月にモノグサにジョイン。

講演のポイント

人的資本経営が重視される現代、多くの企業が構造的な人材不足や人材流動性の高まりに直面しています。本講演では、記憶定着プラットフォームを活用し、これらの課題を解決する新たな人材育成の仕組みをご紹介します。

  • 知識の定着と可視化でスキルを標準化: 形式知やテクニカルスキルを効率的かつ再現性高く習得させ、個人の記憶定着度を可視化。これにより、従業員のスキルレベルを客観的に把握し、人材育成の精度とスピードを向上させる。
  • データに基づく人的資本ポートフォリオの構築: 可視化された記憶のステータス情報を活用することで、人材のスキルポートフォリオをリアルタイムに把握。量だけでなく質に注目した戦略的な人的資本経営を推進。
  • 記憶が行動変容を促すメカニズム: 単なる知識習得に留まらず、記憶が行動変容を促すメカニズムを解説。商談時の提案高度化や接客・オペレーション品質担保など、具体的な業務シーンでの効果を事例とともにご紹介。

15:10~15:20 休憩

15:20~16:20 パネルディスカッション

人的資本経営時代のスキル可視化と人材育成
ー“学び続ける組織”への変革

  • 人的資本開示への対応と“育成への投資”の重要性
  • スキルや経験の可視化における課題と工夫
  • 挑戦・学習を促す組織文化醸成と人事の役割

スギホールディングス株式会社

執行役員 人事・管理・リスク担当

森 茂樹

総合スーパーにて総務人事本部長や事業部長、アミューズメント会社代表取締役社長等を歴任。2017年 株式会社スギ薬局へ入社。取締役管理本部長として人事・人材開発・総務・経理部門を担当。現在、スギ薬局グループの株式会社MCS、スギスマイル株式会社の代表取締役社長を兼任。 これまでの小売業・サービス業における会社経営や人事・営業経験を踏まえ、「人=最も大切な財産」であることを根幹とした人財戦略を推進。

株式会社オートバックスセブン

採用教育部 課長

野口 裕司

モノグサ株式会社

VP of Business(社会人教育事業責任者)

吉川 治人

モデレーター

学習院大学

経済学部経営学科 教授

一橋大学 名誉教授

守島 基博

講演のポイント

中期経営計画において、経営戦略と人材戦略の連動を図り、職務別・職位別の体系的な研修整備に加え、資格取得や自己啓発学習への支援など、全社的に人材育成の基盤強化を推進されているスギホールディングスの森様。 また、若手人材への教育・育成体制の整備をはじめ、店舗現場で活用できる販売スキルの習得など、従業員一人ひとりの成長を支える能力開発に注力されているオートバックスセブンの野口様。 こうした人的資本経営の実践を牽引するお二人をお迎えし、人材育成への投資が企業成長にもたらすインパクトや、従業員のスキルアップを後押しする組織文化の醸成、人事の新たな役割について、多角的に議論を深めてまいります。

16:20 終了

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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