
開催概要
開催日時
- Online DAY 1:2025年8月26日(火)【データを「集積」する】
- Online DAY 2:2025年8月27日(水)【データを「実装」する】
- Online DAY 3:2025年8月28日(木)【データを「設計」する】
- Online DAY 4:2025年8月29日(金)【データを「統治」する】
開催趣旨
「変革の時代」において、自社の戦略策定や顧客・市場に対する洞察を深めるために、データの利活用は今後さらに重要な要素となります。一方で、データ活用を推進する、という道筋は決まってはいるものの、情報のサイロ化、人材不足、組織の価値観や文化の醸成などに課題があり、実態として進んでいないケースが散見されます。
そこでTECH+では、多くの企業が陥りがちなこれらの課題を改めて整理し、その解決策を提示しながら、迅速な意思決定や業務の改善へと結びつけるためのアプローチや考え方を参加者の皆さまへお伝えいたします。
今回で17回目となる本EXPOでは、データドリブン経営の重要性とその実践方法、そして永続的な基盤を作るデータマネジメントについて、有識者の潮流を踏まえた見識や、先進的な取り組みをしている企業事例を紹介しながら、その解決の糸口を提供します。
概要
参加対象者 |
経営層、経営企画、マーケティング、営業、ICT、情報システム、ほか各事業部門の責任者・担当者の方々 |
---|---|
参加料 |
無料(事前登録制) |
参加形式 |
オンライン配信 ※本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 |
視聴案内 |
視聴案内につきましては、主催の 株式会社マイナビ TECH+セミナー運営事務局 よりご案内いたします。 送信元: news-techplus-event@mynavi.jp ※ドメイン指定受信や迷惑メールの設定をされている方は、上記からのメールを受信可能に設定をしてください。 ※事前にご確認いただき、視聴IDが届いていない場合は上記へお問い合わせください。 |
申込締切 |
2025年8月29日(月)12:00 |
主催 |
|
協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
お問い合わせ |
株式会社マイナビ TECH+セミナー運営事務局 E-mail: news-techplus-event@mynavi.jp |
プログラム詳細
DAY 1 : 8.26(火)データを「集積」する
10:00~10:40 A-1 基調講演
行動経済学から見るデータ経営のジレンマと成功法とは。合理的な意思決定を導くヒント(仮)
Coming Soon

行動経済学博士/
行動経済学コンサルタント
相良 奈美香 氏
オレゴン大学卒業、同大学院心理学「行動経済学専門」修士課程および、同大ビジネススクール「行動経済学専門」博士課程修了。 デューク大学ビジネススクールポスドクを経て、行動経済学コンサルティング会社であるサガラ・コンサルティング設立、代表に就任。 その後、世界3位のマーケティングリサーチ会社・イプソスにヘッドハントされ、同社・行動経済学センター創設者 兼 代表に就任。 現在は、ビヘイビアル・サイエンス・グループ代表として、行動経済学を含めた、行動科学のコンサルティングを日本とアメリカを中心に世界に展開している。 まだ行動経済学が一般に広まる前から、「行動経済学をいかにビジネスに取り入れるか」コンサルティングを行ってきた。 マーケティング、リサーチ、商品設計、組織マネジメント、経営戦略など幅広い分野で行動経済学を様々な業界の企業に取り入れ、行動経済学の最前線で活躍。 自身の研究はProceedings of the National Academy of Sciencesなどの権威ある査読付き学術誌のほか、ガーディアン紙、CBSマネーウォッチ、サイエンス・デイリーなどの多数のメディアで発表される。 また、国際的な基調講演を頻繁に行い、その他にもイェール大学やスタンフォード大学、アメリカ大手のUberなどにも招かれ講演を行うなど、行動経済学を広める活動に従事している。 他、ペンシルベニア大学修士課程アドバイザーを務める。 また、PIVOTへの出演やNewsPicksでの連載掲載、東洋経済や日経ビジネスでの記事執筆など、国内主要メディアでの発信実績多数。
12:40~13:10 特別講演 A-5
AIサバイバル時代に生き残るための、AI駆動スキルの身につけ方とは?
AIがビジネスの常識となった今、私たちは「AIサバイバル時代」の渦中にいます。この時代を生き抜くために不可欠なのが、AIを自らの能力として拡張する「AI駆動スキル」です。AIに代替されない人材となるために、人間ならではの創造性をいかにして発揮するかが問われています。単なるツールとしてAIを使うのではなく、AIと共に新たな価値を創出するための思考法と、明日から実践できるスキル習得のヒントをお届けします。

AIX partner株式会社 代表取締役
三井住友カード株式会社 Head of AI Innovation
コクヨ株式会社 Executive Adviser of AI strategy
株式会社カウネット 社外取締役
株式会社マイナビ Executive AI Adviser
野口 竜司 氏
AIトランスフォーメーション支援を行うAIX partner(株)の代表取締役。三井住友カードのHead of AI Innovation、コクヨのExecutive Adviser of AI strategy、カウネット社外取締役、マイナビ Executive AI Adviserなど事業会社のAI戦略アドバイザーも務める。著書に「ChatGPT時代の文系AI人材になる」「文系AI人材になる」など。
14:20~14:50 特別講演 A-8
壁を越えて、文化へ‐東京ガスグループのデータ・AI民主化の挑戦
バリューチェーン全体でデータを活用した業務効率化と価値創造を推進する東京ガス。いかにPoC止まりから脱却し、AI・データ活用を本業に溶け込ませるかー データ・人材・テーマ・意識という“4つの壁”を起点に、分散型基盤への転換、実務伴走型の人材育成、“動ける”テーマ設計、経営トップの発信による文化醸成など、「データ・AI民主化」の加速に向けた取り組みについてご紹介します。

東京ガス株式会社
DX推進部
データ活用統括グループマネージャー
笹谷 俊徳 氏
2008年東京ガスに入社。入社以来一貫して、データ分析・数理技術を活用した業務改革・意思決定支援に従事。マーケティング、営業、サプライチェーン、業務オペレーション、人事・経営管理など、東京ガスグループの各領域に関わる数百件のデータ分析PJにデータサイエンティストとして携わると共に、近年はデータ基盤整備や人材育成など含めた全社大でのAI・データ利活用を推進。
16:30~17:00 特別講演 A-12
生成AI・データ利活用を成功に導く「3ステップ」
生成AIやデータ利活用プロジェクトにおいて、 成功する条件とは何でしょうか。本セッションでは成功に導く法則として「3ステップ」があります。さらに「3ステップ」のみならず、第三次AIブームと3年経過した生成AIブームにおける反省点、データにおける「3無い問題」、社内を取り巻く環境の「三国志」、生成AIを活用するコツとなる「3つの型」に、3つの立場から実現する3方向の組織変革など、3にまつわる内容で解説します。さらに他社の事例や具体的なエピソードを交えて、成功の法則を解説します。

AIコンサルタント
マスクド・アナライズ 氏
AIスタートアップ社員として、AIやデータサイエンスについてSNSによる情報発信で注目を集める。独立後、イベント・セミナー登壇、社内向け研修、記事・書籍の執筆、企業向け生成AIの導入活用支援などを手掛ける。支援実績はパナソニック、北海道庁、日立製作所、JR西日本、シーメンスヘルスケアなど。
著書は「会社で使えるChatGPT」「AI・データ分析プロジェクトのすべて」など。
DAY 2 :8.27(水) データを「実装」する
10:00~10:40 基調講演 B-1
生成AIが変える世界:デジタルネイチャー時代の社会とビジネス
生成AIの急速な進化は、創造、労働、コミュニケーション、そして人間の存在そのものにまで影響を及ぼし始めています。本講演では、「デジタルネイチャー」の概念を軸に、生成AIが社会・生活・ビジネスに与えるインパクトを読み解きます。 加速する技術革新の波の中で、私たちは何を失い、何を獲得するのか。人間とAIが共生する未来に向けた、ビジョンと課題を探ります。

メディアアーティスト
落合 陽一 氏
メディアアーティスト。1987年生まれ、2010年ごろより作家活動を始める。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。筑波大学准教授、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサー。写真集「質量への憧憬(amana・2019)」NFT作品「Re-Digitalization of Waves(foundation・2021)」など。2016年PrixArsElectronica栄 誉賞 、EUよりSTARTSPrize受賞、2019年SXSWCreativeExperienceARROWAwards受賞。Apollo Magazine 40 UNDER 40 ART andTECH、 Asia Digital Art Award優秀賞、文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品多数。
12:40~13:10 特別講演 B-5
AI・デジタル時代、顧客の見えにくい価値を炙り出す定量・定性データを活用したマーケティング
Coming Soon

パナソニックコネクト株式会社
デザイン&マーケティング本部
(兼)現場ソリューションカンパニー
(兼)回路形成プロセス事業部
デジタルカスタマーエクスペリエンスエグゼクティブ、ヴァイスプレジデント
関口 昭如 氏
総合電機メーカーに入社後、複数のBtoB事業製造業企業において、デジタルを中心とした、グローバルマーケティング、デマンドジェネレーション、カスタマーエクスペリエンスを牽引。現在はパナソニック コネクトにおいて、デジタルも活用した顧客価値起点のマーケティング変革を断行中。さらに全社的な部門横断でのデジタルエクスペリエンス向上にも取り組んでいる。公益社団法人 日本マーケティング協会理事。
16:30~17:00 特別講演 B-12
痺れる戦略
優れた戦略とは思わず人に話したくなるような面白いストーリーでなくてはならない。面白さのカギは意外性にある。一見して非合理だけれども、戦略ストーリー全体の文脈においてみると合理性の基盤となるような打ち手、―戦略ストーリーのクリティカル・コア―に注目し、究極の競争優位の論理を解明する。

一橋大学
PDS寄付講座・シグマクシス寄付講座 特任教授
楠木 建 氏
経営学者。一橋大学PDS寄付講座・シグマクシス寄付講座特任教授。専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理について研究している。著書として『楠木建の頭の中 戦略と経営についての論考』(2024年、日本経済新聞出版)、『絶対悲観主義』(2022年、講談社)、『逆・タイムマシン経営論』(2020年、日経BP、杉浦泰との共著)、『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(2010年、東洋経済新報社)などがある。
DAY 3 : 8.28(木)データを「設計」する
10:00~10:40 基調講演 C-1
生成AIの力で変わる産業の可能性
本講演では、生成AIブームを背景に加速するAIモデルの高度化・軽量化を中心とするグローバル開発競争の概要と、AIエージェント台頭やロボット分野への応用など最新トレンドを紹介します。
さらに、産業構造の変化や新たなビジネス機会の創出といった視点から、生成AIがもたらす社会的・経済的インパクトを解説します。スタートアップ支援、地域DX、グローバル展開といった現場での実例も交えながら、企業が競争力を高めるために備えるべき視座や、戦略的な技術実装のあり方について具体的な指針を提示します。

株式会社松尾研究所
取締役 執行役員
金 剛洙 氏
東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科を修了。シティグループ証券株式会社に入社し、日本国債・金利デリバティブのトレーディング業務に従事。その後、株式会社松尾研究所に参画し、機械学習プロジェクトの企画からPoC、開発を一貫して担当。2022年より同社取締役に就任、また生成AIに特化したVCファンドを新設。株式会社MK Capital 代表取締役社長CEO。

経済キャスター
瀧口 友里奈 氏
東京大学卒。在学中にセント・フォースに所属して以来、経済キャスターとして活動。テレビ東京『ニュースモーニングサテライト』や日経CNBC等にて、 経済分野、特にイノベーション・スタートアップ・テクノロジー領域で経営者やトップランナーを取材。東京大学大学院修士課程に在学中。“情報の力で社会のイノベーションを加速する”ことを目指し、株式会社グローブエイトを設立し、企業・アカデミアと、社会とのコミュニケーションコンテンツの制作プロデュースも行う。書籍「東大教授が語り合う10の未来予測」を編著。新メディア・アカデミアコミュニケーションプラットフォーム「アカデミアクロス」を立ち上げ、<映像×出版×イベント>を通してアカデミアと社会を繋げている。日米欧・三極委員会日本代表。 世界経済フォーラム ヤング・グローバル・リーダーズ2024(YGL)に、日本人のアナウンサー・キャスターとして史上初めて選出される。現在、経済番組のキャスターのほか、東京大学工学部アドバイザリーボードメンバー、またSBI新生銀行社外取締役なども務める。
12:40~13:10 特別講演 C-5
サイロ化を超えて ~モノづくりの現場に寄り添い共創で生み出すデータ戦略 ~
SUBARUは、新経営体制方針として掲げる「モノづくり革新」「価値づくり」の実現に向け、「データ統合基盤」の整備を進めています。長年にわたり各部門で個別に運用され、サイロ化された情報システムにおいて、共通情報を基に部門横断型視点のシステム基盤としてデータ活用できる仕組みと仕掛けの取り組みを推進しています。本講演ではデータを「繋げる」ことによるデータ利活用促進と新たな価値の創出を目指す取り組みやそこから新たに浮かび上がった課題への解決アプローチについてご紹介します。

株式会社SUBARU
IT戦略本部 DX推進室担当部長 兼 CMzO室担当部長 兼 技術本部車両開発統括部 主査
佐々木 礼 氏
機械系大学を卒業後、自動車メーカー2社でエンジン開発を経験し、2001年に富士重工業株式会社(現:株式会社SUBARU)に中途入社。技術本部での約20年間では、第3世代水平対向エンジン(FB20・FB25)のゼロ設計や、直噴ターボエンジン(FB16DIT)の開発リーダーを務めた。2014年度には燃焼学会「技術賞」を受賞。その後、車両性能の企画立案に従事し、2021年にIT戦略本部デジタルイノベーション推進部へ異動。デジタル・データによる新しい体験価値を提供するアプリ「SUBAROAD」の企画・推進や、社内外のデータ活用に関する企画・推進業務を担当。2025年4月より現職。部門横断的なデータ利活用の推進に取り組んでいる。
14:20~14:50 特別講演 C-8
データドリブン経営の中核となる「データ基盤整備」の実践・事例
日清食品ホールディングス データサイエンス室では、社内外のデータを集約したデータ基盤を構築し、業務データを横断的に活用することで、各部門のデータ活用テーマを具体化しております。
本セッションでは、データ基盤の導入から活用までの経緯と、生成AIによる分析レポートの自動生成など、AI活用の現状をご紹介いたします。

日清食品ホールディングス株式会社
執行役員・CIO(グループ情報責任者)
成田 敏博 氏
1999年、新卒でアクセンチュアに入社。 公共サービス本部にて業務プロセス改革、基幹業務システム構築などに従事。2012年、ディー・エヌ・エーに入社。グローバル基幹業務システム構築プロジェクトに参画後、IT戦略部長として全社システム企画・構築・運用全般を統括。その後、メルカリ IT戦略室長を経て、2019年12月に日清食品ホールディングスに入社。2022年4月より現職。

日清食品ホールディングス株式会社
情報企画部 データサイエンス室 係長
小郷 和希 氏
2016年、新卒で国内SIerに入社。通信事業者向けのインフラ構築プロジェクトに従事。その後、自動車メーカーでSCM領域のシステム開発等を担当。2021年、日清食品ホールディングスに入社後、社内インフラ環境の更改を担当。現在はデータサイエンス室に所属し、SCM領域のデータ活用プロジェクトの企画/構築、社内データ統合などを推進。
16:30~17:00 特別講演 C-12
生成AIエージェント時代の日本的データマネジメント
従来の生成AIから進化し、自律的に思考・計画・実行するAIエージェントが主役となる新しい時代が間もなく到来します。今後、日本企業が持つ高度な現場力やリアルな顧客接点から得られる高品質なデータを戦略的に収集・整理・活用し、その「質」と「意味」を重視するデータ管理のあり方が求められます。
本講演では、AIエージェント時代における日本的データマネジメントをテーマに、世界的な生成AIの潮流を改めて整理し、業務改革やオペレーションエクセレンスの実現に貢献するためのデータ利活用の枠組みについて考えたいと思います。

IT批評家
尾原 和啓 氏
************************************************************************************************************************************************************************************
DAY 4 : 8.29(金)データを「統治」する
10:00~10:40 基調講演 D-1
データが通貨になる世界 ──資本主義の変容とその先(仮)
Coming Soon

経済学者
成田 悠輔 氏
経済学者・データ科学者・事業家・タレント。専門は、データ・アルゴリズム・ポエムを使ったビジネスと公共政策の想像とデザイン。多分野の学術誌・学会に研究を発表、多くの企業や自治体と共同事業を行う。報道・討論・お笑い・アート・ファッションなど多様な動画や雑誌の企画や出演にも関わる。著書『22世紀の民主主義:選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』、番組「夜明け前のPLAYERS」「成田悠輔と愛すべき非生産性の世界」など。
12:40~13:10 特別講演 D-5
事業成長とCX向上を支えるANAのデータガバナンス
ANAグループが、事業成長とカスタマーエクスペリエンス(CX)向上を追求する上で重要視している考え方が、グループ社員4万人の力を最大限に引き出す「データの民主化」です。データの民主化は、全社員がビジネスに直結するデータを自由に活用し、新たな価値創造を促進するという大きなメリットをもたらします。しかし、その一方で、データの適切な取り扱いと保護を確実にする「データガバナンス」の確立が不可欠です。
本セッションでは、ANAグループが実践するデータマネジメント戦略をベースに、データ基盤の整備、社員のデータリテラシー向上のための教育・人財育成、ポリシーの策定、ガバナンス推進体制の構築等、ガバナンスに係る現在の取り組みについてご紹介します。

全日本空輸株式会社
デジタル変革室イノベーション推進部 データドリブンチーム
マネージャー
紺野 元気 氏
2010年に入社以来、羽田空港国内線グランドスタッフとして旅客業務に従事。 その後DX部門に異動し、航空券予約サイトの改修、モバイルアプリのリニューアル等を担当。内閣官房、ANAX(株)への出向を経て2023年4月に現部署に着任。
14:20~14:50 特別講演 D-8
プライバシーガバナンスの実践例
DX(デジタルトランスフォーメーション)やAI・IoTの普及に伴い、情報の活用ニーズや重要性が増し、蓄積される情報量も多量化しています。一方で、サイバー攻撃の巧妙化や、いわゆる「炎上事案」といわれるようなケースもみられ、加えてデータ保護法制のアップデートについても様々な議論が行われています。このような背景から、DX時代におけるプライバシーガバナンスの在り方は軽視できない論点となっており、日本政府でも議論されています。本セッションでは、楽天グループにおける、現在のプライバシーガバナンスの取り組みの一端をご紹介します。

楽天グループ株式会社
情報セキュリティ・プライバシーガバナンス部
シニアマネージャー
兼ジャパン・プライバシー・オフィサー
辻畑 泰喬 氏
法律事務所でのマルチな弁護士業務のほか、2012年から2014年の約3年間、個人情報保護委員会設立前の消費者庁(内閣官房併任)にて、個人情報保護法の解釈・運用や改正検討に従事。米国イリノイ大学ロースクールでは約1年間、データ利活用社会におけるプライバシーについて研究・執筆。2019年以降、楽天グループ株式会社において、セキュリティチームとも連携のうえでプライバシー推進やコンプライアンス業務に従事。
16:30~17:00 特別講演 D-12
「データガバナンス・ガイドライン」概説
デジタル庁が2025年6月20日に公表した「データガバナンス・ガイドライン」を概説する。本ガイドラインは企業の経営者を想定読者として、Society 5.0の実現に向けて企業がDX(デジタル・トランスフォーメーション)に取り組む際に、保有するデータを最大限に活用し、企業価値の向上に繋げていくための、データガバナンスの必要性とその在り方、実践に当たっての要点や留意すべきポイントをまとめたものである。

デジタル庁
戦略・組織グループ データ戦略担当
企画官
田邉 栄一 氏
民間企業においてエンジニアリングPM等を担当した後に、縦型開発であった商品群を横型モジュール開発に替えるための、システムアーキテクチャ・開発プロセス・組織設計を主導。その後、独立行政法人情報処理推進機構デジタルアーキテクチャ・デザインセンターを経て、2024年デジタル庁入庁。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
※マイナビニュースのサイトへ遷移します。「参加登録」よりお申し込みください。