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第6回 一橋ビジネスレビュー・スタディセッション
中国モデルの破壊と創造

開催日時

2016年1月28日(木)19:00~20:45(受付開始 18:30~)

会場

学術総合センター 1F/ー橋大学商学研究科リエゾン・ラボ

お申込みに関する注意事項:

一般および学生の方にはお申込後、『一橋ビジネスレビュー』2015年冬号をお送りいたします。
 (*『一橋ビジネスレビュー』2015年冬号の発送は、12月21日(月)以降を予定しております。)
会場には必ず『一橋ビジネスレビュー』2015年冬号を持参してください。

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19:00~19:05 オープニング(5分間)

19:05~19:45 Session1(40分間)

中国マクロ経済の光と影

中国経済は最近減速しているものの、指標には一部改善の傾向もあり、株式・国際金融市場に大きな混乱が発生しなければ、ハードランディングに陥る可能性は低い。習近平指導部も、過去の大規模な景気刺激策が経済リスクを増大させた反省を踏まえ、雇用が安定していれば安易に短期・大型の景気刺激策を発動せず、ターゲットを絞った景気テコ入れ策を小まめに打ち出しながら、むしろ経済改革・構造調整を重視する姿勢をとっている。今後の見通しとしては、2020年までに経済改革と構造調整を着実に進め、経済発展方式の転換に成功できなければ、中国経済は「中等所得の罠」に陥り、低成長・ハードランディングのリスクが増大することになろう。

日中産学官交流機構特別研究員

田中 修

2015年冬号「中国マクロ経済の光と影」執筆者

1958年生まれ。82年東京大学法学部卒業、大蔵省入省。96年から2000年まで在中国日本国大使館経済部に1等書記官・参事官として勤務。帰国後、財務省主計局主計官、信州大学経済学部教授、内閣府参事官、東京大学客員教授等を歴任。学術博士(東京大学)。主な著作:『スミス、ケインズからピケティまで 世界を読み解く経済思想の授業』(日本実業出版社)、『2011~2015年の中国経済──第12次5カ年計画を読む』(蒼蒼社)。

19:45~20:25 Session2(40分間)

中国資本主義の牽引役、温州モデルは脱皮できるか

知識や学歴といった「個人的資源」に恵まれない温州人企業家が、他の中国人を圧倒する繁栄を手にできたのはなぜか。今回の講義では、彼らの「コミュニティー」に起因するパフォーマンス上の違いを分析するにあたり、特定のメンバーシップによって明確に境界が定まり、その成員間でのみ共有され利用されうる資源としての「コミュニティー・キャピタル」と、個人のネットワーク戦略に注目する。

一橋大学イノベーション研究センター教授

西口 敏宏

2015年冬号「中国資本主義の牽引役、
温州モデルは脱皮できるか」執筆者

1977年早稲田大学政治経済学部卒業。ロンドン大学修士、オックスフォード大学博士。MITおよびINSEAD研究員、ペンシルベニア大学ウォートン・スクール助教授等を経て、97年より現職。経産省、防衛省等の委員を歴任。主な著作:『遠距離交際と近所づきあい』(NTT出版)、Strategic Industrial Sourcing(Oxford University Press,日経・経済図書文化賞ほか、アメリカの図書賞2件受賞)。

20:25~20:45 質疑応答・全体討議(20分間)

プログラムは変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。

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