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イノベーションセミナー2016

  • 開催概要
  • プログラム詳細
イノベーションセミナー2016
製造業の未来を創造・変⾰する
イノベーションマネジメント

〜激変する環境変化と未来予測を踏まえた新たな価値創造への要諦〜

開催日時

2016年2月17日(水)9:30~16:30(受付開始 9:00~)

会場

コングレスクエア日本橋 コンベンションホールA+B

参加対象者

経営者、役員、経営企画、研究・開発、商品企画、IT・情報システム、その他部門、各事業部⾨の管理職の方々

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9:30~10:35  Guest Speech 1(65分間)

<考察の視点:経営戦略・人材育成戦略>

日立におけるイノベーション経営
~グローバル時代の経営戦略と社会イノベーション事業~

  • 日立製作所の経営改革とガバナンス、人財戦略
  • 社会や環境の変化と必要とされる新たな価値
  • ITとインフラが融合する社会イノベーション事業とは

株式会社日立製作所
戦略企画本部 経営企画室室長
山崎 武

1985年4月に株式会社日立製作所に入社。人事勤労関係業務を担当後、マーケットリサーチ、マネジメント研修企画、情報機器関連営業などを経て、6年前より経営企画を担当。また、日立グループ全体での業務改革によるコスト削減を行う「Hitachi Smart Transformation Project」にも発足時点から関与。2015年4月より、戦略企画本部経営企画室長に就任。

講演のポイント
日立製作所は、2009年3月期決算で7,800億円を超える最終赤字を計上し、会社存立の危機を迎えました。そこからのリカバリーの核が事業の選択と集中、特に「社会イノベーション事業」へ経営リソースを集中することでした。
「社会イノベーション事業」とは、日立の最新のIT、これまでインフラ事業で培った運用や制御などのOT、モノづくり力と、お客様やパートナーの知見による協創の取り組みなどを中心に、新たな価値を生み出そうというビジネスです。
本講演では、どのようにターンアラウンドを実現したか、社会や環境の変化をどのように捉えてイノベーションを提供していくのかを、事例を交えてご説明いただきます。

10:35~11:25  Sponsor Speech(50分間) 

待ったなしのイノベーションマネジメント(1)
既に起きている未来。今、何が起きているのか?
~激変するイノベーション環境における技術経営の要諦~

  • どんな時代か? 「新技術・外部との関係性」が鍵となる社会・産業の一大転換期
  • 何が課題となるか? 一大転換期における解くべき技術経営課題
  • どうすべきか? 新たな時代の技術経営の要諦

アーサー・D・リトル・ジャパン株式会社
マネージングパートナー・日本代表
原田 裕介

東京工業大学大学院総合理工学研究科、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院及び同(MIT)技術政策大学院修了。情報電子機器メーカーにて研究開発・業務改革・事業管理・技術戦略を経験後、アーサー・D・リトル社に参画。以来、情報電子、自動車、産業機器、化学・素材、機能部品メーカーを中心に、コーポレートビジョンの立案、事業戦略の策定、組織改革の支援、研究開発戦略の構築に携わる。著書に「キャリア競争力(共著:東洋経済)」、「イノベーションプレミアム(共訳:東洋経済)」、「スローンコンセプト:組織で闘う(監訳:英治出版)」等。その他執筆、講演等多数。

講演のポイント
IOT、人工知能、ロボティクス、これらに限らず、今ほど、イノベーションの源泉となりうる技術やビジネスモデルが現出している時代はない。大きな時代の変化を捉え、いかに、自社ならではの戦略的アクションに繋げるのか。
時代認識を踏まえた「新事業の創出」「経営基盤の構築」に導く技術経営の羅針盤につき議論する。

11:25~12:30  Lunch Time(65分間)  ホワイエにてお弁当を配布いたします。

12:30~13:35  Guest Speech 2(65分間)

<考察の視点:オープン戦略>

基礎研究とイノベーション
~ 真の顧客価値の実現へ向けて ~

  • タイヤ/ゴム産業構造とイノベーション
  • 先読み=無駄なナレッジの重要性
  • 真の課題を価値に
  • オープンイノベーション

株式会社ブリヂストン
執行役員 中央研究所担当
森田 浩一

東京農工大学工学部工業化学科卒業。1986年4月に株式会社ブリヂストン入社。
2000年1月 タイヤ材料開発部 エラストマー開発ユニットリーダー。2007年7月 研究第1部長。2011年1月 中央研究所長 兼 研究第3部長 兼 先端機能基盤技術研究第4ユニットリーダー 兼 研究開発企画・管理ユニットリーダー 兼 新素材・複合材開発部 主任部員。2013年1月 イノベーション本部長。2014年9月 イノベーション本部長 兼 CTO・技術管掌 主任部員 兼 経営企画本部 主任部員 兼 経営企画部 主任部員。2015年1月 執行役員 中央研究所担当 兼 中央研究所長 兼 CTO・技術管掌 主任部員 兼 イノベーション担当 主任部員 兼 経営企画本部 主任部員 兼 経営企画部 主任部員。

講演のポイント
ブリヂストンはビジネスの80%以上をタイヤに依存している。そのビジネス構造の中で、既存事業の継続性を主眼に置きながらも次世代の事業立地を模索する必要があるのは言うまでもない。イノベーションは、そのような活動の中で間違いなく議論の主幹を成す。基礎研究の立場からみたイノベーションは、中長期的な視野に立つ真の顧客価値の実現へ向けた基軸となる方法論である。その方向性の策定の戦術の一端と、その実現へ向けた我々なりのオープンイノベーションへの考え方をご紹介いただきます。

13:35~14:05  Sponsor Speech(30分間)

待ったなしのイノベーションマネジメント(2)
創造する未来。自社として何をすべきなのか?
~日本企業にとっての3つの技術経営アジェンダとその実践的処方箋~

  • 自社の提供価値の再定義
  • 自社らしい将来像の描出
  • エコシステム全体の再設計

 

アーサー・D・リトル・ジャパン株式会社
プリンシパル
三ツ谷 翔太

京都大学工学部物理工学科卒業。同大学大学院工学研究科材料工学専攻修士課程修了。主な担当領域は、製造業全般に対する新規事業戦略・研究開発戦略・知財戦略立案、ならびに、経済産業省を中心とした官公庁に対する政策立案支援。特に新エネ・省エネ分野やスマートコミュニティ分野など、次世代インフラに関するプロジェクト経験豊富。また、日経エレクトロニクス、半導体産業新聞などにて連載経験あり。

講演のポイント
激変するイノベーション環境における事業貢献のためには、
「1.自社の根源的強みを再認識・定義するための事業・技術基盤の棚卸」
「2.自社らしさを踏まえた将来像の描出(View of the World)」
「3.自社の既存ドメインだけではなく、エコシステム全体の視点に立脚しての事業・技術の構想」
が重要となる。本講演では上記の実践的処方箋として、アーサー・D・リトルのアプローチとその押えどころを、実例を交えて紹介する。

14:05~15:10  Guest Speech 3(65分間)

<考察の視点:外部連携・IT・ソフトウェア活⽤戦略>

IoT時代に向けたビジョン経営による
価値創造マネジメント

  • 日本病 ~なぜ日本はIT技術で世界に負け続けるのか~
  • IoT時代の課題と現状
  • オープンイノベーションとIoT人材によるビジョン経営

パナソニック株式会社
全社CTO室 ソフトウェア戦略担当 理事
梶本 一夫

1986年3月京都大学大学院工学研究科情報工学専攻修了、同年松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)入社。中央研究所情報グループ配属となりOSのマルチメディア機能開発に従事。その後、ビデオ編集システム、音楽配信システム、デジタル放送送出設備開発に従事の後、2007年4月システムエンジニアリングセンター所長、家電ソフトプラットフォーム開発やソフトウェアプロセス研究、オープンソース利活用、クラウド技術開発推進等に従事。2014年10月現職となり、ソフトウェアの全社戦略策定・推進を担当。

講演のポイント
過去より日本のIT技術はハードウェアとの密結合にとり、他国より先行し、様々な価値提案をしてきた。しかし、スマートフォンの出現に代表されるような汎用プラットフォームの登場により、2010年代に入り、半導体、機器製造、アプリケーションなど多くの富を失ってきている。今は好調な素材、部品事業においても、テクノロジードライバはアプリケーションであり、汎用プラットフォームの存在は今後無視できなくなる。
あらゆる機器がインターネットにつながりサービス化していくIoT時代において、全産業が汎用プラットフォーム化して行くことが予想されるが、このIoT時代における日本の弱みを分析し、それを強みに転じるための処方箋「ビジョン経営」による価値想像マネジメントについてお話しいただきます。

15:10~15:25  Coffee Break & Networking(15分間)

15:25~16:30  Guest Speech 4(65分間)

<考察の視点:開発拠点戦略>

将来の多軸創出のために

  • Nitto中期経営計画とThe Nitto Way
  • 将来価値を生むための技術戦略
  • イノベーション創出のしくみ

日東電工株式会社
専務執行役員 CIO 経営インフラ統括部門長 IT統括部長
表 利彦

1983年入社。入社後は回路材事業に携わり技術統括部長、事業部長として尽力。2011年、取締役 上席執行役員 CTO全社技術部門長。2013年、取締役 常務執行役員として自動車・基盤材・情報材・全社技術を管掌後、2015年より、専務執行役員 CIO 経営インフラ統括部門長 IT統括部長に就任し、現在に至る。著書に『フレキシブルプリント配線板の最新応用技術 半導体新技術研究会編』(共著、シーエムシー出版、2009年)、『最先端高密度配線銅めっき技術とその応用技術』(共著、シーエムシー出版、2009年)等。

講演のポイント
日東電工は、事業部とコーポレートR&Dが一体となって、既存事業分野の成長と未来価値の新規創出をめざすという研究開発体制のもと、突出したR&D戦略とイノベーティブな特色を強みとしておられます。
また、開発拠点についてもグローバルなR&D体制を軸に、日本、アメリカ、ヨーロッパ、中国、シンガポールに研究開発拠点を配置し、各エリアの特徴を活かした現地主導のエリアニッチトップ活動を推進・連携し、グローバルに幅広い知識や技術・手法を融合し、新しい価値の創造の形へのチャレンジも推進しておられます。
2015年まで研究開発関連を管掌され、現在はIT、経営インフラ統括を管掌されている表様より、これからの研究開発体制や技術戦略の視点も含め、お話しいただきます。

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