< Salesforce Digital Business Forumとは >
「顧客の時代」に、企業のデジタルトランスフォーメーションのきっかけを探し出す場として、セッションやディスカッションを通じ「プラットフォーム戦略」をテーマに、数回に渡りさまざまな業界・視点から考察を深めるラウンドテーブル形式の研究会です。
◆参加者について
◆発足イベント:2017年10月24日開催
混沌を勝ち抜く新たなデジタルケイレツ?
今こそ問われる、顧客起点の「データ駆動型ビジネス」
開催趣旨
インダストリー4.0を提唱したローランド・ベルガーの日本法人で代表を務める長島聡社長をお招きし、現場力を生かした企業間の連携を目指す、日本型の「和ノベーション」についてご紹介いただきます。また、シェアリングエコノミーの雄として組織や個人をつなぎ、「暮らすような旅」をコンセプトに新たな顧客体験を提供するAirbnbも特別ゲストとしてお招きし、彼らが構築しつつあるプラットフォームの価値について考察を深めて参ります。
プログラム
17:05~17:55 基調講演 (50分)
「和ノベーション」が日本企業を競争優位に
ドイツでは、メルケル首相のリーダーシップの下、「インダストリー4.0」と呼ばれる製造業の変革が進んでいます。 しかし、その取り組みは、いわば天才依存型で、一部のエリートが企画や戦略を練り、ブルーカラーがそれを忠実にこなす世界です。 一方、日本企業には現場で知恵を出し合い、顧客のためにより良い製品やサービスを作り上げようという文化があります。 匠の技を持つユニークな中小事業者も多く、互いにつながり、知恵や技を組み合わせることで、顧客の視点に立った高い価値を創り上げることもできるはずです。デジタル時代の新たな「共創の仕掛け」=和ノベーションの可能性についてご紹介します。
代表取締役社長
長島 聡 氏
ローランド・ベルガー 代表取締役社長、工学博士。早稲田大学理工学研究科博士課程修了後、早稲田大学理工学部助手、ローランド・ ベルガーに参画。自動車、石油、化学、エネルギー、消費財などの製造業を中心として、グランドストラテジー、事業ロードマップ、チェンジマネジメント、現場のデジタル武装など数多くのプロジェクトを手がける。特に、近年はお客様起点の価値創出に注目して、日本企業の競争力・存在感を高めるための活動に従事。自動車産業、インダストリー4.0/IoTをテーマとした講演・寄稿多数。近著に『AI現場力』(日本経済新聞出版社)、『日本型インダストリー4.0』(日本経済新聞出版社)。
18:00~18:30 ゲスト事例紹介講演 (30分)
Airbnbが展開するサービスとパートナーシップ
旅のプラットフォーマーとしてAirbnbが提供しているサービスの詳細と、現在多様な領域で展開している大手企業様とのパートナーシップについてお話いたします。
執行役員 ホームシェアリング事業統括本部 統括本部長
長田 英知 氏
東京大学法学部卒業。埼玉県本庄市議会議員を1期務めた後、IBMビジネスコンサルティングサービス株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、PwCアドバイザリー合同会社で戦略系コンサルタントとして都市戦略、新規事業開発支援等を行う。2016年にAirbnb Japan入社、2017年7月より現職。
18:30~18:45 研究会の意義 / 分科会発足の背景 (15分)
エグゼクティブエディター
浅井 英二
Windows 3.0 が米国で発表された1990年、大手書店系出版社を経てソフトバンクに入社、「PCWEEK 日本版」の創刊に携わり、1996年に同誌編集長に就任する。2000年からはグループのオンラインメディア企業であるソフトバンク・ジーディネット(現在のアイティメディア)に移り、エンタープライズ分野の編集長を務める。2007年には経営層向けの情報共有コミュニティとして「ITmedia エグゼクティブ」を立ち上げ、編集長に就く。現在は企業向けIT分野のエグゼクティブエディターを務める。
18:45~ 懇親会
◆分科会第1回:2017年11月22日開催
テクノロジーでビジネスはここまで変わる!
買い物レシートの電子化とトライアルのリテール変革に学ぶ
「データ駆動型ビジネス」の可能性とインパクト
開催趣旨
昨今のますます成熟・多様化する市場において、これまでのマスを対象としたアプローチは有効性を失いつつあります。取って代わるのはデジタルデータの利活用ですが、その促進に向けた最大の課題は、生活者が安心・納得して自身のデータを流通させられる環境の整備です。
九州を拠点に総合ディスカウントストアを展開するトライアルカンパニーは、今でこそ小売業として知られていますが、その出発点は意外にもソフトウェア開発でした。主に流通業向けのITシステムを開発してきた同社が、ディスカウントストア「トライアル」1号店をオープンさせたのは1992年。以来、四半世紀で約200の店舗を全国展開し、年商も3500億円を突破するまでになりました。先ごろには、経産省の呼び掛けに応じ、買い物レシートの電子化、「電子レシート」の実証実験に参加しています。Walmartに学び、日本型スーパーセンターを目指すトライアルは、ITの力、データ分析の力で流通の効率化を実現し、「IoTショッピングカート」など、新たな仕掛けを投入していく計画です。
第1回分科会では、トライアルホールディングスでグループCIOを務める西川晋二氏をお招きし、テクノロジーやデータ分析によるビジネス変革について議論していきます。
プログラム
17:05~17:35 特別講演 (30分)
トライアルホールディングス グループ
CIO
西川 晋二 氏
電子レシート分科会 会長
東芝テック株式会社 システムソリューション事業本部 上席主幹
三部 雅法
17:35~18:35 ディスカッション (60分)
18:35~18:45 Salesforce Ignite(イグナイト)について (50分)
18:45~ 懇親会