製造業向け “働き方改革” セミナー
デジタルテクノロジー活用で実現する『働き方』×『新しい競争力』
開催概要
開催日時
- 東京2018年 9月 21日 (金) 14:00~17:40 (受付 13:30~)
開催趣旨
日本が世界に誇る製造業において、今「生産性の低さ」や「人手不足」といった喫緊の課題から、デジタルテクノロジーを有効活用した『新しい時代への経営変革』とともに『新しい働き方の実践』が重要性を増しています。
このような課題認識から、多くの日本企業ではいち早くデジタルテクノロジーを導入し、限られた人材リソースをより付加価値の高い仕事へシフトし「生産性を向上」させる。また「新しい働き方」を進め多様な働き手の潜在能力を引き出し「人材不足」に対応するといったことが実践され始めています。
デジタルテクノロジー活用の本質は、単に作業の自動化・省力化等を図ることで完結するのではなく、企業ごとの強みを見直し、戦略的に業務全体の最適化を図るという経営視点を入れることで、その効果を最大化させていくことにあります。これにより、企業は『新しい競争力』を身に着けるといっても、過言ではないでしょう。
本セミナーでは、デジタルテクノロジーを活用した『新時代の働き方』について、経産省で企業・組織のデジタルトランスフォーメーションを推進されていらっしゃる商務情報政策局 総務課長 伊藤 禎則 様から製造業ならではの視点を交えた基調講演、そして、『インダストリーX.0 製造業の「デジタル価値」実現戦略』日本語版の監訳・序文を執筆されたアクセンチュア株式会社の河野 真一郎 様と製造業の業務プロセスイノベーションの支援実績を多数お持ちであるダッソー・システムズ株式会社 野崎 省二 様から、変革へ向けた具体的なヒントとともに、最先端のソリューション展示から考察を深めることで『新しい競争力』を備える契機や気づきをお届けします。
是非、新たな『働き方改革』の視点をお持ちかえりいただければと存じます。
皆様のご参加をお待ちしております。
概要
参加対象者 |
製造業の経営層、経営企画、人事、働き方改革・生産性向上推進、 |
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参加料 |
無料(事前登録制) ※申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。 |
参加定員 |
60名(事前登録制) |
主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
協賛 |
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後援 |
会場
アクセンチュア イノベーション ハブ 東京(東京・麻布十番)
港区三田一丁目4番1号 住友不動産麻布十番ビル(8階)
※ 都営大江戸線「赤羽橋駅」中之橋口より徒歩約5分
※ 東京メトロ南北線「麻布十番駅」3番出口より徒歩約7分
プログラム詳細
14:00~14:05 開会のご挨拶
14:05~14:40 基調講演
*本講演は『グラフィックレコーディング』によりイメージの可視化を実施*
AI時代の働き方改革と
製造業にもたらされる価値
- 第4次産業革命と働き方の変化
~背景にある二つの構造変化とキーワード~
「AI×データ時代」、「人生100年時代」 - あらゆる産業においてAI・データ活用がもたらしている進化
製造業・バイオ・医療・フィンテック・エネルギー産業からの考察
~「AI×車」で自動運転、「AI×生産管理」など~ - 企業の競争力の源泉は、今や人材にあり
これからの経営戦略は、テクノロジーによってpersonalizedされた人材という
資産のROA(Return On Asset)を高めることが、重要になる。 - 「自前主義」は日本企業にとって「成功の落とし穴」
第4次産業革命の本質はコネクテッドであり、
どの部分をAIに任せるのか・どの部分をアウトソースするのか、
その振り分けが、結果として、AI時代における働き方改革・経営改革につながる。

経済産業省
商務情報政策局 総務課長
伊藤 禎則 氏
1994年 東京大学法学部卒業、入省。米国コロンビア大学ロースクール修士号、NY州弁護士資格取得。日米通商交渉、自動車産業政策、エネルギー政策、大臣秘書官を経て、2015年から産業人材政策室参事官として、政府「働き方改革実行計画」策定に携わり、副業・テレワークなど「多様な働き方」の環境整備、「経営リーダー育成指針」策定、HRテクノロジー推進などを担当。2018年7月から現職。経産省のAI・IT政策を統括し、企業組織のデジタルトランスフォーメーション等を推進。
14:40~14:50 休憩
14:50~15:25 講演1
*本講演は『グラフィックレコーディング』によりイメージの可視化を実施*
インダストリーX.0が変える製造業の未来
--製造業のデジタル変革と働き方改革
昨今、テクノロジーの急速な進化とそれに伴う消費者ニーズの変化により、製造業はかつてない大規模変革の実現が急務となっています。日本が誇る「ものづくり」を根幹から揺さぶるデジタル化がもたらす破壊的な変化を、アクセンチュアでは「インダストリーX.0」と称し企業の変革を推進していますが、実際にどのような変化が起きており、企業はいかに変革を起こしていくべきか、国内外の先進事例も踏まえながら説明いたします。
また、日本のものづくりと欧米の設計・生産の違い等を比較し、デジタル化時代に現場がどう変化し、どのようなスキルが求められるか等についても紹介いたします。

アクセンチュア株式会社
デジタルコンサルティング本部
アクセンチュア・イノベーション・ハブ東京共同統括
インダストリーX.0 日本統括 マネジング・ディレクター
河野 真一郎 氏
日系広告代理店勤務を経て、1993年アクセンチュア入社。自動車業界を中心に、製造業向けのコンサルティングに長年従事。アジア・パシフィック地域インダストリアルグループ(自動車・産業機械・物流)統括などを経て、2017年より製造業のデジタル変革を推進・支援するデジタルコンサルティング本部 インダストリーX.0統括を務める。 書籍『インダストリーX.0 製造業の「デジタル価値」実現戦略』日本語版の監訳・序文を執筆。
15:25~15:35 休憩
15:35~16:10 講演2
*本講演は『グラフィックレコーディング』によりイメージの可視化を実施*
3Dデジタルテクノロジーが実現する
モノづくりの変革と働き方改革
製造業の働き方改革は単なる人事施策の問題ではなく、テクノロジーの変革によってもたらされる企業自体の変革とそれへの対応である。顧客体験を中心に据えたモノづくりを行いながら、再利用性を高めて大きな生産性向上を実現し、社内外とのコラボレーションを促進しイノベーションを誘発する。ここでは、このような企業変革を実現するためにダッソー・システムズが開発したモノづくり専用のプラットフォームと豊富なアプリケーション群で構成された3Dデジタルソリューションを紹介する。

ダッソー・システムズ株式会社
3DSビジネストランスフォーメーション事業部
執行役員/営業本部長
野崎 省二 氏
神戸大学大学院(機械工学専攻)を修了後、松下電工株式会社(現パナソニック株式会社)にて家電製品の設計開発に従事。1997年にPLM業界に転向し、2003年にダッソー・システムズ株式会社にテクニカルセールスエンジニアとして入社。日本の大手製造業の現場のビジネス改革をサポートし、2011年よりテクニカルセールス部門を統括。 2018年より現職。 第7回オートモーティブワールドセミナーやCEATEC2017など製造業を中心とした業務プロセスイノベーション関連の講演多数。
16:10~17:40 デモンストレーション&ラップアップタイム
ラップアップタイムとして、製造業の『新しい働き方』そして『新しい競争力』を実現するための情報共有・交換・収集をしていただく懇親の場としてご活用下さい。
例えば、以下のような最先端のデモンストレーションをご覧いただき、 具体的イメージを膨らませていただく予定です。
- バーチャル開発によるデジタル変革
- 試作に頼らない開発プロセス
- 製造のデジタル変革
- VRを活用した検証やコラボレーション
- 組織の壁を越えた情報活用
また、全講演内容をグラフィックレコーディングにて共有させていただきます。ビジュアルを通した新たな気づきやヒントをお持ち帰りください。
グラフィックレコーディングとは、
会議での議論やカンファレンスの流れを視覚化し、参加者へ共有する手法。
話者の思考発話内容をリアルタイムで視覚的にわかりやすく伝えることができるので、学習の理解・アイディア創発・会議での合意形成を促します。
グラフィックレコーダー
プロセスデザイナー
コミュニケーションファシリテーター
藤田 ハルノ 氏
知的資本経営を掲げる株式会社ICMGにコンサルタント職として入社。一般社団法人Japan Innovation Networkの立ち上げ、大手電機メーカーをクライアントとした新規事業創造のエコシステム構築・実行支援プロジェクトに取り組む。思い立って会社を退職後、イタリアミラノにあるドムスアカデミーのビジネスデザイン修士に留学。現在は、グラフィックを活用した組織の目的を対話するワークショップなど、ファシリテーターとして活動。また、建築家 兼漫画家の友人と、広義のアートとデザインを掲げるユニット「text/テクスト」を組み、場・シナリオ・グラフィックを通じて、個々の物語に光をあて綴り合わせる活動に取り組む。
https://www.xxtextxx.jp/