<少人数制/ラウンドテーブル形式>
『AI/IoT時代に“マーケティング組織”を問いなおす』
~ 顧客と深くつながるための、部門間連携の重要性 ~
開催概要
開催日時
- 東京2018年 9月 20日(木) 14:30~16:55 (受付開始14:00~)
開催趣旨
昨今、マーケティングにおける顧客データ活用やデジタルツールの出現は、マーケティングマネジメントの考え方やアプローチ方法を変化させています。企業も組織全体としてのマーケティング意識の低さや、マーケティングデータを上手く活用しきれないといった、新たな課題に直面しています。
また、デジタルテクノロジーが進化・深化する中で、これまでの勘と経験に頼ったマーケティング手法から、消費者動向やニーズを高精度で可視化・予測し、これまで以上に迅速で顧客視点にたったアプローチが現実のものとなり、マーケティング戦略、企業戦略を考えるうえで顧客データ活用やデジタルツールを使いこなすことは、既に不可欠な要素となっているといえます。
このような背景から、企業がマーケティング戦略を実現させるためには、組織全体でその戦略を遂行するためのロードマップや、部門間での連携・協力体制を整えて迅速な対応を可能にする“組織体制”も、大きなキーファクターとなるのではないでしょうか。
そこで今回は、企業がマーケティング戦略を実現するための課題の中から、“AI/IoT時代のマーケティング組織”にフォーカスし、考察を深めることができるラウンドテーブルを企画いたしました。
当日は、日本のAIの第一人者である慶應義塾大学の教授であり、人工知能学会理事・編集長などを歴任された栗原 聡 氏と日本を代表する多数の大手消費財企業のブランドマネジメント、マーケティング組織構築、CMO(マーケティング最高責任者)としての経験を豊富に持つ音部 大輔 氏から、今回特別にアレンジしていただいた講演をいただきます。
加速するAI/IoT時代を見据え、ダイナミックなマーケティング戦略の立案を必要とされているCMOやマーケティング統括をされている方々にとって、一助となれば幸いでございます。
皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
概要
参加対象者 |
企業の経営者、CMO、マーケティング部門を牽引されている方々 |
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参加料 |
無料 |
参加定員 |
15名(事前登録制)
※お申し込み多数の場合、抽選とさせていただく場合がございます。 |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
会場
JPタワー14F bizhub SQUARE (東京/丸の内)
東京都千代田区丸の内 2-7-2 JPタワー
※ JR「東京駅」丸の内南口より徒歩1分
丸の内地下中央口・丸の内地下南口地下道より直結、徒歩1分
プログラム詳細
14:00~14:30 受付
14:30~14:40 ご挨拶
14:40~15:20 基調講演
マーケティング戦略へのAI活用の今後の展開
慶應義塾大学理工学部管理工学科
教授
電気通信大学人工知能先端研究センター
特任教授
栗原 聡 氏
慶應義塾大学大学院理工学研究科卒。NTT基礎研究所、大阪大学大学院情報科学研究科、電気通信大学大学院情報理工学研究科などを経て、2018年から現職。電気通信大学人工知能先端研究センター特任教授・相談役。大阪大学産業科学研究所招聘教授。ドワンゴ人工知能研究所客員研究員、HONDA R&DセンターXアドバイザー、オムロンサイニックスエックス技術顧問など。人工知能学会理事・編集長などを歴任。人工知能、複雑ネットワーク科学、自律分散システム等の研究に従事。著書『人工知能と社会』(オーム社)、翻訳『群知能とデータマイニング』(東京電機大学出版)、編集『人工知能学事典』(共立出版)等多数。
講演内容のポイント
ビッグデータからの知識抽出法や、Deep Learningの高い特徴抽出能力による画像・音声認識技術など、第3次人工知能ブームを支える知的IT技術の進展は、自動化や効率化などにおいてその能力を発揮し、自動運転や異常検知、セキュリティやマーケティングなど、様々なビジネスに応用されつつある。そして、現在の知的IT技術としての人工知能を、本来我々が思い描く人工知能とする研究開発が加速することで、さらに次のステージへの移行が期待できる。そこで、本講演では次世代型人工知能によるマーケティング戦略について考察する。
15:20~16:00 特別ゲスト講演
「マーケティング活動の設計図」
- AI技術をうまくつかうために –
- マネジメントのマーケティングへの関わり方
- マーケティング活動設計図となるパーセプションフロー・モデルの概要
- 設計図を持つ事の効用

株式会社クー・マーケティング・カンパニー
代表取締役
音部 大輔 氏
新卒でP&G Far East Inc. マーケティング本部に入社。17年間の在籍中、アリエール、ファブリーズ、アテント、パンパースなどのブランドを担当し、市場創造やシェアの回復を主導後、US本社チームでイノベーションの知識開発に従事。帰国後、ダノンジャパン、ユニリーバ・ジャパン、日産自動車、資生堂などでブランドマネジメントや組織構築を指揮。
16:00~16:15 休憩
16:15~16:55 主催講演
ネットとリアルの融合。
AIを活用した顧客体験の見える化
- ネットとリアルの融合の最前線から、リアル店舗でのデータ取得の可能性とは
- データを活用したマーケティング手法と組織・技術等課題について
- 活用事例のご紹介

コニカミノルタマーケティング株式会社
代表取締役
岡本 賢祐 氏
01年コニカ入社(現コニカミノルタ)。ヘルスケア部門の国内営業後、米国販社へ駐在。帰国後は新商品の海外マーケティングに従事。帰国後は新商品の海外マーケティングを担当。11年よりプリンティングマーケティング部門で、中国での新サービス立ち上げ、M&A、子会社(コニカミノルタマーケティングサービス)発足を推進。17年から同職。