製造革新セミナー 2018
インダストリー4.0とモノづくりの現在地
～進化する製造現場とクラウド活用の最前線～

開催概要

開催日時

東京2018年 10月 16日（火） 14：00～17：00 （受付 13：30～）

開催趣旨

高度な技術と高い品質、性能に支えられ世界の競争を勝ち抜いてきた日本の製造業。日々のカイゼンや擦り合わせ活動を通じて醸成されるモノづくりの現場力は、他国には真似のできない圧倒的な強みとして、日本の産業を支えてきました。そして今、クラウドコンピューティングに代表されるIT技術の進展によりモノづくりの現場に革新が起きています。第四次産業革命、インダストリー4.0が実現する世界はIoTや人工知能（AI）などのデジタル技術によって、製造業の戦う舞台を大きく変えようとしています。日本のモノづくりの競争力である、技能や品質、現場力の強さを維持しつつも、これからの世界では、顧客が望む製品やサービスをいち早く作り、届けるための生産体制への素早い変革が求められています。インダストリー4.0を向かえ、未来のビジネスをどう描き、変化し、革新を起こし続けるか、世界の経営者共通の課題の裏で、製造現場では生き残りをかけた生産革新の戦いが始まっています。

当セミナーでは、「インダストリー4.0とモノづくりの現在地」をメインテーマに、製造現場におけるデジタル化において、ドイツにおけるインダストリー4.0がどこまで進んできているか、先進のIoT/AI活用やモノづくり革新の現在地、またデータやクラウド活用の先進事例を紹介し、製造業における今と未来を考察していきます。インダストリー4.0の舞台では、日本企業におけるこれまでの「強み」が、ともすれば成長や変革の足かせになる恐れもあるといえます。今こそ、製造業のリーダーが、IoTやクラウド、データ活用の本質や企業経営へのインパクトを理解し、次なる革新への一歩を踏み出すヒントを検証していくものです。

概要

参加対象者	製造/生産部門、研究/開発/設計部門、経営企画、IoT関連部門他、各事業部門の管理職の方々
参加料	無料
参加定員	100名（事前登録制） ※申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。
主催	株式会社ビジネス・フォーラム事務局
特別協賛	アマゾンウェブサービスジャパン株式会社

会場

アマゾンウェブサービスジャパン株式会社セミナールーム

東京都品川区上大崎3丁目1−1 目黒セントラルスクエア

※ JR山手線「目黒駅」中央改札口を出て「東口」または「西口」より徒歩1分
※ 東京メトロ南北線、都営三田線、東急目黒線「目黒駅」東急連絡改札口を出て「正面口」より徒歩1分

区切り線

プログラム詳細

14：00～14：10　ご挨拶【オープニング】

14：10～14：40　基調講演【Industry 4.0】

AI/IoTと第4次産業革命
～海外企業の動向と日本企業への示唆

株式会社野村総合研究所
主席研究員

藤野直明 氏

行政（経済産業省、財務省、国土交通省、総務省他）へのシンクタンク業務（政策研究等）に加え、民間企業のコンサルテーション、主に SCM の領域を担当。最近は、グローバル企業の業務革新、オムニチャネル・リテイリング、インダストリ 4.0 他について、海外調査を行うと共に各種調査・コンサルティング・講演活動を行っている。

14：40～15：20　特別講演【AI/IoT】

デジタル化時代のものづくり革命
～進化する製造現場とIoT活用の最前線～

コニカミノルタ株式会社
常務執行役生産本部長

浅井真吾 氏

大学卒業後、ミノルタカメラ株式会社（現コ二力ミノルタ）入社。生産技術開発部門にてカメラの高精度部品の要素技術開発・生産技術開発を担当。樹脂成形プロセスや生産システムに関する特許多数。またコア技術を社内に留めず、新規事業を通じ、自動車・製薬メーカー等に技術提供し、各社の新規部品開発・品質安定化やコストダウンに貢献。一貫して開発・生産部門で技術開発を担当。その後、主力事業であるMFP・プリンタ分野の海外生産管理や調達の責任者を務め、コニカミノルタ統合後も生産拠点政策やサプライヤ政策を統括し生産・調達分野の構造改革をリード。2012年より執行役として情報機器開発本部長を経て、情報機器事業生産本部長、2017年より常務執行役生産本部長として全社生産を担当。loTと自動化を軸にした次世代生産体制、及び革新技術による生産改革であるデジタルマニュファクチュアリングの推進を行っている。

15：20～15：30　休憩

15：30～16：00　AWS講演【先進事例】

AWSにおける製造業界向けの取り組み
- AWS最新事例 -

Industry4.0をはじめ製造業を中心に各国での政策が進む中、モノ作りは標準化とつながる技術によって進化をしてきています。こうした標準化の考え方はクラウドでのサービスコンポーネントによるシステム開発の考え方にも通じ、AWSでもIoT、AIをはじめ製造現場の改革を進める上ですぐに活用できるサービスを多数ご用意しています。本セッションでは製造現場で活用いただけるサービスの全体像と、それを活用して進化しつつあるグローバルでの活用事例のご紹介をいたします。

アマゾンウェブサービスジャパン株式会社

16：00～17：00　ディスカッション【モノづくり革新の今後】

インダストリー4.0とモノづくりの現在地
～進化する製造現場とクラウド活用の最前線～

第4次産業革命と製造現場のデジタルによる革新が進む中、グローバル製造業の現在地と自分たちのギャップをどうとらえ、何を次の一歩として取組むべきかということについて、ご登壇いただいた皆様とオープンなディスカッションをさせていただきます。会場の皆様の明日からのアクションのヒントになればと思います。

コニカミノルタ株式会社常務執行役生産本部