DAIKIN ものづくり強化セミナー vol.35
変動するビジネス環境を生き抜く、製品開発
~日本の製造業が実現すべき組織横断の連携強化~
開催概要
開催日時
- 東京2018年 12月 5日(水) 14:00~17:00 (受付 13:30~)
- 大阪2018年 12月 6日(木) 14:00~17:00 (受付 13:30~)
開催趣旨
ビジネスの環境は益々不確実性を増しています。
人材不足や働き方改革が叫ばれる中で、現場業務の無駄を省く効率化を進め、生産性を向上させることで、本来、時間やリソースを割くべき新製品開発や品質改善活動に注力できる環境を整えることが重要であり、IT活用による業務補完がますます重要視されています。
サプライチェーン・マネジメントでは、旧来から生産管理システム等の基幹系システムが導入されておりましたが、顧客と接点を持ち市場ニーズを汲み取る研究開発や品質保証部門では、未だに紙・Excelでの業務運営が多く、「過去の技術情報・品質情報を活かせていない」「部門間や経営・現場間の連携がスムーズでない」あるいは、「手戻り・不具合対応など改良業務の開発工数が多い」「業務進捗が俯瞰できない」など、改善すべきことが多々ある企業も多いのではないでしょうか。ICTを有効活用し、日々の業務を進めながらも、現場の課題解決を遂行することで、更なるものづくり力向上を図るにはどうすればよいのでしょうか。
本セミナーでは、エンジニアリング・チェーン・マネジメントにおける情報管理基盤の考え方、品質保証部門における不適合情報管理のあるべき姿の2つの切り口で、日本の製造業のものづくり力強化のキーファクターを検証いたします。
概要
参加対象者 |
製造業企業において設計、開発、研究、品質保証、生産、技術管理など |
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参加料 |
無料(事前登録制) ※ 申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。 ※ 当セミナーは参加対象を限定させていただいております。 対象者以外の方に関しましては、お断りさせていただく場合がございますので、予めご了承ください。 |
参加定員 |
東京:150名 大阪:120名 |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
大阪会場
大阪市北区中崎西二丁目4番12号梅田センタービル
※ 阪急電車「梅田駅」より徒歩約5分
※ 地下鉄「梅田駅」・「東梅田駅」より徒歩約7分
※ JR「大阪駅」より徒歩約10分
プログラム詳細
14:00~14:05 ご挨拶
14:05~14:35 主催講演
製品開発力強化に向けた
技術情報活用のアプローチ
~エンジニアリング・チェーン・
マネジメント・プラットフォーム
SpaceFinderのご紹介~
- 組織間連携・フロントローディング・設計品質向上を支援する
ICT活用事例のご紹介 - 「摺りあわせ」「つくりこみ」過程における非定型情報管理の重要性、
情報伝達と活用のアプローチ
ダイキン工業株式会社電子
システム事業部
浅和 哲也
14:35~14:40 休憩
14:40~15:45 ゲスト講演
変動するビジネス環境を生き抜く、
アルプス電気のエンジニアリング・チェーン・マネジメント
- アルプス電気が実践する、グローバルで生じる膨大な開発案件のマネジメント手法
- コンカレントエンジニアリングを効率化する、情報連携と変化への対応力
- エンジニアリング・チェーン・マネジメントシステム紹介:構築のポイントと活用方法

アルプス電気株式会社
技術管理部 部長
黒河 英俊 氏

アルプス電気株式会社
技術管理部 第2グループ
グループマネージャー
飯澤 尚文 氏
講演内容のポイント
自動車、家電、モバイル、産業機器など幅広い分野で、約40,000種類の電子部品を開発製造する「総合電子部品メーカー」のアルプス電気。同社は全世界で2,000社におよぶ多様な顧客の要求と加速度的に変化するビジネス環境に対応するため、全社的なエンジニアリング・チェーン・マネジメント・システム(ECM)を構築しました。
本講演では、高い顧客要求やビジネス環境の変化に対応しながら、どのように開発をマネジメントしているのか、どのように組織横断の連携を強化しているのか、開発の効率化とスピードアップをいかに実現しているのかについて、ECM構築と活用方法を踏まえてご披露いただきます。
15:45~16:00 休憩
16:00~17:00 事例紹介
島津製作所における品質業務改革のご紹介
- 業務効率化チーム立ち上げの背景と活動内容のご紹介
•航空機産業に求められる品質管理
•業務改革の必要性と業務効率化チームの概要、活動内容 - 変更管理、不適合管理での業務改革事例
•IT導入による業務の変化:効率化、リードタイム短縮、業務連携
•情報と進捗の見える化による再発不適合削減の推進、
トレーサビリティの向上
•電子化の恩恵と効果、さらなる展開
ダイキン工業株式会社
電子システム事業部
木下 健一