Good Work Conference 2019
人材多様化時代に
企業はどう対応するべきか
~「成功」と「失敗」から紐解く、“働きがい”を
最大化するマネジメントと仕組み~
開催概要
開催日時
- 東京2019年 3月 7日(木) 13:00~16:35
(受付開始 12:30~)
開催趣旨
■国内の急激な少子高齢化により、企業の人材不足が深刻化している現在。女性や高齢者の活躍推進、外国人労働者の活用、若年層の離職防止をはじめ、その対応策は、法改正の動きにもみられるとおり国を挙げて早急に推進され、企業を取り巻く環境も大きな変化の年を迎えています
■しかし、このような多様な人材の活躍が求められる中、未だ、多くの企業は働きやすさの改革に試行錯誤を続けています。長時間労働の削減やICTの導入といった形式的な目標に終始し、課題の本質を捉えていない画一的な“働き方改革”や、旧態依然の人事制度や雇用システム、教育・採用ルールを続けているままでは、社員との関係性やモチベーションは高まることなく、競争の波に取り残され、存続の危機に瀕するといっても過言ではありません。では、このような時代に、企業は如何にして対応していくべきなのでしょうか。
■本セミナーでは、働き手の多様化、それに伴う働き方・働きがいの多様化が進む中、企業の最重要資源である人材の能力を最大限に引き出すために、どのような戦略と仕組みのもと進めていくべきか、また、それらを実際の企業成長と競争力向上に結び付けていくために、どのようなマネジメントの役割が求められるかについて、「人材不足」や「働き方改革」、「多様性」への対応や、今後の「人事・マネジメント層の役割」等について課題をお持ちの皆様とともに、考察を深めていきます。取り組み推進各社における実際の成功・失敗事例などをもとに、その解決に向けた具体的ヒントをお持ち帰りいただく場となれば幸いです。
概要
参加対象者 |
企業の経営者、人事・総務・経営企画など関連部門の役員および管理職の方々 |
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参加料 |
無料(事前登録制) ※申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。 |
参加定員 |
150名(事前登録制) |
主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
協力 |
プログラム詳細
13:00~13:05 オープニング
13:05~13:55 特別講演Ⅰ
働きがいある“いい会社”のつくり方
~48期連続増収増益を支える経営と人づくり~
- “いい会社をつくりましょう”
~トヨタも学ぶ、「年輪経営」の本質と戦略~ - 働く幸せを醸成する組織風土と人財育成
- トップ、リーダーが持つべき視点・あるべき役割
伊那食品工業株式会社
代表取締役
井上 修 氏
昭和26年長野県伊那市出身。昭和54年伊那食品工業株式会社入社。平成3年に常務取締役 営業本部長に就任後、平成17年代表取締役社長に就任し、現在に至る。
平成30年、人を大切にする経営学会 第8回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 中小企業庁長官賞を受賞。
講演のポイント
「かんてんぱぱ」ブランドで知られる同社は、長野県伊那市に本社を置く国内シェア70%のトップ寒天メーカー。48期連続増収増益、新卒応募者3,000人という実績は多数のメディアからも取り上げられ、外部環境の変化に左右されることなく着実な成長を目指すという同社の揺るぎない「年輪経営」は、トヨタ自動車などの世界的大企業からも注目を集めている。社員の離職や採用難など深刻な経営課題に多くの国内企業が悩みを抱える中、同社の強さを支える経営手法と事業戦略、そして人・組織づくりの秘訣をお話しいただきます。
13:55~14:45 特別講演Ⅱ
人と組織の力を引き出す、働きがいのマネジメント
~「日本一働きたい会社」を実現する人事戦略と仕組み~
- LIFULLが考える理念経営と戦略人事
- “働きがい”を活性化する企業文化と仕掛けづくり
- 多様性時代に求められる人事とリーダーのあり方 ~課題と今後の展望~
株式会社LIFULL
執行役員
Chief People Officer
羽田 幸広 氏
1976年生まれ。上智大学卒業。人材関連企業を経て2005年6月ネクスト(現LIFULL)入社。人事責任者として人事部を立ち上げ、企業文化、採用、人材育成、人事制度の基礎づくりに尽力。
2008年からは社員有志を集めた「日本一働きたい会社プロジェクト」を推進し、2017年「ベストモチベーションカンパニーアワード」1位を獲得。
7年連続「働きがいのある会社」ベストカンパニー選出(2011年~2017年)、健康経営銘柄選定(2015年度、2016年度)など、企業として高い評価を得るまでに導いた。
著書に『日本一働きたい会社のつくりかた』(PHP研究所)。
講演のポイント
国内最大掲載物件数を誇る不動産売買・賃貸・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」などを運営する東証一部上場企業の同社。社是「利他主義」と経営理念のもと、働きやすくかつ働きがいのある「日本一働きたい会社」を目指した経営を続け、様々な外部機関からも高く評価されている。12年で、社員数約80名から国内外含めて1,200名超、売上高10倍以上という同社の成長を導く人事組織構築の裏側と具体的取り組みをお話しいただきます。
14:45~15:00 コーヒー&ネットワーキングブレイク
15:00~16:30 パネルディスカッション
人材多様化時代に企業はどう対応するべきか
~「成功」と「失敗」から紐解く、“働きがい”を最大化するマネジメントと仕組み~
- 働き手・働き方とマネジメントの変化
- 働きがいを持続させる働き方改革と人事施策
~課題とポイント~ - 今後目指すべき方向性
~働きがいを高め、競争力へつなげるために~
パネリスト
サトーホールディングス株式会社
執行役員
最高人財責任者(CHRO) 兼 北上事業所長
江上 茂樹 氏
1995年に東京大学経済学部卒業後、三菱自動車工業株式会社に入社し、川崎工場の人事・労務部門に配属。2003年のトラック・バス部門分社に伴い、三菱ふそうトラック・バス株式会社へ移籍し、人事・採用・教育を担当。途中、CEOアシスタントを経て、2007年人事・総務本部組織戦略部長、2008年開発本部開発管理部長、2010年人事担当常務人事・総務本部長(兼ダイムラートラックス・アジア人事責任者)を歴任し、独ダイムラー傘下となった同社の人事制度のグローバルスタンダードへの転換を図った。2015年11月サトーホールディングス株式会社最高人財責任者(CHRO)に就任。2016年7月同社執行役員。人事・庶務部門を統括。2017年4月北上事業所長を兼務。
パネリスト
ロート製薬株式会社
広報・CSV推進部 副部長
矢倉 芳夫 氏
1985年大阪大学経済学部卒。同年ロート製薬入社。広告・営業・広報を経て、通信販売事業の立ち上げを経験の後、人事部門へ。ネット経由ではなく電話によるエントリーからスタートする「生コミ採用」を実施し、採用の常識に一石を投じた。2016年には、複業解禁の制度化に携わる。2016年6月より現職。
パネリスト
日本生命保険相互会社
人材開発部長
ダイバーシティ推進部長
浜口 知実
1990年、日本生命保険相互会社入社。本部スタッフ部門、支社での営業支援業務を経て、同社コンサルティング窓口「ニッセイ・ライフプラザ」の全国展開に携わる。2006年東京コールセンター長、2013年人材開発室室長を経て、2014年4月より輝き推進室室長として、ダイバーシティ推進を担当。「男性育休100%取得」に取り組み、5年連続取得率100%達成を牽引するとともに、多様な部下の活躍を支援する「イクボス育成」に尽力。2018年より現職。
モデレーター
青山学院大学
経営学部経営学科
教授
山本 寛 氏
人的資源管理論担当。博士(経営学)。働く人のキャリアと組織のマネジメントが専門。日本経営協会経営科学文献賞、日本労務学会学術賞等受賞。著作は、『なぜ、御社は若手が辞めるのか』、『「中だるみ社員」の罠』(ともに日本経済新聞出版社)等。研究室ホームページ http://yamamoto-lab.jp/
16:30~16:35 クロージング
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。