WEB配信へ事業領域を広げたb.studio構築プロジェクト WEB配信へ事業領域を広げたb.studio構築プロジェクト
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WEB配信へ事業領域を広げたb.studio構築プロジェクト

変化を選択し、挑戦を楽しむ。
それは、今後も変わらない私たちの
文化。

T.M
ビジネスプロデュース局
T.M
2019年 中途入社
A.M
イベントコーディネート局
A.M
2020年 中途入社
R.Y
企画制作局
(現:モーションスクエア社)
R.Y
2021年 中途入社

Project background

ビジネス・フォーラム事務局の映像コンテンツ制作拠点である自社スタジオ「b.studio」がオープンしたのは、2021年1月のことだ。設立背景には、コロナ禍が大いに関係している。2020年1月にWHOより緊急事態宣言が発表され、その後を追うように、日本国内でも2020年4月に緊急事態宣言が出された。この状況はビジネス・フォーラム事務局の事業に多大な影響を及ぼす。事業の柱である、リアル会場に人を集めるビジネスイベントの開催が困難になってしまったのだ。打開策は一つ。WEBからの映像配信という形でイベント開催を継続することだ。

この点で、経営層の決断は早かった。一部のプロデューサーの間で外部スタジオや貸し会議室などを利用したWEB配信が模索される中、自社スタジオの設立構想を早々と決定したのだ。スタジオの立ち上げにはプロジェクトメンバーが召集され、2020年の夏には活動が開始されたという。ここでは、当時のプロジェクトメンバーからスタジオ設立の背景や活動内容を聞くと同時に、プロジェクトの活動から垣間見える「ビジネス・フォーラム事務局らしさ」とは何かを、探っていく。

01.スタジオ設立の決断と背景

外部スタジオの活用では、
私たちが大切にしてきたリアル会場での品質を、
WEB配信で再現することが難しかった。

「b.studio」のオープンは2021年1月ですが、まずは「自社でスタジオをつくる」という決断に至った背景からお話を聞きたいです。コロナ禍という出来事は、当時の皆さんにどんな影響を与えたのでしょうか。

T.M

私の入社が2019年の7月ですので、日本が「コロナ禍に入った」と言える2020年の4月頃には、まだ新人と言えるキャリアでした。当時の私は目の前の仕事を覚えることに精一杯で、コロナ禍が私たちのビジネスにどんな影響を与えるのか、正確に判断できていなかったと思います。ただ、そんな私の目から見ても、社内の先輩方が不安を感じているのが分かりました。

「今後は、リアルイベントを実施することが難しい状況だったのでしょうか。」

T.M

私たちのビジネスは基本的に、イベント会場にお客様を集めて情報を発信することで成り立っています。ところがコロナ禍になって、ほんの数か月のうちに、人が移動できない・集まれない・直接のコミュニケーションに制限がある世の中になってしまった。この影響はすごく大きかったです。

ただ、それでも初期は、規模の少人数化、会場の工夫、マスク対策の徹底などでなんとかイベントを開催したケースもありました。また一部では「どうやらZOOMというオンライン会議用のツールを使えば、WEBでセミナー配信ができるらしい」という情報がいち早く広がって。ZOOMを使った配信チームが結集されるなど、慣れない技術に四苦八苦しながら状況を打開するための取り組みが始まっていました。

スタジオ設立の決断と背景
スタジオ設立の決断と背景

社内では、すでにWEBでイベントを配信する取り組みが始まっていたんですね。その中での経験が、自社スタジオをつくるきっかけになったんですか?

T.M

ZOOMを使ったオンラインセミナーの他にもさまざまな手法を模索する中で、外部の映像スタジオを借りて映像を制作するケースが出てきました。そこでみんなが「スタジオを使って映像をつくり、それを配信する」という方法があるんだと認識したんです。映像配信のプロと協力すれば、より質の高い映像コンテンツがつくれることに気づいた。そこからは複数のスタジオで、イベントを配信するための映像制作にトライしました。しかし同時に、外部スタジオを使うことの課題点も浮き彫りになりました。

当社のイベントには、さまざまな企業のエグゼクティブが登壇します。しかし、スタジオによっては、控え室が小さな会議室になってしまったり。また、収録セットの背景も白一色の単調なものしかなかったり。当社が過去のリアルイベントで大切にしてきた、ビジネス・フォーラム事務局ならではの高品質な会場の雰囲気づくりや、エグゼクティブに対するおもてなしの精神を、なかなか再現できないジレンマがありました。

映像配信のイベントでも、ビジネス・フォーラム事務局が大切にしてきたリアルイベントのクオリティを担保したかったんですね。

T.M

「自社スタジオをつくる」という決断は経営層の判断でしたが、背景には現場のプロデューサーが感じていたジレンマがあったのではないかと想像しています。

実際に、自社スタジオを立ち上げるプロジェクトが始動したのはどのくらいの時期だったのでしょう?

T.M

2020年の夏頃だと記憶しています。同年の3月頃からWEB配信の試みが始まって、手法を模索する中でいろいろな課題が見えてきた。その結果、夏頃に「自社スタジオをつくるから、準備メンバーに入りたい人は立候補をお願いします」という話を聞いたのが、最初でした。そこで、私を含めた複数のメンバーがプロジェクトチームに参加しました。その中に入社直後のM.Aがいて、後に、映像制作のプロとして転職してきたY.Rも加わりました。

02.若手中心のプロジェクトチーム

BtoBイベントのWEB配信という手法を
本格的に開始した企業は、業界を見渡しても少なかった。

2020年の4月に日本国内で非常事態宣言が出され、同年の夏には対応策として自社スタジオの設立構想が立ち上がり、年が明けて2021年の1月には実際にスタジオがオープンした。決断と行動のスピードが非常に速いと感じます。社員の方は、どのように受け取りましたか?

A.M

私の入社が2020年の2月ですので、プロジェクトに参加したときは入社したばかりでした。個人的には、決断スピードの速さにポジティブな印象を受けたのですが、少しだけ不安な気持ちを感じたのも事実です。今、多大なコストをかけてスタジオを設立しても、早々にコロナ禍が終幕したらどうなるのか。もしかして無駄なコストに終わってしまうかもしれない。入社したばかりの私がそう思うくらいですから、もしかしたら先輩方はもっと不安が大きかったかもしれません。

T.M

私もM.Aも当時は入社したばかりでした。実は、このプロジェクトに参加したのは比較的入社したばかりのメンバーが多かったんです。そういう意味では、過去の経験則にとらわれず、新しい挑戦を面白がれるポジティブな気持ちのメンバーばかりで取り組めたと思います。

若手中心のプロジェクトチーム
若手中心のプロジェクトチーム

当時の、お客様や業界はどんな状況でしたか?同じように、WEB配信へと舵を切る流れが業界全体で加速していたのでしょうか。

T.M

私たちのお客様は主に企業のマーケティング部門の方ですが、そのミッションは「新しい見込み客を集めてくる」ことだと言えます。しかし、リアル会場でのBtoBイベントが開催できなくなって。お客様も同じ様にWEBに活路を見出そうとしていました。

A.M

業界を見渡してみると、コロナ禍が始まる以前から、WEB配信を専門とする業態の企業はあったんです。ただ、個人向けのセミナー配信をメインにしている企業がほとんどで、BtoBイベントのWEB配信という業態はおそらく、ほとんど無かったんじゃないかと思います。

そんな中で、スタジオ構築プロジェクトが始まります。どんな活動から開始したのでしょうか。

T.M

若手を中心に10名ほどのプロジェクトメンバーが集まりました。そこで、機材・内装・WEB・営業とチームを分けて各々が準備にあたったのですが、何しろ全員が映像制作に関しては素人で、何から手をつければいいか分かりません。ただ一つ、場所だけは決まっていました。あとはそこに、どんなスタジオをつくるかを決めて動くだけなのですが。

A.M

まず、情報収集から始めましたよね。当時は社内のプロデューサーがいろいろな外部スタジオで映像制作を始めていましたから「どんな機材や内装だった?」「照明ってどんなものを使っていた?」と聞いて回ったり。実際に自分たちで見に行ったり。とにかく参考事例を集めて、自分たちが目指すスタジオのイメージを少しずつ明確にしていきました。

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