リカレントラーニング講座 【「パラダイムシフト時代の思考法」シリーズ】
ものの見方をやわらかくする、教養としての『編集思考』
~本を活用したアプローチ“探究型読書”の導入と実践
新型コロナウイルスの流行によって世界中が混迷を極め、大きなパラダイムシフトの渦中にある現在。
しかしこのような未曾有の危機は、歴史を振り返っても謂わば変化と進化のきっかけであり、私たち人間の知力と胆力が試される時でもあります。
「正解」がない、そして「予測が効かない」、不確実な状況だからこそ、考え方(思考法)次第で危機は大きなチャンスに化け、ポジティブなパラダイムシフトとなり得るのです。私たちの思考を様々な角度から活用・アップデートし、次の一歩を自ら意思決定し行動することで、未来を切り拓いていくことができるのではないでしょうか。
本シリーズは、このような大きな転換点を生き抜くヒントとなる「思考法」を、アカデミアとビジネスの垣根を超え、各専門分野の講師とともに学び、磨き、ともに考えていくものです。
開催趣旨
環境変化が激しく未来予測が難しい今、私たちはいかにして新たな「価値」を生み出していくべきなのでしょうか。
世の中に氾濫する情報・知識のインプットや受け売りだけでは、ユニークなひらめきや価値は生まれません。こうした不確実な時代では、「何を知っているか」ではなく、「どう編集するか」、つまり溢れる情報から「正解」を探すスキルではなく、個々の価値観や見方を生かして「新たな解」をつくっていく技術(=“編集思考”)が求められています。価値の創造は、真新しいフレームやサービスを生み出すことだけでなく、自らが持っているものを異なる見方・考え方によって一新させることができるともいえるでしょう。価値創出のヒントは、実は自分の外側ではなく、内側にあるのではないでしょうか。
”編集思考”は、このような考えのもと、情報編集の「型」を用いながら、ものの見方をやわらかく豊かにするための思考法です。使う言葉や思考パターンの同質化を乗り越えて自分の軸や考えを育み、自分なりの問い・仮説を立て、自らの言葉で語れる、そんな内面の力を鍛えてユニークな発想を生み出すことができます。
本講座の【基礎編】では、編集思考の考え方・概念を学び、【実践編(2日間)】では、その実践として、本を活用したメソッド“探究型読書”を通して思考を再構築する作業を体感いただきます。
⼈⽣100年時代、「個」の思考とスキルの枠を広げる、
エグゼクティブ&ニューエグゼクティブ向け 学び直しプログラム!
- 価値観の多様化、変化スピードのアップの背景から、働く上でもライフスタイルの上でもアップデートが必須
- ⼈⽣100年時代に突入し始めた今こそ、⼤⼈の学び直しの機会を提供
- 学習意欲の高いビジネスパーソン(個人)に向けて、新たな学びの機会と有意義な出会いの場を形成
- ニューエグゼクティブへ、学び(改⾰)をサポートする場
内容
<基礎編> 編集思考の基本
19:00~20:00 講演
ものの見方・発想を豊かにする“編集思考”
―情報編集の理論と基礎 ~情報を扱う思考の型~
- 情報編集の4つのプロセス
- 情報の多面性に気づく「視点の切り替え」
- ものの見方を変える「情報の地と図」
(*参考イメージ:スライド資料から一部抜粋)
―編集思考とアナロジカル・シンキング
- 見えない価値を扱う「略図的原型」と「らしさ」
- 関係発見のための「アナロジー」と「メタファー」
- ブレイクスルーのための仮説思考「アブダクション」
(*参考イメージ:スライド資料から一部抜粋)
ー編集思考の鍛え方
- 編集力を鍛える読書術 〜『探究型読書』の概要について
20:00~20:15 Q&A(15分間)
- Q&A/クロージング
<実践編(2日間)> 本を活用したアプローチ“探究型読書” の実践
「探究型読書」とは: 物事を深く思考し自分の考えを組み立て、未知を探究し続けるための「手段としての読書」です。「本」を外部知として活用することで、見方を広げて思考する力を養い、新たな視点で物事を捉える編集思考を身に着けます。
14:00~15:00 チェックイン/リーディングセッション
探究型読書 ~“編集思考”を体得するための実践ワーク~
◆探究型読書は、「探究テーマ」に沿った「書籍」を持ち寄り、「基本4人1組」のチームで本を読み合って進めていくものです。
※「書籍」及びチームは予め指定させていただき、事前に事務局より送付させていただく予定です。
―探究型読書の5つの心得と作法、手段としての読書の進め方
(*参考イメージ:スライド資料から一部抜粋)
- オープニング・アイスブレイク、自己紹介(Check in)
- 仮説を立てて『読む』(Reading Session)
15:00~16:00 リンキングセッション パートⅠ
- 対話をつないで深める『共読』①(Linking Session1)
―「問い」や「仮説」を立てて対話を深める
(*参考イメージ:スライド資料から一部抜粋)
*グループワーク(テーマごとグループで共読、トピックを個人で選択)
*テーマは後日、トピックは当日お知らせ予定です。
14:00~15:00 リンキングセッション パートⅡ/レコーディング
- 「対話をつないで深める『共読』②」(Linking Session2)
*グループワーク
(*参考イメージ:スライド資料から一部抜粋)
- 気づきや新たな問いの『記録』(Recording)
15:00~16:00 チェックアウト/クロージング
- 全体共有・振り返り(Check out)
- まとめ
※プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
講師のご紹介
編集工学研究所
専務取締役
安藤 昭子 氏
編集工学研究所・専務取締役。出版社で書籍編集や事業開発に従事した後、「イシス編集学校」にて松岡正剛に師事、「編集」の意味を大幅に捉え直す。これがきっかけとなり、2010年に編集工学研究所に入社。企業の人材開発や理念・ヴィジョン設計、教育プログラム開発や大学図書館改編など、多領域にわたる課題解決や価値創造の方法を「編集工学」を用いて開発・支援している。2020年には「編集工学」に基づく読書メソッド「探究型読書」を開発し、共創型組織開発支援プログラム「Quest Link」のコアメソッドとして企業や学校に展開中。次世代リーダー育成プラットフォーム「Hyper-Editing Platform[AIDA]」プロデューサー。著書に『才能をひらく編集工学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2020)、共著に『探究型読書』(クロスメディア・パブリッシング、2020)など。
<著書・共著>
開催概要
開催日時
- 【基礎編】
2021年 6月 1日(火)19:00~20:15 - 【実践編】
2021年 6月15日(火)、22日(火) 各日 14:00~16:00(2日間)
概要
こんな方におすすめ |
企業の管理職、本テーマに課題をお持ちのビジネスパーソンの皆様 ・新しいものの見方・考えを発見したい方 ・説得力があり目新しい意見を組み立てたい方 ・自分ならではの「問い」をもつ仮説設定力、問題発見力を身に付けたい方 ・主体的かつ能動的なビジネス思考を鍛えたい方 ・自分や自分の思い・考えを表現すること、自分の言葉で語ることに課題意識のある方 ※知識・経験の有無を問わず、テーマへのご関心がある方には、どなたでもご参加いただける内容です。 |
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参加形式 |
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主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |