2024年 開講予定講座

ESG経営への関心や労働力不足などを背景に、企業の成長・持続の要となる「人への投資」の重要性が高まっています。人材、つまり“個”の力を最大に活かしきる戦略の転換と実行が必須であり、多様性な人材をマネジメントする重要性も高まっています。しかし、従来の組織のように一律で指示・評価するのではなく、個々に合っ成長支援をするために、リーダーへの負荷やマネジメント能力への期待も増えているのが現状です。

こうした中、「EQ（Emotional Intelligence Quotient：感情知能指数）に注目が集まっています。EQは感情をマネジメントすることによって、望ましい行動に向かわせるマネジメント体系として確立されたものです。異なる経歴や多様な考え方を持つ人が集まって働く企業においては、効果的なコミュニケーションの取り方、ストレスの多い状況での冷静な対応や判断、チーム･メンバー間の関係の築き方等、マネジメント能力を向上させるものとして期待されています。

本講座では、EQそしてEQを活用したマネジメント力について解説し、実際に身近にできるトレーニング方法についてもご紹介いたします。

ビジネスパーソンに求められるデータから見た日本経済と世界経済の視点

出口の見えないウクライナや中東における紛争、世界規模のインフレ、実質賃金の低下、歴史的な円安など、私たちを囲む経済環境はますます複雑化し、企業を取り巻く環境は一層不透明さを増しています。グローバル化が進んだ現代社会において、日本だけでなく世界の経済環境を正確に理解する能力は戦略立案において不可欠なものであり、ビジネスパーソンはデータに基づいて世界経済の動向を正確に読み解くことが求められています。

そのためには、経済の現状を正確に理解し、将来の展望を予測するために「経済指標」の分析が有効です。経済指標には、GDP成長率、失業率、消費者物価指数など数多くのデータが存在しており、これらを読み解くことで経済の動向や構造を理解し、将来の経済状況を予測することが可能となります。経済指標は、ビジネスにおける意思決定の基盤となり、リスクを最小限に抑えながらビジネスチャンスを追求するための重要なツールなのです。

本講座では、実際の経済指標を確認しながら日本と世界の経済状況を確認しつつ、実践的なデータの見方、分析方法を基礎から2時間で解説します。ビジネス上の意思決定においてより的確な判断ができるようになるために、日々の経済ニュースを理解し、分析するスキルを磨きませんか?

「下町ロケット」のモデルとなった気鋭の弁護士が「知財」を武器にする方法を伝授！

第四次産業革命の中、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。イノベーションを生み出すために変化の激しい市場を適切にとらえ、ビジョンを打ち出していくことは容易ではありません。自社の技術を把握・管理するだけでなく、社内外の技術と事業を結び付けるための意思決定が求められています。

デジタル化により様々な鮮度の高い情報がスピード感を持って流れてくる中で、自社との接点を見出しビジネスの種を見つけるために、知財情報をマネジメントする知財戦略の考え方が有効です。知財・法務の専門家ではないからこそ、「知財戦略」という武器を身につけることで、適切な知財マネジメントが可能となります。

本講座では、知財制度や特許出願の煩雑な手続きの詳細ではなく、知財戦略を理解するための知識を網羅的に、そしていかに「知財」を使いこなせばいいのか、わかりやすく解説いたします。

急速な環境変化や競争激化に直面する中で、企業には的確な意思決定や戦略策定が求められています。これらの裏付けとなるのは、正確な情報とデータ、つまり「数字」です。しかし、数字がビジネスを語る上での基本用語であるにも関わらず、きちんとした数字の見方・考え方をもとに実務に役立てられているケースは少ないのではないでしょうか。

こうした中で、「管理会計」への注目が集まっています。管理会計というツールを使うことで、勘や経験だけに頼るのではなく、「シンプルで合理的な意思決定」を実現することができます。特に設備投資や事業投資などに関する投資評価についても、合理的なリスクを判断する上で非常に有用です。

本講座では、管理会計の基礎となる考え方をおさらいしながら、意思決定でカナメとなるコストと4つの指標、そして実務での活かし方のポイントを学びます。事業会社での管理職を経て複数の上場会社で社外取締役を務める実務家会計士が、事例を交えながら、２時間で分かりやすく解説します。