FUTURE OF RETAIL&SERVICE 2020
迫る消費の新時代、変わる小売/サービス業の戦い方
~危機を乗り越え、新たな変化の潮流にどう対応していくか~
【第2回】未来戦略と新たな体験創り
2020年8月19日(水)にオンラインLIVE配信にて、「FUTURE OF RETAIL&SERVICE 2020」の第2回を開催致しました。
主催:株式会社ビジネス・フォーラム事務局
ゴールド協賛:株式会社ヤプリ
シルバー協賛:セーフィー株式会社
ブロンズ協賛:トレジャーデータ株式会社
開催趣旨
テクノロジーの進化により、消費行動の場がリアルからデジタルへと移行するパラダイムシフトが起きています。昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、その潮流にさらに拍車がかかる一方、生活必需品を扱う小売業を中心に、改めて店舗の役割・重要性を見つめ直すことが求められています。デジタルの潮流とリアルな現場の課題への対応が一気に押し寄せる小売/サービス業。激しい変化の中で、もはやあらゆる場面でこれまでのビジネスの前提や常識が破壊されつつあると言っても過言ではありません。さらに近年、世界では小売/サービス業の新たな在り方として「ニューリテール」や「OMO(Online Merges with Offline)」といった、新たな概念も次々と生まれています。まさに業界全体の大転換期となる今、目の前に迫る「危機」への対応と新たな価値創造をいかに両立していくかが、消費の新時代を勝ち抜く重要な鍵を握っているのです。
当セミナーでは、小売/サービス業に突き付けられた危機と変化の潮流への対応策や、新たな価値創造に向けた「体験」をどう創っていくか、未来を切り拓く戦い方や戦略のヒントについて、先進企業の事例講演やパネルディスカッションを通して紐解いていきます。
参加者の属性
特別講演1
カインズの“第三創業期”
~デジタルに舵を切り、“IT小売企業”へ変革する~
- カインズを取り巻く環境変化と現状
- “第三創業期”の核となるデジタル戦略 ~“IT小売企業”への変革の道筋
- デジタル戦略の成果と今後のチャレンジ
株式会社カインズ 代表取締役社長
高家 正行 氏
「小売業の中でも常に先進的な取り組みをしているカインズ様の講演は非常に勉強になりました。また、現在の取り組みだけではなく過去の事例も交えた会社としての方針や今までの経緯もわかりやすかったです。」
「ゲームチェンジの成功体験からの脱却はとても参考になりました。」
「顧客行動の変化に応じて柔軟に、リスクをとって事業変革されている中身を知ることができた。」
株式会社カインズ
代表取締役社長
高家 正行 氏
1985年 慶應義塾大学経済学部卒業、1985年三井銀行(現三井住友銀行)入行後、1999年 A.T.カーニーに入社。2004年に株式会社ミスミ(現株式会社ミスミグループ本社)入社後、2008年から2013年まで、ミスミグループ本社 代表取締役社長を務める。2016年に株式会社カインズへ入社し、取締役(非常勤)に就任。2017年に取締役副社長(常勤)、株式会社大都 社外取締役に就任。2019年に代表取締役社長に就任し、現在に至る。
ゴールドスポンサーセッション
OMO時代を迎えた小売/サービス業の新たな顧客体験のつくり方
〜アプリで実現するDXとエンゲージメント向上〜
- OMO/アフターデジタル時代に必要な戦い方
- 実例で解説、アプリで実現するDXと顧客体験
- 社内アプリで従業員体験(EX)を向上
株式会社ヤプリ 執行役員 CCO
金子 洋平 氏
「アプリの活用方法(既存顧客のロイヤル化など)がわかりやすかった。」
「メリットが明確であった。」
「アプリ機能としてはとても使いやすそうでよさそうだと思いました。」
株式会社ヤプリ
執行役員 CCO
金子 洋平 氏
1979年生まれ。大学卒業後、GMOインターネットにてマーケティング、新規事業立ち上げを経験後、起業。「ファッションメディア」、「ファッションEC」の会社を11年経営し、2016年よりアプリ運営プラットフォーム「Yappli」の株式会社ヤプリに参画。文化服装学院・非常勤講師/ネットショップ能力認定機構・認定講師。
ブロンズスポンサーセッション
データ活用で新たな顧客体験を生み出す際の留意点とは?
- 店舗におけるチラシのアプリ化事例紹介
- データ活用で新たな顧客体験を生み出す際の留意点とは?
- 新たな顧客体験を生み出す上でのCDPの重要性
トレジャーデータ株式会社 エバンジェリスト
若原 強 氏
「データ活用に関して分かりやすかったです。また値引施策の再考も良かったです。」
「データ活用について知ることが出来た。」
「事例がわかりやすく、活用するにあたり参考になった。」
トレジャーデータ株式会社
エバンジェリスト
若原 強 氏
東京大学工学部、同大学院工学系研究科修了後、SIer、戦略コンサルティングファーム、広告代理店、事業会社を経て2019年トレジャーデータ株式会社入社。エバンジェリストとしての活動を通じ、データを活用した社会変革の拡大に従事。自身の働き方実験として立ち上げたコンサルタント事業も3期目を迎え、パラレルワーカー(複業家)としても活動中。TV・新聞・WEB・講演等での露出多数。
シルバースポンサーセッション
映像IoT x AIで切り開く、リアル店舗の変革
~先進企業が取り組む、店舗の人手不足解消・オペレーション平準化・体験向上〜
- 映像データがリアル店舗を変革
- 人手不足解消・店舗オペレーション平準化・顧客体験の改善・臨店コスト削減・遠隔モニタリングなどへと広がる映像の活用
- 顔認証などを活用した、先進企業の取り組み事例
セーフィー株式会社 代表取締役社長
佐渡島 隆平 氏
「固定概念である防犯目的のカメラ使用だけではなく、クラウドでの使用、業務の遠隔化、AIの活用は非常に興味がありました。」
「顔認証活用法に非常に興味をもった。」
「協業の可能性を感じながら拝聴させていただきました。」
セーフィー株式会社
代表取締役社長
佐渡島 隆平 氏
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社に入社後、同社が出資するモーションポートレート株式会社のCMOに就任。2014年にセーフィー株式会社を創業し、2018年には「クラウド録画サービスシェアNo.1」を獲得。現在、キヤノンマーケティングジャパンやオリックス、NTTグループ、三井不動産、セコムなどの大手企業と資本業務提携し事業を展開している。映像と顔認証などのAIや解析技術を組み合わせることで、人の「見る・聞く・話す・考える」の代替となり、防犯・監視だけでなく、生産性向上や人手不足など社会課題の解決に役立つ映像活用を推進し、誰もが手軽に利用できるプラットフォームを目指している。
特別講演2
デジタル化の先に見えるプラットフォームビジネス
~マーケティングの高度化と新たなビジネスの創出~
- 早期からデジタル化に注力し、獲得できたデータを分析し顧客理解を深化
- データドリブンマーケティングを進め、オートメーション化も進展
- 分析ツールや培ったナレッジを活かし、メーカー様のブランドマーケティングを支援するビジネスを立ち上げ
- Googleなどの外部メディアも巻き込むマーケティングプラットフォームを形成している
株式会社マツモトキヨシホールディングス 執行役員 営業統括本部営業企画部長
兼 オンラインビジネスユニット シニアユニットマネージャー
松田 崇 氏
「デジタルの最先端をいく施策を行っていて、非常に参考になりました。」
「ここまで壮大なマーケティングをしているとは驚きました。」
「自社データ基盤を活用した新しい業態への染み出しという部分は非常に参考になりました。」
株式会社マツモトキヨシホールディングス
執行役員 営業統括本部営業企画部長
兼 オンラインビジネスユニット シニアユニットマネージャー
松田 崇 氏
1996年 株式会社マツモトキヨシ入社。現在は執行役員となり、マーケティングにまつわる営業企画の部長職とオンライン事業(国内・越境)のシニアマネージャー等を兼務。各部署を兼務する事で広い領域を俯瞰した視点から、データベースの活用した新たなマーケティング領域の構築、リアル店舗とオンライン領域の戦略立案に取り組む。
Special Thanks for Sponsors!
企画者からの御礼
この度は「FUTURE OF RETAIL&SERVICE 2020」の開催にあたり、多くの方にご視聴を賜り、誠にありがとうございました。当セミナーは当初、2020年5月に会場での開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、開催を延期の上、セミナー全体の構成や企画内容を大幅に変更してオンラインLIVE配信という形式で開催を実現できました。この変更に伴い多大なるご協力を賜りました講演者、協賛企業、関係者、そしてご参加者の皆様に改めて厚く御礼を申し上げます。当セミナーの内容から少しでも多くの気づきやヒントをお持ち帰りいただけていれば、企画者として嬉しい限りでございます。
今後もビジネス・フォーラム事務局では、皆様の課題解決のヒントとなるようフォーラムを企画してまいります。最新のセミナー情報はこちらよりご確認ください。
改めて、この度は当セミナーに多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました!
株式会社ビジネス・フォーラム事務局
プロデューサー 松岡 英美