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グローバル・コストマネジメントフォーラム2016

  • 開催概要
  • プログラム詳細

グローバル・コストマネジメントフォーラム2016
強い企業の条件

~今だからこそ求められる利益を創出するための施策

開催日時

2016年 6月2日(木)10:45~17:00(受付開始 10:00~)

参加対象者

経営者、経営企画・経理・財務・国際・購買・業務改革・IT部門などご担当の役員・管理職の方々

10:45~10:55  オープニング(10分間)

 

 

株式会社レイヤーズ・コンサルティング
代表取締役CEO
杉野 尚志

10:55~11:55  特別講演Ⅰ(60分間)【利益を生み出す企業体質への変革】

 

 

全社経営改革 ~森下仁丹の老舗改革と新たな成長戦略

  • まったなしの経営改革に着手-戦える企業への意識改革と組織改革-
  • 老舗企業ならでは埋もれている企業資産の発見-起爆剤「シームレスカプセル」-
  • 健康食品業界の規制改革-食品の機能性表示制度開始-

森下仁丹株式会社
代表取締役社長

駒村 純一

1973年 慶応義塾大学工学部応用化学科卒業。三菱商事株式会社に入社し、化学品、ファイン・スペシャリティーケミカル担当となる。1997年より同社イタリア事業投資先Miteni社社長に就任。2003年 森下仁丹株式会社入社(執行役員)。2004年 常務執行役員経営企画室長。2005年 専務取締役。2006年 代表取締役社長に就任し、現在に至る。

 

駒村氏が同社へ入社された2003年当時、森下仁丹は30億円もの赤字を計上する事態に追い込まれておりました。その背景には長い歴史の中で社内に根付いてしまった“老舗体質”、かつて栄華を誇ったブランドの存在が、会社の前進を止めている状態にありました。そのような組織の中で駒村氏は大胆な社内改革を断行し、現在は長年の生薬研究から生まれた健康食品や素材、医薬品、医療機器の製造販売から、医療用ジェネリック医薬品の製造販売、さらには液体も包むことの出来る、ビーズ状のシームレスカプセル技術のバイオ及び工業用途の開発に至るまで、幅広い分野で企業活動を行うなど復活を遂げておられます。森下仁丹は、いかにして“守り”から“攻め”の経営へと脱皮をとげたのか、実例をもとにご紹介いただきます。

11:55~12:40  基調講演(45分間)【原価企画・原価管理の実践的な手法】

 

 

グローバルものづくり変革に対応する
コストマネジメントの要諦

  • 製造業のビジネスイノベーションに伴う
    プロダクトライフサイクルトータルでの収支管理の必要性
  • 必ず利益を確保する古くて新しい原価企画
  • 現場の改善から経営意思決定まで一気通貫で実現する実績原価管理

株式会社レイヤーズ・コンサルティング
SCM事業部 統括マネージングディレクター

鈴木 基

自動車、自動車部品、光学機器、機械設備などの製造業を中心とした上場企業に対して、グローバルコストマネジメント、グローバルSCM構築、グローバル生産管理などのコンサルティングをプロジェクト責任者として多数行う。セミナでの講演、執筆も多数。

 

グローバル化により中国・アジアをはじめとした新興国との競争を強いられる一方で、コーポレートガバナンスコード等収益責任に対する声が高まるなか、経営者の利益確保の重要性が増しています。一方で、IoTの本格的な進展により、従来とは異なるビジネスモデル(モノ売りからサービス化等)により利益の源泉や稼ぎ方が変わってきています。本講演では、これらをふまえた原価企画・原価管理の実践的な手法について解説致します。

12:40~13:40  昼食(60分間) ※会場内でお弁当をお配りします。

 

 

13:40~14:40  事例講演Ⅰ(60分間)【IT戦略・ITコストの考え方】 

 

 

次なる100年を拓く、ヤンマーグローバルIT戦略
A SUSTAINABLE FUTURE
~テクノロジーで、新しい豊かさへ。~

  • ヤンマーの次の100年に向けた変革
  • 経営の基盤固めに対するITの考え方
  • 新たな成長・豊かさに向けたIT活用

ヤンマー株式会社

経営企画ユニット ビジネスシステム部

執行役員 部長

矢島 孝應

1979年松下電器(株)(現パナソニック(株))入社。三洋電機(株)を経て2013年1月にヤンマー(株)に入社。その間、アメリカ松下電器5年、松下電器系合弁会社取締役3年、三洋電機(株) 執行役員、関係会社社長3年を経験。ヤンマー(株) 入社後、執行役員ビジネスシステム部長就任。2015年7月より、ヤンマーホールディングス(株) ビジネスシステム部ゼネラルマネジャーを兼務。

 

ヤンマーは、創業者・山岡孫吉の想いである「人々のくらしを豊かにする革新」のため、次の100年に向けて、2013年からプレミアムプロジェクトに着手し、未来の4つの社会(省エネ、安心な生活、食の供給、暮らしやすい社会)の実現を目指しています。これまでの100年間で培ってきた商品力や経営基盤を深化させるためのIT戦略やITコストの考え方をご説明します。また、新しい豊かさを実現するため、作業機の稼働状況を見守り、お客様の期待を超えるサービスを追及するICTを活用した次世代テクノロジー「SMARTASSIST」をご紹介します。

14:40~14:55 コーヒーブレイク(15分間)

14:55~15:55  事例講演Ⅱ(60分間)【情報共有と収益性の向上】 

 

 

情報共有がもたらす新しい価値

~部門間・企業間そしてグローバルに~

  • デジタル革命が業界地図を塗り替える
  • 鍵になるのはデジタル情報の収集・蓄積・分析
  • 異なる機関間での情報共有・活用の課題

株式会社日立製作所
上席研究員
梶浦 敏範

1981年、日立製作所入社。ICT機器、ソリューションの研究開発を手がけた後、2001年に新規事業開拓部門の部長職に就き、2003年以降、小泉内閣や麻生内閣のIT戦略などICT政策に関与した。経団連ではインターネット・エコノミー作業部会、サイバーセキュリティ懇談会の座長を務め、日米欧政府にデジタル革命に関する提言を行っている。政府(総務省・国交省)日銀などの検討会委員多数。

 

金融業界のFinTech、交通業界のUber等デジタル革命とも呼ばれる流れが加速しております。これらはインターネット上で情報を共有・活用して、新しい価値を生み出しているといえます。ICTは単なる効率化の道具から、企業価値を創造するものに変化しています。IoTの時代を迎え、この流れは全ての産業に及び多くの産業地図が塗り替えられるでしょう。
単に企業内での情報共有だけでなく、企業間・業界間あるいは国境をまたがった情報共有も散見されるようになってきました。しかし、異なった機関間での情報共有には課題もあります。ここでは、産業界や政府機関が情報共有についてどう取り組んでいるかを紹介し、企業における情報共有から業績・収益向上に向けた一助としたいと考えております。

15:55~16:55  特別講演Ⅱ(60分間)【利益を生み出す体質~現地マネジメント改革】 

 

 

経営革新
-中国国営企業・東風汽車との
 合弁会社での実践を通じて学んだこと-

時代の変化に合わせて変身できない企業は生き延びることは困難です。中国の伝統的国営大企業である東風汽車と日産自動車の合弁会社で行った経験をもとに、企業革新についての私見を述べます。

カルソニックカンセイ株式会社
取締役会長
中村 克己

日産自動車株式会社で技術者として開発の現場で活躍後、経営企画室でルノー・日産のアライアンス交渉に参画。2001年同社常務に就任。カルロス・ゴーン氏による日産自動車の改革を間近で体感した後、2003年7月 中国国営の大企業である東風汽車と日産自動車の合弁会社「東風汽車有限公司」の総裁に就任し、経営改革と企業革新を行う。その後、2008年5月 ルノー社EVP、加えて、2009年6月より日産自動車株式会社取締役を兼務。2013年6月 カルソニックカンセイ株式会社 取締役会長に就任。

 

世界に新しい価値の新風を巻き起こすグローバルな総合自動車部品メーカーであるカルソニックカンセイ。現在、同社・取締役会長を務めておりますが、以前の職場であった日産自動車ではいくつかの重要なプロジェクトを経験してきました。中でも、カルロス・ゴーン氏による改革を間近で体感した後、2003年に東風汽車と日産自動車の合弁会社「東風汽車有限公司」の総裁に就任した経験は最も印象深いものでした。 東風汽車有限公司は典型的な中国の国営大企業である東風汽車の主要な事業と7万人の従業員を引き継いだ50:50の合弁会社でした。
同社・社員の業務に対する意識を変革し、収益をあげる企業体質へと改革をすることが、グローバル競争で生き残ってゆくために必須なことでした。また、それは日産自動車にとってもグローバル市場での成長を確実なものにするための大きな賭けでした。
本セッションでは、合弁会社の将来の方向の明確化、不透明だった経営・財務管理の改善・パフォーマンス指標の設定、現場のモチベーションを高め信頼関係を構築することの重要性など、海外の企業との合弁会社を運営する上での重要なポイントを体験談に基づきお話しします。

16:55~17:00  クロージング(5分間)

 

 

株式会社レイヤーズ・コンサルティング

17:00  終了

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