13:30~14:10 はじめに(40分間)
IoTで日本製造業の強みを取り戻せ
~日本的IoTとは
今や日本でもブームといえる状況となっているIoTですが、グローバルでの先進国・先進企業におけるIoTの取組状況と比較すると大きく立ち遅れている面が目立ちます。そのような状況下、過去、日本がデファクトを握れず、グローバルでの競争力を大きく失った歴史を繰り返しかねません。本日は、IoTの技術動向、仕組構成、活用可能性等をおさえつつ、日本製造業の強みを活かすIoTとは何なのか、IoTによる日本製造業復活のヒントをご紹介したいと思います。
マネージングディレクター
ものづくり戦略カンパニー長
沼田 俊介
外資系コンサルティングファーム及び国内独立系ファームにて、大手半導体、ガラスメーカー、化学メーカー等グローバル製造業の業務改革構想立案と実行をサポート。事業戦略やIT戦略の立案から業務標準化、プロセス改善等の実行までのハンズオン支援を実施。また多くの製造業にて全社的なERP導入を指揮。IGPI参画後は各種製造業の短期的な収益性改善、ものづくりにおけるバリューチェーン全体改革による中長期的な競争力強化、また海外展開における戦略策定とその実行を統括。ケースウェスタンリザーブ大学経営学修士(MBA)
14:10~15:00 第1部(50分間)
AI活用の戦略的ロードマップ
IoTにより蓄積されたビッグデータから、見える化以上の付加価値を引き出すには、AIの活用が鍵となります。「魔法の杖」のようにも語られるAIですが、当然ながら、そこには得意なことと不得意なことがあります。将来像を見据えつつも、AIの特性を見極め、活用の第一歩を見誤らないことが、その後の進化のサイクルを廻していく上での試金石となります。また、労働力不足や、ベテランや匠と言われる人達の技術伝承といった製造業の喫緊の課題にも、AIが寄与する可能性があります。本日は、製造業においてAI化を進める上でのツボや陥りがちな落とし穴といったことも交え、段階的にAIを活用する「戦略的ロードマップ」の描き方をご紹介します。
取締役 COO
浜田 貴之
大手日系・外資系証券会社にて、金融工学を用いたデリバティブ等の金融商品設計業務・財務戦略立案・M&Aに従事。IGPI参画後は、製造業・金融・ネット系企業を中心に、事業計画の策定・実行支援、市場規模・売上予測、KPI管理・管理会計の仕組み構築、ビッグデータの経営判断への活用支援、各種アルゴリズムを活用した新規事業・新サービス開発等に従事。University of California, Berkeley B.S. Mechanical Engineering New York University, Stern School of Management M.S. Business Analytics
15:10~15:20 質疑応答(10分間)
15:20~15:30 休憩(10分間)
15:30~16:20 第2部(50分間)
勝つためのIoT対応 IoTの先をつかめ
IoTは大きな技術革新のためか、企業のIoTへの対応が、技術の面にばかりフォーカスがあたり、センサーでデータを収集し、見える化したり、ビッグデータを分析するような仕組構築に留まっているように思われます。しかし、本当に大切なのは、IoTという大変革の波を捉え、ビジネスで勝者となることではないでしょうか?本日は、IoTの可能性と課題・限界を確認したうえで、来たるIoT社会で勝者となるための条件・ヒントについて事例を交えてご紹介致します。
ディレクター
宮坂 喜一
電機メーカーにて営業に従事後、会計系コンサルティングファームにて、主として製造業、卸売業、小売業、飲食業の顧客に対して経営統合、新会社設立、グローバル業務標準化、店舗業務標準化・定着化等の各種業務改革及びそれに伴うERP、CRM等のシステム導入支援を実施。IGPI参画後は、IoTの活用に向けた戦略策定、IoTを活用した故障予知、IoTを活用した業務改革、IoTの導入に向けた事前準備等IoT関連の改革案件に多数従事。中小企業診断士
16:20~16:30 質疑応答(10分間)