CIO Forum 2017
ITが導く企業変革とイノベーション
~経営機能としてのITリーダーの役割~
2017年 3月 2日(木)10:00~16:50(受付開始 9:30~)
コングレスクエア日本橋 ホールA+B
経営者、役員、CIO、経営企画、情報システム部門等の管理職の方々
10:00~11:00 特別講演Ⅰ(60分間) 【顧客起点のデジタル変革】
次世代コンビニの実現に向けたローソンのIT戦略
- 変化にどう対応していくか―“内製化”の取り組み
- 次世代コンビニへの進化に向けたチャレンジ
- 今、ITリーダーに求められる役割とは
執行役員 業務システム統括本部 副本部長 兼
株式会社ローソンデジタルイノベーション 代表取締役社長
白石 卓也 氏
東京大学大学院卒業後、1996年フューチャーアーキテクト入社、その後プルデンシャル生命保険、IBM、ベイカレントコンサルティングを経て、2015年4月ローソン入社。ローソンが推し進めている次世代システムの責任者を務める。2016年2月に設立したローソンデジタルイノベーション代表取締役社長を兼務。
競争が激しさを増し、新商品・新サービスを次々と展開する等、変化し続けるコンビニエンス業界では、スピーディに環境変化に対応し、他社に先んじて顧客に新たな価値を創造することが求められています。ローソンはITを基に新たなビジネスを創る企業を目指し、2015年にIT子会社「ローソンデジタルイノベーション」を設立するなど、デジタルイノベーションに向けて舵を切っています。同社の社長として、AIなどの最先端のIT活用を含めたデジタル戦略の先に、どのような「次世代コンビニ」を描き、実現させていくのか。そして、ビジネスに求められる変化のスピードに対応するために、ITリーダーはどのような役割を求められるのか。第一線で変革を推進する白石様より、ご講演頂きます。
11:00~12:00 基調講演(60分間) 【新たな競争優位性の獲得に向けて】
ITでイノベーションをリードし、
新たな競争優位性を獲得する
~AI(人工知能)や先端技術を素早く取り込み
ビジネス価値を生み出すクラウド・プラットフォーム~
- AI(人工知能)などの先端技術をいかにビジネスに組み込むか
- 事例からの考察
~イノベーションをリードする“自社に最適なハイブリッド・クラウド”~
日本アイ・ビー・エム株式会社
取締役専務執行役員 IBMクラウド事業本部長
三澤 智光 氏
1987年4月に富士通株式会社入社。1995年5月に日本オラクル株式会社へ入社し、2000年に執行役員 パートナー営業本部長 兼 ソリューション統括部長を務める。その後、2011年に専務執行役員 テクノロジー製品事業統括本部長、2014年に副社長執行役員 データベース事業統括、2015年12月に執行役 副社長 クラウド・テクノロジー事業統括を歴任。2016年7月より日本アイ・ビー・エム株式会社 取締役専務執行役員 IBMクラウド事業本部長へ就任し、現在に至る。
ビジネスのスピードアップ、ITのグローバル化、セキュリティの強化、パフォーマンスの向上など、ITでビジネスを変革し、新たな競争優位性を生み出すために、どのようにITを活用していけばよいのか。基調講演として、本セッションでは、先端技術の代表例であるIBM Watsonなどのコグニティブ技術やAI(人工知能)をビジネスに組込むことで、イノベーションをリードし、新たな競争優位性の獲得をするために重要な視点やポイントをお話しいたします。いまや、その実現に不可欠な「自社に最適なハイブリッド・クラウド」をどう構築し、活用するかについて、様々な取り組み事例とともに、具体的なヒントをお持ち帰り頂ければと存じます。
12:00~13:00 Lunch Break(60分間)
13:00~14:00 特別講演Ⅱ(60分間) 【グローバルビジネス×IT戦略】
~ビジネスに貢献するITマネジメント~
- グローバルITガバナンスの現状と課題
- 「攻め」と「守り」のIT施策をどう両立するか
- ITビジネスへの対応と活用事例
執行役 IT企画部長
田井 昭 氏
1981年小西六写真工業株式会社(現コニカミノルタ株式会社)入社、2007年にKonica Minolta Business Solutions U.S.A., Inc. 上級副社長へ就任。2009年にコニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 開発本部 ソリューション開発センター システムソリューション部長、2011年にコニカミノルタホールディングス株式会社 IT業務改革部長、2013年にコニカミノルタ株式会社 IT業務改革部長、2014年に同社 執行役 IT業務改革部長を歴任。2015年4月に同社 執行役 IT企画部長へ就任し、現在に至る。
海外売上比率8割、販売・サービス拠点150ヶ国と、グローバルビジネスを確立しているコニカミノルタ。世界に散らばる拠点、事業をプロジェクトごとの“点線”での管理体制ではなく、ITで横串を刺して“実線”にすることで、ガバナンスの強化に取り組む等、グローバルの経営基盤を支えるIT戦略を推進してこられました。そして同社は現在、さらなる成長のために“守り”のIT施策にも取り組みながら、よりビジネスに付加価値をもたらす「“攻め”のITとは何か」を模索していらっしゃいます。この度は同社のITリーダーとして戦略全体を統括している田井様より、ビジネスに貢献するITマネジメントについて、取組み事例をもとにご講演頂きます。
14:00~15:00 特別講演Ⅲ (60分間) 【先端テクノロジーの活用】
~コトづくり起点のイノベーション
- パナソニックにおけるIoT、AI活用の取り組み
- 先端テクノロジー戦略の策定ポイント~コトづくりファースト
- 変革をいかに推し進めていくか
全社CTO室 ソフトウェア戦略担当 理事
梶本 一夫 氏
1986年3月京都大学大学院工学研究科情報工学専攻修了、同年松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)入社。中央研究所情報グループ配属となりOSのマルチメディア機能開発に従事。その後、ビデオ編集システム、音楽配信システム、デジタル放送送出設備開発に従事の後、2007年4月システムエンジニアリングセンター所長、家電ソフトプラットフォーム開発やソフトウェアプロセス研究、オープンソース利活用、クラウド技術開発推進等に従事。2014年10月現職となり、ソフトウェアの全社戦略策定・推進を担当。
モノづくり企業からコトづくり企業へ――パナソニックは、IoTやAIなどの先端テクノロジーを活用し、モノではなくヒトを中心に据えた「コトづくり」を起点としたイノベーションに取り組んでいます。同社はテクノロジー活用により、どのようにコトづくり企業への変革を成し遂げようとしているのか。また、その変革を支える戦略はどのように策定しているのか。同社のIT活用において、ソフトウェアの全社戦略を策定・推進していらっしゃる梶本様より、先端テクノロジーをビジネスに組み込んで、新たな価値を生み出すための戦略策定の秘訣やヒントについて、今ITリーダーが持つべき視点を含め、お話頂きます。
15:00~15:20 Coffee Break(20分間)
15:20~16:50 パネルディスカッション(90分間) 【今後のITリーダーのあるべき姿】
ITリーダー× 組織変革
■組織をどう動かすか ~変革を浸透させるためのポイント
ITリーダー× テクノロジー
■デジタル・トランスフォーメーション時代のITマネジメント
ITリーダー× 未来展望
■これからのCIO・ITリーダーはどうあるべきか
ヤンマー株式会社
執行役員 経営企画ユニット ビジネスシステム部
部長
矢島 孝應 氏
アサヒビール株式会社
経営企画本部 デジタル戦略部
部長
松浦 端 氏
大和ハウス工業株式会社
執行役員 情報システム部長
加藤 恭滋 氏
日本アイ・ビー・エム株式会社
取締役専務執行役員
IBMクラウド事業本部長
三澤 智光 氏
ジャーナリスト
松岡 功 氏
フリージャーナリストとして「ビジネス」「マネジメント」「IT」の3分野をテーマに、複数のメディアでコラムや解説記事を執筆中。1957年生まれ、大阪府出身。電波新聞社、日刊工業新聞社などで記者およびITビジネス系月刊誌の編集長を歴任後、フリーに。危機管理コンサルティング会社が行うメディアトレーニングのアドバイザーも務めている。主な著書は『サン・マイクロシステムズの戦略』(日刊工業新聞社、共著)、『新企業集団・NECグループ』(日本実業出版社)、『NTTドコモ リアルタイム・マネジメントへの挑戦』(日刊工業新聞社、共著)などがある。