Data Analytics Forum 2018
今こそ再考、データ戦略
~ AI・IoT時代を勝ち抜くための
準備と実行すべき施策 ~
2018年 7月 9日(月) 10:00 ~ 17:30 (受付 9:30~)
経営層、役員、データサイエンティスト、
経営企画・経営戦略、マーケティング部門などを中心とした各事業部門の管理職の方々
10:00~11:00 特別ゲスト講演
IoT、ビッグデータ、人工知能が切り拓く、第4次産業革命
IoT、ビッグデータ、人工知能、という3つの言葉を新聞紙上で見かけない日が無い。 そして、これらの言葉が指し示すICTの新地平は、『第4次産業革命』といった社会全体を巻き込む大変革を切り拓くと言われ始めている。講演では、この3つの技術を概説すると共に、その相互連関とその結果として想定される『第4次産業革命』のもたらす『Society5.0 超スマート社会』と、マネジメント層が押さえておくべきポイントを素描する。
代表取締役
前 グーグル日本法人名誉会長
村上 憲郎 氏
1970年 京大卒業後、日立電子株式会社のミニコンピュータのシステムエンジニアとしてキャリアをスタートした。1978年 日立電子のミニコンからの撤退に伴いDigital Equipment Corporation(DEC)Japanに転籍、通産省第五世代コンピュータプロジェクトの担当を務める中で、人工知能(AI)分野の知見を修得。1986年から、米国マサチューセッツ州の DEC 米国本社人工知能技術センターに5年間勤務した。1991年 日本DECに帰任後は、取締役マーケティング本部長を務めた。 その後複数の米国系IT企業の日本法人代表を務めた後、2003年4月、Google 米国本社 副社長兼 Google Japan 代表取締役社長として Google に入社以来、日本における Google の全業務の責任者を務めて来たが、2009年1月 名誉会長に就任、2011年1月1日付けで退任し、現在、株式会社ブイキューブの社外取締役、社団法人グリーンカラーアカデミー理事長、電通総研カウンセル兼フェロー、等も務めている。
日本政府が提唱しているテクノロジーを活用した社会の仕組みである『Society5.0』。この構想を実現するために必要なのがIoTやAIなどで生み出されるデータです。データを介して様々なサービス・産業がつながり、より大きく・多様なイノベーションやビジネスチャンスが起きることが予想される中、ビジネス戦略の舵をとるマネジメント層へ向けた指針とともに、新たな時代を生きるためのヒントをお話しいただきます。
11:00~11:40 基調講演
~ビジネスを加速させる次世代データプラットフォーム~
- データから価値を生み出し、ビジネスを加速するために必要な要件とは
- データの管理、連携、分析を促進する「次世代データプラットフォーム」の考え方
- それを実現する新しいオールインワン・ソリューションの概要
専務執行役員 IBMクラウド事業本部
アナリティクス事業部長
三瓶 雅夫 氏
1989年4月 日本アイ・ビー・エム株式会社入社。米国IBM本社勤務を経て、金融事業部 ソリューション事業部長、未来価値創造事業 クラウド・スマーター事業部長、システム製品事業 執行役員セクター営業担当などの要職を歴任。2018年より現職。
アナリティクス事業部
Data Platform Strategy Leader
四元 菜つみ 氏
大学卒業後、金融系の情報サービス会社に入社。OracleDBのSE等を経験した後、日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。データベース技術営業を経て、2017年より現職。
AI、機械学習、IoTなどのテクノロジーが定着してきたのはこのわずか数年のことですが、IBMは数十年にわたりデータとアナリティクスに関する最新テクノロジーを市場に届け続けている、世界有数のリーディング・カンパニーです。本講演では多くの先進企業とのデータから価値を生み出すプロジェクトを通して完成された、「次世代データプラットフォーム」という考え方を紹介いただきます。また、企業の次世代データプラットフォームの実現を支援する新製品IBM Cloud Private for Dataの概要についてご講演いただきます。
11:40~12:25 ランチタイム
※ お弁当・お茶をご用意しております。
12:25~13:45 事例セッション【課題考察①:データ収集・蓄積方法】
※本セッションは、2社の事例考察(各30分間)の後、対談・質疑応答時間(20分間)から考察を深めます。
【事例考察(データ収集・蓄積)】
シャープが推進するAIoT戦略とデータ活用
- シャープの取り組むAIoT戦略の概要
- エレクトロニクス機器のAIoT化
- 人に寄り添うサービス「COCORO+」
- COCORO+に対応した製品・サービスの具体例
- 家電データによる生活者理解
- データ利活用について
IoT事業本部 IoTクラウド事業部
サービスマーケティング部 部長
松本 融 氏
【事例考察(データ収集・蓄積)】
ワイヤ・アンド・ワイヤレスのデータ収集・蓄積?法からの考察
~どうデータを収集し、蓄積し、利活?へとつなげていくか~
- データ収集・蓄積基盤を構築する際の勘所
- 今後のデータ活?へつなげるため、注意すべきポイント
CTO
相? 賢司 氏
【対談・質疑応答時間(データ収集・蓄積)】
新たな価値創造へ向けた準備
~どうデータ収集し蓄積し利活用へつなげていくか~
シャープ株式会社
IoT事業本部 IoTクラウド事業部 サービスマーケティング部 部長 松本 融 氏 |
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株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス
CTO 相? 賢司 氏
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『AIoT』(Artificial Intelligence of Things)の実現に向け、家庭にあるスマート家電のデータ収集・分析プラットフォームを展開するシャープ。そして、訪日外国人が20万ヵ所以上で利用可能な『TRAVEL JAPAN Wi-Fi』を運営し、膨大な位置・行動データを処理しているワイヤ・アンド・ワイヤレス。様々な場所からバラバラに集まってくる膨大なデータは、どのように収集・蓄積されているのでしょうか。新しいサービス・分析の源泉となるデータの収集方法や管理・運用基盤(蓄積方法)についてのポイントを考察し、データの有効利用へとつなげる基盤構築の重要性を伺います。
13:45~13:50 ショートブレイク
13:50~15:10 事例セッション【課題考察②:組織的データ構築・管理・利用プロセス】
※本セッションは、2社の事例考察(各30分間)の後、対談・質疑応答時間(20分間)から考察を深めます。
【事例考察(組織的データ利用)】
データドリブンのキードライバー組織としてのあゆみ
- キードライバー組織となるための努力
- データ活用推進で今尽力していること
執行役員デジタルマーケティング推進部長
白川 貴久子 氏
NTT入社後関西で主に法人営業と人材開発に従事。 1997年 NTTドコモ関西転籍後、広くコンシューママーケティングを担当。 2009年 情報システム部情報戦略担当、2014年 マーケティング部担当部長兼務。2018年7月より現職。社外では2001年より日本マーケティング協会関西マーケティングマイスター、2016年よりマイスター代表。2012年より日本データマネジメントコンソーシアム理事。
【事例考察(組織的データ利用)】
データ・ドリブン・カンパニーへ
~データ分析で会社を変える・事業戦略を革新する
- 顧客戦略マップの構築
- 行動データ分析と認知データ分析
執行役員 マーケティング担当
Strategy Partners 代表取締役
元 ロクシタンジャポン株式会社 代表取締役社長
西口 一希 氏
1990年 P&G入社後、ブランドマネージャーを経てマーケティングディレクターを17年担当。2006年 ロート製薬入社 執行役員 CMOとして、肌ラボを年間売上30億から160億超えまで育成。 2015年 ロクシタン代表取締役社長に就任、アジア人初のGlobal Executive Committee Member、外部取締役 戦略顧問。 現在 Strategy Partners代表(コンサルティング業務及び投資活動)、SmartNews 執行役員 SVP 日本及び米国のマーケティング担当。
【対談・質疑応答時間(組織的データ利用)】
データ分析からネクストアクションへつなげるために
~使ってもらえるデータへの仕掛け・体制づくり~
株式会社NTTドコモ
執行役員デジタルマーケティング推進部長 白川 貴久子 氏
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スマートニュース株式会社
執行役員 マーケティング担当 Strategy Partners 代表取締役 元 ロクシタンジャポン株式会社 代表取締役社長 西口 一希 氏 |
NTTドコモは、組織におけるデータ分析・活用の仕組みを整え、さらなるサービスや価値提供への歩みを進めています。リーダーとして、データ分析の輪を社内に広げてきた白川様から、そのご経験とご知見を伺います。また、ロクシタンジャポンの業績を、データ分析を軸に革新された実績をお持ちの西口様からは、全社でデータを活用し効果を上げるための秘訣を伺います。会社・組織で【データ利活用】を進め変革を遂げるためのヒントを、お二人のご体験からひも解きます。
15:10~15:25 コーヒーブレイク
15:25~16:05 ラップアップ講演【課題考察からのヒント・ポイント整理】
企業としてデータ分析力をどのように高めるか
- データ活用で成功している企業はどこが違うのか
- チームとしての分析力を高めるためのツールの選択法
- 分析結果を業務に組み込み、具体的な成果につなげるために必要な分析基盤とは
クラウド事業本部
アナリティクス・テクニカルセールス
西牧 洋一郎 氏
エス・ピー・エス・エス株式会社を経て、2009年IBMのSPSS統合に伴いIBMソフトウェア事業へ。流通業・通信業担当ITスペシャリストとして、顧客分析をはじめとする数多くのデータ分析プロジェクトに携わる。
データ分析エリアで多くの先進的な取り組みを支援してきた日本IBM。昨今は高度なデータ活用により市場競争力の高いビジネスモデルへと進化する企業が増えているといいます。本講演では、データ活用で成功している企業の特徴を明らかにするとともに、分析者の様々なニーズに応えチームとしての分析力を高めるためのツールの選択法や、分析結果を業務に組み込み具体的な成果につなげるために必要な分析基盤、実現に向けたアプローチなどについてご紹介いただきます。
16:05~16:10 ショートブレイク
16:10~17:30 事例セッション【先進事例考察:先進的なデータ利活用推進の背景を知る】
※本セッションは、事例考察(70分間)の後、質疑応答時間(10分間)にて考察を深めます。
【事例考察(先進事例考察)】
楽天が取り組むデータ活用の新しい挑戦、Creative AI への道
今現在、「AI(人工知能)」という新しい潮流が社会そのものを変革する可能性をもつと注目を浴びており、楽天の研究開発組織である楽天技術研究所においても幅広いAI研究を推進している。本講演では、研究所でのデータを活用したAI開発の事例を引きながら、「個別化時代」という特殊な時代ゆえの課題を解説し、そして今後来る「Creative AI」への挑戦についても述べる。
執行役員 楽天技術研究所代表
楽天生命技術ラボ所長
森 正弥 氏
06年、楽天株式会社入社。現在,同社 執行役員 兼 楽天技術研究所代表 兼 楽天生命技術ラボ所長。世界の各研究拠点のマネジメントに従事。日本データベース学会 理事、企業情報化協会 常任幹事。著作に「クラウド大全」(日経BP社, 共著)、「ウェブ大変化 パワーシフトの始まり」(近代セールス社)がある。
17:30 終了