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サステナビリティ情報開示2.0
非財務情報の高度化、開示の効率化に向けたプロセス変革
~SSBJ対応/最新動向/企業事例にみる情報開示の次なるフェーズ~

開催日時

  • 東京 2025年6月11日(水)14:00~18:00
    (受付開始 13:30~) /
    懇親会 17:00~18:00
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プログラム詳細

14:00~14:05 オープニング

ワーキーバジャパン合同会社

エリアセールスマネージャー

大八木 邦治

30年に渡り日本におけるITソリューションのセールス、エンタープライズビジネスの立ち上げ、経営マネジメントに従事。14年にワークデイ日本法人の立ち上げに参画し、執行役員を務めるまでの約8年間、大手企業へのHCM導入をリード。22年4月からWorkiva日本法人の立ち上げに参画。

14:05~14:45 基調講演

サステナビリティ情報開示の最新動向と求められる対応

  • サステナビリティ情報開示における現状
  • 大企業に求められる今後の対応策
  • 国内外の最新動向
  • 企業価値向上に向けて企業が抑えるべきポイント/開示のあり方

東京大学 未来ビジョン研究センター 教授

高村 ゆかり

島根県生まれ。専門は国際法学・環境法学。京都大学法学部卒業。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学。名古屋大学大学院教授、東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)教授などを経て2019年より現職。国際環境条約とその国内実施に関わる法的問題、気候変動とエネルギーに関する法政策などを主な研究テーマとする。東京都環境審議会会長、金融審議会専門委員、サステナビリティ情報開示の基準を策定するサステナビリティ基準委員会(SSBJ)委員なども務める。中央環境審議会会長や再生可能エネルギー買取制度調達価格等算定委員会委員長も務めた。主な編著書に『環境規制の現代的展開』『気候変動政策のダイナミズム』『気候変動と国際協調』など

14:45~15:15 トレンド講演

企業価値の最大化に資する「サステナビリティ開示」の歩き方

2025年3月5日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)がサステナビリティ開示基準を公表しました。従前、サステナビリティ開示は欧州の子会社を中心に推進されることが多く見られましたが、CSRDオムニバス提案を受け、今後は日本本社が主導して、グループ全体としての開示活動を通じた「企業価値の最大化を目指す取り組み」が加速すると見込まれています。企業価値を最大化する「価値創造経営」を実現するためには、「戦略」、「基盤・体制」、「レポーティング」など多様な取り組みが求められます。本講演では、日本企業がSSBJ対応を単なる法令規制の順守にとどめるのではなく、企業価値の最大化を志向した経営への変革を図るための具体的な進め方について解説します。

PwCコンサルティング合同会社

執行役員 パートナー

小林 たくみ

15年以上にわたり、ビジネスコンサルティングとテクノロジーコンサルティングの双方の経験・専門性を有し、経営改革や経営管理の高度化を筆頭にコーポレート機能の戦略立案から構造改革、組織再編、業務設計から改革実行・データ活用に至る変革をエンドツーエンドでリードした実績を持つ。グローバル・国内双方でのプロジェクトマネジメント経験に加え、寄稿やカンファレンス講演、研修講師など対外発信実績も豊富に有している。現在は経済価値と社会的価値の両面から「価値創造経営」と称した経営改革を推進している。ダイヤモンド社『【実践】価値創造経営』共著者。

15:15~15:25 休憩

15:25~15:55 ユーザー様講演

ちょうどいいサステナ情報開示体制の構築に向けて

欧州のCSRDや日本のSSBJなど、企業に対するサステナビリティ情報開示指令の施行スケジュールが迫る中、島津製作所においても情報開示体制の構築を進めています。サステナビリティ経営に対するステークホルダーの見方に振れ幅が生じる中、担当部門としてサステナ経営の活動の軸を保ちつつ、グループ会社と社内関係者を巻き込むのに有効だと感じている取組のポイント、更に情報開示体制の構築に向けて、国内外グループ会社との共通レポーティングシステムとして当社がWorkivaを選定した理由などをご紹介予定です。

株式会社島津製作所

経営戦略室 サステナビリティ経営ユニット

ユニット長

柴田 啓介

島津製作所入社後、海外営業部にて中近東、中南米など主に新興国向け医療機器販売を担当、2007年から2019年まで人事部にて労使交渉、人財マネジメント、グローバル人財育成、DE&I推進プロジェクトなどを担当。その後秘書室を経て、2024年より現職にてサステナビリティ経営の推進、グループガバナンスの強化に取り組んでいる。

15:55~16:45 対談セッション

グローバル企業の統合開示最前線 ~ DIC × Workivaが語る財務・非財務情報の課題と未来~

本セッションでは、DIC 株式会社の執行役員 ESG 部門長 虎山 邦子様と WorkivaのCAO Junko Swainが登壇し、グローバル企業が直面する非財務情報開示の最新課題と実践的な解決策を深掘りします。グローバル間(日・米・欧)で異なる開示アプローチの橋渡し、急速に変化する各国規制(CSRD・気候関連開示など)への優先順位付けと対応戦略をはじめ、グローバル規模でのプロジェクト推進方法をご紹介いただきます。

さらに、サステナビリティ経営を牽引する ESG 部門の役割進化、部門横断での ESG データ収集体制、財務部門との連携強化に向けた取り組みや監査対応による信頼性確保、そしてデジタル技術を活用した開示プロセスの効率化について今後の展望を含めてお話しいただきます。最後に、将来を見据えた開示戦略と人材育成の方向性について議論し、参加者の皆様が自社の統合報告を次のステージへ進化させるための示唆をお話しいただきます。

DIC株式会社

執行役員

ESG部門長、サステナビリティ戦略部長委嘱、ダイバーシティ担当

虎山 邦子

メーカー法務から米大手法律事務所(日本)を経てDIC法務部へ。人事経験後、現在はESG担当。グローバルな視点を活かし、60カ国に及ぶグループの非財務情報収集インフラ構築を推進。地域ごとの違いを意識しながら、グループ全体のダイバーシティ活動を主導。

ワーキーバジャパン合同会社

シニアヴァイスプレジデント

兼 最高会計責任者(CAO)

Junko Swain

スタートアップから数十億ドル規模のテクノロジー企業まで、幅広い財務およびビジネス変革をリード。2度のIPOを経験し、Workivaに2023年8月に参画。 Workiva入社以前はDeloitteの監査役としてテクノロジー企業のクライアントにサービスを提供したのち、Apple、VMWare、eBayなど、シリコンバレーを中心に複数のテクノロジー企業でリーダーシップを発揮。

16:45~16:55 クロージング

ワーキーバジャパン合同会社

エリアセールスマネージャー

大八木 邦治

17:00~18:00 懇親会

ゲストとしてご登壇いただきました【島津製作所/柴田様】【DIC/虎山様】もご参加予定です。

ぜひ、名刺交換やネットワーキングの場としてご活用ください。

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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開催概要

開催趣旨

2025年3月5日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、日本企業に求められるサステナビリティ情報開示の新基準を発表しました。この基準は国際的なISSB基準をベースに策定されており、日本企業のグローバル市場での競争力強化や企業価値向上が期待される一方、2027年3月期から段階的な義務化が始まることで、企業には迅速な体制整備が求められています。また、新基準では温室効果ガス排出量のサプライチェーン全体での開示や、気候関連リスク・機会の網羅的な情報開示など、従来以上に高度で包括的な非財務情報開示が求められています。

しかしながら、こうした高度な開示要件に対応するためには、部門ごとに分断されがちなデータのサイロ化や、手作業によるデータ収集の限界といった課題が顕在化しており、サステナビリティや経営企画部門の業務負担は増大し、データの正確性・信頼性の確保が難しくなっているのが現状です。効率的かつ信頼性の高い情報開示を実現するには、デジタル技術の活用を前提とした、情報収集/管理の効率化と開示プロセスの自動化が不可欠です。

サステナビリティ情報開示は、今や「2.0」のフェーズへ突入し、単なる法令対応や形式的な報告を超えて、企業としての責任や社会的価値を的確に伝え、企業の持続的成長戦略として取り組むことべき経営アジェンダに位置づけられています。

本セミナーでは、SSBJ基準への対応ポイントや最新動向、先進企業の事例を交えながら、情報開示の高度化・効率化に向けた具体的なアプローチを考察してまいります。専門家や先進企業のリーダーをゲストに迎え、「サステナビリティ情報開示2.0」時代における企業価値向上と持続的成長に向けた道筋を皆様とともに模索していきます。

概要

参加対象者

企業の経営層、役員、CSO/CSuO、経営企画、サステナビリティ/ESG関連、財務、総務部門等の管理職やリーダーの方々
サステナビリティ情報開示に関する課題をお持ちの方

参加料

無料ご招待

参加定員

100名(事前登録制)

申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。

参加形式

リアル開催

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

共催

ワーキーバジャパン合同会社

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

会場

コングレスクエア日本橋

東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル3階

東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋駅」B9出口直結

JR各線「東京駅」日本橋口から徒歩5分

東京メトロ半蔵門線「三越前駅」B5出口から徒歩3分

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