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サステナビリティ経営フォーラム2025 本質に迫る対話とデータ活用 〜信頼を築く情報開示と戦略の再構築〜

サステナビリティ経営フォーラム2025 本質に迫る対話とデータ活用 〜信頼を築く情報開示と戦略の再構築〜

開催概要

開催日時

  • 東京2025年10月9日(木)14:00~17:40 /ネットワーキング17:40~(受付開始 13:30~)

開催趣旨

サステナビリティ情報の開示は、企業が自らのリスク管理体制や価値創造への取り組みをステークホルダーに伝える重要な手段です。近年はISSB/SSBJ(※1)をはじめとした開示基準が整備され、義務の拡大や要件の複雑化・高度化が急速に進んでいます。

その一方で、情報量の増加や専門性の高まりにより、開示が形骸化し、本質的なサステナビリティの実践が置き去りになりかねないという懸念も高まっています。今、企業には開示の信頼性を高めるだけでなく、データを活用してリスク・機会を可視化し、経営判断や価値向上に結びつける視点が求められています。

これらの課題を乗り越えるには、理想論にとどまらず、各ステークホルダーとの対話を通じて、現実的な手法をともに模索していくことが不可欠です。

■サステナビリティ経営フォーラム2025  本質に迫る対話とデータ活用 〜信頼を築く情報開示と戦略の再構築〜

本フォーラムでは、サステナビリティ経営を推進するCXO層やCSuO、実務責任者が直面する課題に焦点を当て、各種セッションを通じて本質的な議論を行います。

キーノート・パネルには、ESG投資の第一人者である高崎経済大学 学長・水口剛氏と、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)にてESG・スチュワードシップ推進部長として同法人のESG戦略を長年牽引された塩村賢史氏をお迎えします。さらに、開示基準や評価に精通した専門家、企業経営層の登壇を予定し、参加者の立場に即した具体的論点にまで踏み込む実践的なセッションを展開します。

パネル・Q&A・ワークショップ・ラウンドテーブルなど「対話」に重点を置いた本フォーラムは、サステナビリティの実装を本気で考える実務者のための、実りある学びと気づきの場となることを目指します。

概要

参加対象者

プライム市場上場企業のCSuOを含むCXOとして企業経営の意思決定者の方

サステナビリティ担当部門役員、室長、部長、課長をお務めで企業のサステナビリティ経営推進における意思決定者の方

参加料

無料(事前登録制)

参加定員

100名

申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

開催形式

リアル開催

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

主催

シェルパ・アンド・カンパニー株式会社

協力

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

会場

ステーションコンファレンス東京

東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー4~6F

東京メトロ東西線「大手町駅」B7出口直結

JR「東京駅」日本橋口直結(新幹線日本橋口改札徒歩1分、八重洲北口改札徒歩2分)

※お車でお越しのお客さまは、ビル内の時間貸し駐車場をご利用ください。

区切り線

プログラム詳細

14:00~ オープニング

14:05~14:50 キーノート・パネル(対話)

企業は何を語るべきか
非財務情報の本質と価値を問い直す

サステナビリティに対する社会的なバックラッシュも見受けられる中、企業が非財務情報の開示にあたって意識すべき課題や、その先にあるべき方向性について、多角的に掘り下げます。市場の期待と制度的要請の交差点において、情報開示に求められる本質とその価値は何なのかという問いに迫り、本フォーラムの基調をなす対話の起点となるキーノート・パネルセッションです。

高崎経済大学学長/博士

水口 剛

筑波大学第三学群社会工学類卒。商社、監査法人等の勤務を経て、1997年高崎経済大学経済学部講師。2008年教授、2017年副学長を経て、2021年より現職。専門は責任投資(ESG 投資)、非財務情報開示。環境省グリーンファイナンスに関する検討会座長、環境省ESG 金融ハイレベル・パネル委員、金融庁サステナブルファイナンス有識者会議座長、インパクトコンソーシアム会長、内閣府休眠預金等活用審議会委員、日本公認会計士協会サステナビリティ能力開発協議会委員等を歴任。主な著書に『ESG 投資──新しい資本主義のかたち』(日本経済新聞出版)、『責任ある投資──資金の流れで未来を変える』(岩波書店、環境経済・政策学会論壇賞)、『サステナブルファイナンス最前線』(編著、金融財政事情研究会)、『サステナビリティ基準がわかる』(共著、日本経済新聞出版)、『意図をもつ金融-インパクトファイナンスのすべて』(監修、金融財政事情研究会)など。

元・年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)

ESG・スチュワードシップ推進部長

塩村 賢史

2016年2月GPIF入職後、チーフストラテジストとして、投資戦略立案やESG指数の選定などを担当。ESG活動報告については、発刊当初から編集責任者として執筆、取りまとめを担当。2023年4月ESG・スチュワードシップ推進部発足により、ESG・スチュワードシップ推進部長に就任。GPIF入職前は、大和証券投資戦略部にて日本株投資戦略、内外マクロ経済等を担当。日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)

モデレーター

シェルパ・アンド・カンパニー株式会社

取締役CSuO(Chief Sustainability Officer

中久保 菜穂

S&Pグローバル Sustainable1部署にてESGソリューションズ・日本ヘッドを経て、2023年7月にシェルパ・アンド・カンパニーのCEIOに着任し、AIを駆使したサステナビリティに関する課題解決に取り組む。英国のESG評価機関であるVigeo Eirisでの分析・SRIアドバイザリー業務、デロイトにおけるESGコンサルティング業務経験も有する。イベント・講演出演や大学での講義、ESGやAIに関する執筆多数(「AIによるESG評価 ―モデル構築と情報開示分析」/同文館出版への執筆等)。京都大学 法学士、ロンドン大学(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)法学修士。大阪公立大学 経営学研究科 客員准教授。

14:50~15:00 コーヒーブレイク

15:00~16:00 <セッション1>※お申込み時に参加希望のセッションをご選択ください。

パネルディスカッション①

サステナビリティ情報の信頼性と課題

サステナビリティ情報に携わる専門家や実務家の方々をゲストに迎え、パネルディスカッション形式で議論を展開します。企業の実務や開示の最前線で直面する課題や取り組みを共有するとともに、制度開示への対応や第三者保証への向き合い方を出発点として、「サステナビリティ情報に本質的に求められる信頼性とは何か」「その実現に向けて乗り越えるべき課題は何か」といった論点を掘り下げます。こうした多角的な議論を通じて、透明性と本質性を両立する開示のあり方を探求します。

株式会社日本取引所グループ(JPX)

サステナビリティ推進部

鳥居 夏帆 氏

株式会社東京証券取引所入社後、派生商品部、広報・IR部、グローバル戦略部を経て現職。「JPX ESG Knowledge Hub」、「JPX サステナビリティ情報検索ツール」の企画・開発をはじめ、ESG投資の推進や国内外のサステナブル・ファイナンス動向の調査・分析を担当。2020年~2023年、責任投資原則(Principles for Responsible Investment, PRI)に出向し、ポリシー部門にて日本の関連政策の調査・分析を担当。2018~2020年、世界取引所連合(World Federation of Exchanges, WFE)のSustainability Working Groupにて副議長を務めた。

国際監査・保証基準審議会(IAASB)

ボードメンバー

大野 美紀子 氏

2025年1月より、国際監査・保証基準審議会(IAASB)ボードメンバー、インパクト志向金融宣言アドバイザーに就任。2017年にリクルートホールディングスに入社以来、グローバル資本市場とのサステナビリティ観点における対話・開示を牽引。現在、機関投資家及びステークホルダーとのサステナビリティ/インパクト対話に加え、全社横断のサステナビリティ情報開示プロジェクトをリード。2022年から2023年まで、ISSB Technical Reference Groupのメンバーを務める。日本証券アナリスト協会検定会員。

モデレーター

株式会社野村総合研究所

プリンシプル研究員

三井 千絵

株式会社時事通信社を経て、2008年より株式会社野村総合研究所。専門は企業開示情報と関連制度。2020年までIFRS財団の電子開示に関する諮問グループ、2021年よりCFA協会の企業開示指針委員会、2025年からは国際監査監督フォーラムのアドバイザーグループのメンバーを務める。また国内外の投資家団体にて活動を行い、コーポレートガバナンス/スチュワードシップコード、サステナブルファイナンスについてグローバルな動向と日本への影響をテーマとしている。開示に関する複数のアワードの審査委員を務め、2023年には経済産業省が立ち上げた「サステナブルな企業価値創造に向けたサステナビリティ関連データの効率的な収集と戦略的活用に関するWG」で委員を務めた。

ワークショップ

第三者保証に耐えうるデータガバナンスの構築

※グループに分かれて、少人数で深く議論できるワークショップ形式のセッションです。事前申込制・抽選で30名限定となります。

テーマに基づき、約30名の参加者(事前申し込み制)を対象にゲスト講師がワークショップを行います。サステナビリティ情報管理システムの構築ポイントに関する説明や、データの収集・集計・管理をどのように設計、現場で運用できるか議論するワークショップです。

有限責任 あずさ監査法人

サステナブルバリュー統轄事業部

アドバイザリー事業部ディレクター

南原 亨成

1998 年朝日監査法人(現:有限責任 あずさ監査法人)に入所、2005 年から3年間米国に駐在。20年以上にわたりSEC 登録企業を含むグローバル企業や様々な業種の監査業務に従事するとともに、IFRS 導入や決算早期化などの会計・経営管理関連アドバイザリー業務にも従事。近年は、CFO領域におけるSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)サービスを推進しており、サステナビリティ関連情報の信頼性確保のためのプロセス・内部統制構築、サステナビリティ関連情報と財務情報とを統合した新たな経営管理制度の構築、ITシステム導入などを支援している。

モデレーター

シェルパ・アンド・カンパニー株式会社

代表取締役CEO

杉本 淳

杉本 淳(シェルパ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役CEO) SMBC日興証券株式会社およびJPモルガン証券株式会社にて、国内外の大型M&A・資金調達案件やIR・コーポレートガバナンス関連のアドバイザリー業務に従事。金融機関での業務を経て、2019 年9 月に起業し、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社を設立。企業のESG情報開示支援クラウド「SmartESG」を主力サービスとして開発・提供し、テクノロジーの力で企業のサステナビリティを促進して企業価値向上を目指すESG経営のベストプラクティスの確立を目指している。

16:00~16:20 コーヒーブレイク

16:20~17:20 <セッション2> ※お申込み時に参加希望のセッションをご選択ください。

パネルディスカッション②

AIによる情報分析の最前線とその課題

企業が蓄積するサステナビリティ情報をAIによっていかに分析し、意思決定や企業価値向上に結びつけられるのか。具体的活用例の紹介をはじめ、現場での実装課題や、データの信頼性、限界、倫理面への配慮なども含めて、最新動向と今後の展望を議論します。

第一生命ホールディングス株式会社

執行役員 G-CSuO(Group Chief Sustainability Officer)

酒井 由紀子

2025年4月より第一生命ホールディングスのグループCSuOに就任し、グループ全体のサステナビリティ推進を担当。事業会社そして機関投資家として両面での事業を通じた社会課題解決に取り組む。第一生命ホールディングス入社前は、マッキンゼーアンドカンパニーのパートナーとして主にヘルスケア企業や公的機関のサステナビリティを含む事業戦略・組織戦略の策定支援等に従事。東京大学学士(理学)、ハーバード大学ビジネススクールMBA。

株式会社日立製作所

グループサステナビリティ本部 主管 兼 
一般社団法人ESG情報開示研究会 共同代表理事

増田 典生 氏

1985年日立ソリューションズ入社。2015年4月日立製作所へ転籍。2017年度から2019年度までグループサステナビリティ本部企画部長として日立グループのサステナビリティ戦略構築・推進に従事。2020年4月よりグループサステナビリティ本部主管(現任) 。2020年6月一般社団法人ESG情報開示研究会設立と同時に共同代表理事に就任(現任)。2022年4月から2024年3月まで京都大学経営管理大学院特命教授。

モデレーター

関西大学

総合情報学部
教授/博士(経営学)

中尾 悠利子

専門はサステナビリティ経営、AIによるESG評価、サステナビリティ情報開示。サステナビリティファイナンスのアドバイザー、日本社会関連会計学会理事などを務める。また、科学研究費助成事業 基盤研究(B)「バリューモデルに基づく目標志向型サステナビリティ情報開示と評価に関する総合的研究」の研究代表者。主な著書に『AIによるESG評価』(編者、同文館)、『利他の構造』(共著、ミネルヴァ書房)、Sustainability Management and Business Strategy in Asia(分担執筆、World Scientific)、監修書に『GX実践の教科書―カーボンニュートラル実現のためのビジネスプロセス構築ガイド』(オーム社)など。

ラウンドテーブル

サステナビリティデータの経営への活用とテクノロジーの可能性

※少人数で深く議論できるワークショップ形式のセッションです。事前申込制・抽選で10名限定となります。

企業価値を高めていくうえで、経営層はサステナビリティ情報をいかに戦略的に活用すべきか。本ラウンドテーブルでは、CSuOやCSO、CFOといった企業の中核を担うリーダーが集い、サステナビリティ指標をいかに経営判断や中長期戦略に組み込み、企業価値の向上につなげていくかについて、率直な意見交換を行います。あわせて、そのプロセスにおけるAIをはじめとするテクノロジーの活用可能性についても多角的に議論します。(CXOや役員クラス向け)

コメンテーター

有限責任あずさ監査法人

サステナブルバリュー統轄事業部

サステナビリティトランスフォーメーション

パートナー

土屋 大輔

大手都市銀行、大手IR・SRコンサルティング会社の取締役IR・SRコンサルティング本部長を経て、2015年よりKPMG/あずさ監査法人にてCFO×ESG領域に関するアドバイザリーを実施。ROIC、事業ポートフォリオ、財務戦略、ESGに関する執筆やセミナーの実施多数。

モデレーター

シェルパ・アンド・カンパニー株式会社

取締役CSuO(Chief Sustainability Officer

中久保 菜穂

S&Pグローバル Sustainable1部署にてESGソリューションズ・日本ヘッドを経て、2023年7月にシェルパ・アンド・カンパニーのCEIOに着任し、AIを駆使したサステナビリティに関する課題解決に取り組む。英国のESG評価機関であるVigeo Eirisでの分析・SRIアドバイザリー業務、デロイトにおけるESGコンサルティング業務経験も有する。イベント・講演出演や大学での講義、ESGやAIに関する執筆多数(「AIによるESG評価 ―モデル構築と情報開示分析」/同文館出版への執筆等)。京都大学 法学士、ロンドン大学(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)法学修士。大阪公立大学 経営学研究科 客員准教授。

17:40~18:40 ネットワーキング

プログラム終了後、会場にて軽食とお飲み物のご用意がございます。
ご参加の皆さまとの名刺・情報交換やネットワーク構築の場としてご活用ください。

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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