“個性”を活かし、革新を生み出す組織への変革
2016年 9月 28日(水)10:00~17:00(受付開始 9:30~)
経営者、役員、経営企画、人事部門など各事業部門の責任者の方々
10:00~11:10 特別ゲスト講演(70分間)【世界で勝つ組織マネジメント】
佐々木流チームマネジメント
佐々木 則夫 氏
帝京高校・明治大学を経てNTT関東サッカー部で選手として活躍し、1990年に現役引退。NTT関東サッカー部・大宮アルディージャでコーチ、監督を歴任し、2006年 日本サッカー協会 なでしこジャパン(日本女子代表)コーチに就任。2007年 日本サッカー協会 なでしこジャパン(日本女子代表)監督就任、2008年には東アジア女子サッカー選手権に優勝し、日本初のタイトルをもたらす。北京オリンピック ベスト4。2010年 東アジア女子サッカー選手権で2度目の優勝を果たし、2011年 FIFA女子ワールドカップ ドイツ2011で日本サッカー初の世界一へ導く。2012年 ロンドンオリンピック 銀メダル獲得(日本サッカー史上初)。2014年 AFC女子アジアカップ 優勝、2015年 FIFA女子ワールドカップ カナダ2015 準優勝。著書に、『なでしこ力』(講談社)、
『なでしこ力 次へ』(講談社)、『勝つ組織』(角川書店)がある。
11:10~12:00 基調講演(50分間)【個の力の最大化とイノベーション組織】
イノベーション組織に向けた新たなリーダーシップと
人材マネジメント
~「個(多様性)を最大限発揮させる組織」と
「個(多様性)による組織力強化」~
- “個”と“組織”の関連性とその役割
- “個”の力(多様性)を最大限発揮させるリーダーシップとは
- “個”の力を“組織力”へと転換させる人材マネジメントとイノベーション組織への移行
事業戦略事業部 マネージングディレクター
HRソリューション担当
出崎 弘史 氏
大手外資系コンサルティングファームを経て、現職。 組織・人事コンサルティング部門において、タレントマネジメント等の人材戦略策定、人事制度設計、人事部門にかかる組織改革ならびに人事給与を中心とした業務改革(BPR)やそれに伴うシェアードサービス化・BPO化におけるコンサルティングサービスを提供。その他人事・給与システム再構築の構想策定から導入支援にも従事し、戦略策定から新業務・新システム導入における変革実行まで、トータルなコンサルティングサービスを提供。
これまでの日本企業は、組織(集合体)を重視した人材的管理手法でした。各人材における“個”の力(多様性)に内在する可能性を軽んじ、画一的な評価・育成手法等により同質的人材の集合体へと成長させてきました。結果、堅実ではあるものの、欧米企業との比較のなか、「イノベーション力不足」が大きな課題の一つとして叫ばれております。 今回、そういった課題感を解決すべく、“個”の力(多様性)を最大限に活かし、組織力へ繋げることの切り札となる新たなリーダーシップや人材マネジメント(手法)をご紹介いたします。加えて、そこから見えてくるイノベーション組織の中身及び移行アプローチについてもご紹介いたします。
12:00~13:00 休憩(60分間)
13:00~14:00 事例講演Ⅰ(60分間)【アイディア創出のメカニズム】
想いの創り方・想いの果し方
~5代目ステップワゴンの場合
- 5代目ステップワゴン開発秘話
- Honda「らしさ」を折り込むために
- チームで見つけ出した答えと実現への道のり
車体・安全戦略担当 執行役員
袴田 仁 氏
1982年 本田技術研究所入社、空調設計に携わる。HR-V、インテグラ TYPE-Rなどの開発担当、FIT(2代目)の車体設計領域開発責任者を歴任 。2008年 空調設計部門 マネージャー、2011年 ステップワゴン 開発責任者、2015年 車体・安全戦略担当 執行役員に就任し、現在に至る 。
ミドルクラスのミニバンは、5ナンバーの制約からどのクルマも似通っており、さらには選択の主導が母親に移っていることから「白物家電」と揶揄されています。Hondaが苦手とするそんなジャンルにおいて、Honda「らしさ」を折り込むために開発チームはどの様な活動をしたか。そして見つけ出した回答は実現が困難に思えたものであったが、どの様に乗り越えていったのか。開発チームがどのように想いを創り、果していったのか。5代目ステップワゴン開発責任者である袴田様より、実際に現場で使用した資料や画像を交えてご講演頂きます。
14:00~14:30 協賛社講演(30分間)【チーム力の見える化】
職場チーム力アセスメント
~変化を見える化できないと、変革は継続しない~
- 職場チーム力サーベイ ~個の力ではなく、チームの力が重要~
- 戦略が変わっても実行できる強い組織づくり
取締役 組織・人材開発コンサルタント
加藤 友希 氏
都市銀行、アタッカーズビジネススクールを経て、1999年から(株)セルムに参加。人材開発体系の再構築やプログラム設計に数多く携わる。近年では、経営戦略と人材開発施策をリンクさせ、実施・フォローまでをフォローする組織・人材開発コンサルティング部を立ち上げ、活動中。
「生産性が高まらない」「チャレンジングな行動が起こらない」「新しいものが生まれない」といった悩みは御社にもありませんか?生産性改善活動を導入したり、新規事業提案制度を作るなど、様々な手を尽くしても、根本的な解決につながらないとお感じになることはありませんか? 実は、その原因は個人の中にだけにあるのではなく、組織の関係性の中にあることに多くの企業が気づき始めています。そこで組織の関係性といったつかみどころのないものにアプローチする方法の1つとして「職場チーム力アセスメント」をご紹介させていただきます。
14:30~14:50 コーヒーブレイク(20分間)
14:50~15:50 事例講演Ⅱ(60分間)【“個”を活かすために】
競争に打ち克つ組織をつくる
~コカ・コーラにおけるタレント・マネジメント~
- コカ・コーラのリーダーが取り組む組織・人材開発―People Development Forum
- ロールセグメンテーションとタレントセグメンテーション
- 個の力を最大限に引き出すために
人事本部 シニアストラテジックビジネスパートナー
小島 可奈 氏
1996年上智大学文学部卒業。日本コカ・コーラ株式会社へ入社。人事本部にて福利厚生業務に従事した後、2003年HRクライアントマネジャーとして、マーケティング、ファイナンス、広報、法務部の採用活動や入社時のオペレーションを担う。2010年HRストラテジックビジネスパートナー(SBP)となり、担当部門のビジネスリーダーのパートナーとして、組織と人材に関する戦略的課題に取り組む。2015年9月からマーケティング本部、技術本部担当SBPとして、現在に至る。
世界No.1の清涼飲料メーカーであるコカ・コーラでは、厳しい競争環境におけるビジネスの持続的な成長を可能とするために、人材と組織のマネジメントを最重要課題のひとつとして捉えています。組織のリーダーが定期的に集まって、「ビジネスにおける重要なポジション」についてタレントパイプラインを構築し、キータレントの育成」について議論するなど、多くの時間を人材開発・育成のために投資し、個人の能力を最大限に引き出すための施策を推進しています。今回のご講演では、個を尊重しつつ、組織としての競争優位をもたらすタレント・マネジメントについて、日本コカ・コーラでの取り組み事例を含めて、ご紹介頂きます。
15:50~17:00 特別トークセッション(70分間)
イノベーションを生み出す組織づくり(仮)
- ダイバーシティとイノベーション
- “個”を活かし、価値を生み出すために
ダイバーシティ日本・中国・韓国・台湾統括責任者
山地 由里 氏
取締役 執行役員
人財戦略室長 兼 ANA人財大学長
國分 裕之 氏
1982年東京大学経済学部卒業。全日本空輸株式会社に入社。羽田空港、整備部門、勤労部、運航部門、全日空商事株式会社にて人事・労務に携わる。 2010年よりANA人事部に配属となり、2012年人事部長、2013年執行役員人事部長(兼)ANA人財大学長を経て、2016年4月より取締役執行 役員人財戦略室長として人事・労務を統括。
准教授
入山 章栄 氏