国立情報学研究所コグニティブ・イノベーションセンター・シンポジウム
デジタル時代のビジネス・エコシステム
CICから学ぶ業際連合の価値
2017年 12月 14日 (木) 13:30~17:50 (受付 13:00~)
※お申込多数につきまして、WEB/FAXのお申込を終了いたしました。
コングレスクエア日本橋(東京/日本橋駅)
企業の経営者、役員、経営企画、事業企画、新事業開発部門の部門長の方々
13:30~13:50 オープニング(20分)
オープニングおよびデジタル時代の
ビジネス・エコシステムを築くCICの道のり
センター長
石塚 満
13:50~14:35 基調講演 (45分)
新世代家庭用ロボットコンセプト
Pepper開発リーダーやトヨタのスーパーカー開発エンジニアを経て、「GROOVE X」を起業。前例が無いことに挑戦してきた多くの経験をふまえ、「人のパフォーマンスを上げる」をコンセプトにした、日本発の次世代ロボットを開発中。日本発のロボット産業を創ることで、日本産業の新陳代謝を加速させようと新たな挑戦に挑んでいます。世界的にユニークな特性を持つ日本が、世界でユニークなポジションを取り、日本発のイノベーション・システムを創るにはどうしたら良いか。大企業、技術者、起業家のご経験からお話いただきます。
代表取締役
林 要 氏
‘98年 トヨタ自動車入社。スーパーカー「LFA」等の空力開発。‘03年 F1空力開発。‘04年 Toyota Motorsports GmbH (ドイツ)F1空力開発。‘07年 トヨタ自動車 製品企画部(Z) 量産車開発マネジメント。‘11年 孫正義後継者育成プログラム「ソフトバンクアカデミア」外部第一期生。‘12年 ソフトバンク「Pepper」開発リーダー。‘15年 GROOVE X株式会社創業。‘16年 同社の新世代ロボット試作一号機完成。国内最大級のシードラウンド資金14億円を調達。現在 同社Founder兼CEO
14:35~15:50 研究成果発表 (75分)
CICは、業際によって日本の産業を元気にすることに果敢に挑戦しています。参加企業各社より、その挑戦の具体的な事例について、業際や産学連携によって生まれたシナジー効果と得られた知見とをあわせてご紹介します。
ワークスタイル別パーソナライズ健康プランおよび職域保険
職域におけるワークスタイルに起因する健康格差を解消し、心身ともに健康で長く働ける環境 (職場と生活)の形成に資する健康介入モデルを創出する。健康状況と各種要因(職場環境、勤務状況、生活習慣など)間のデータに基づいた関連性の分析に基づく。
【参加企業】
日本航空株式会社、第一生命保険株式会社、東京海上日動火災保険株式会社
技術・技能継承支援サービス
コグニティブ技術を使って未習熟者の成長を支援する「技術継承フレームワーク」を構築し、匠の技術・技能の次世代への継承を促進する。「匠はどこをどう見ているのか」を機械学習し,未習熟者にガイドする。
【発表者】
株式会社小松製作所 ICTソリューション本部 フェロー 三輪 浩史 氏
株式会社IHI 理事 航空・宇宙・防衛事業領域 生産センター 所長 須貝 俊二 氏
【参加企業】
株式会社IHI、オリンパス株式会社、DIC株式会社、株式会社 小松製作所、
アルパイン株式会社、帝人株式会社
ラストワンインチのインタラクションネットワーク
~チャットボットを活用した子育て支援コミュニケーション形成
子育て世代の母親を孤立から救い出し、心身の安心と安らぎをもたらすコミュニティーに誘うチャットボットを創出する。宅配便ドライバーや保険外交員のエンゲージメントからチャットボット利用に誘導する。
【発表者】
明治安田生命保険相互会社 企画部 イノベーション調査室 室長 加藤 大策 氏
【参加企業】
ヤマトホールディングス株式会社、明治安田生命保険相互会社、パナソニック株式会社、
株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ、
日産自動車株式会社、マツダ株式会社、東京海上日動火災保険株式会社
健康機能性食品のシステマティックレビューの信頼性向上と省力化
機能性表示食品の上市に必要なシステマティックレビューの専門知識・多大な労力・客観的な評価視点をコグニティブ技術で省力化する。コグニティブ技術のうち文章理解能力を活用する。
【発表者】
キリンホールディングス株式会社 常務執行役員 R&D戦略・品質保証統括 小林 憲明 氏
【参加企業】
キリンホールディングス株式会社、オリンパス株式会社
個人資産のセルフマネジメントの高度化
コグニティブ技術を使って,個人資産のセルフマネジメントを高度化。機械学習技術や時系列分析などを組み合わせて,消費者の個人資産の自己管理に資する分析を行う。将来的には購買データに基づく家計簿自動作成ソフトなどを開発。
【発表者】
イオンクレジットサービス株式会社 執行役員 イノベーション推進本部長 西村 信一郎 氏
【参加企業】
イオンクレジットサービス株式会社、株式会社みずほ銀行、東京海上日動火災保険株式会社、
日揮株式会社
15:50~16:00 休憩 (10分)
16:00~17:10 パネルディスカッション (70分)
ビジネス・エコシステムが加速するシンギュラリティ時代の新しい働き方とは
人工知能、ブロックチェーンで無人化を狙うシンギュラリティ時代に、未だファックスを使う我が国。今の働き方のままで競争力を維持できるのでしょうか。未来の日本企業と日本人の働き方について、行政、スタートアップ、大企業それぞれの視点から多角的な議論を展開します。
常務執行役員 R&D戦略・品質保証統括
小林 憲明 氏
代表取締役社長
南 壮一郎 氏
総務審議官
鈴木 茂樹 氏
取締役専務執行役員 グローバル・ビジネス・サービス事業
山口 明夫
【モデレーター】
HOMMA, Inc
Founder & CEO
本間 毅 氏
17:10~17:40 講演 (30分)
内閣府知財本部長より「バックキャストして今何をしないといけないかを考える」という言葉が先日の内閣府の会議で紹介されました。待ってました!ですが、内閣官房が推進する 次世代医療基盤法 いわゆるオプトアウト法など 柔軟性が必要であることの意識が生まれつつあります。CICが意見を発信することも期待されるでしょう。最近の動きについて議論したいと思います。
所長
喜連川 優
国立情報学研究所所長、東京大学生産技術研究所教授。1983年東京大学大学院博士課程修了。情報処理学会会長(2013-2015年)、日本学術会議情報学委員長(2015.10-2017.9)。データベース工学の研究に従事。ACM SIGMOD E. F. CODD INNOVATIONS AWARD、電子情報通信学会業績賞、情報処理学会功績賞、全国発明表彰「21世紀発明賞」、C&C賞などを受賞。2013年紫綬褒章、2016年にはレジオン・ドヌール勲章シュバリエを受章。ACM、IEEE、電子情報通信学会、情報処理学会フェロー
17:40~17:50 クロージング (10分)
取締役専務執行役員
グローバル・ビジネス・サービス事業
山口 明夫
18:00~ 懇談会
ご参加者様同士のネットワーク構築の場として、交流会を開催いたします。
※シンポジウムの参加は無料です。懇談会にご参加の場合、会費4,000円を当日会場で申し受けます。
*講師、内容、時間等は事前の予告なく変更させていただく場合がございます。あらかじめご了承いただきますようお願いいたします。