2023/11/13 (  月 )

CMO Forum 10th Anniversary 開催ショートレポート

CMO Forum 10th Anniversary 開催ショートレポート

CMO Forum 10th Anniversary

日本屈指のマーケティング名手と考察する、新・時代の必須アジェンダ

<Day1>『これからの体験価値』を考えるヒント
~ 圧倒的な体験価値(コト/感動)の創造 ~

<Day2>これからの商品企画力・サービス企画力向上へのヒント

<Day3>新たな市場・顧客創造へのアプローチ戦略考察

開催日:<Day1>2023年7月25日(火)開催

開催日:<Day2>2023年8月30日(水)開催

開催日:<Day3>2023年9月8日(金)開催

主催:株式会社ビジネス・フォーラム事務局

協賛:株式会社セールスフォース・ジャパンヤフー株式会社Micoworks株式会社

開催趣旨

2014年から主催している『CMO Forum』が、10回目の開催!!

思えば10年前は、ビジネスにおいてもSNSといったデジタルツールの活用が見られるようになり、企業と顧客をつなぐマーケティングの責務と役割が日々拡大。経営とマーケティングの重要性に脚光が当たり、変化の胎動を感じ始めた時期でした。

当時、日本企業にCMOは見当たらず、経営戦略に顧客主義や顧客目線を取り入れ、重視する。そんな企業経営をしている経営者・経営層からマーケティングの重要性を語っていただき、今後増えていくであろうCMO(マーケティングの責任者)の決断や進むべき道を照らすことができればとスタートしたシリーズ企画、それが『CMO Forum』です。

そして社会はというと、この10年の間、凄まじいデジタルテクノロジーの進化と浸透、疫病、戦争、インフレ、環境問題と、私たちが、これまでに経験したことがないビジネス環境や変化の渦中は、新・時代に直面しているといっても過言ではありません。

10回目を迎える本企画では、「マーケティング」とは、(簡単に表現すれば)「どのような時でも商品やサービスが売れる仕組みをつくること」であるという原点に立ち返り、日本屈指のマーケティング巧者の皆様をゲストに迎え、新・時代のマーケティングどう捉えているのか?これからのマーケティングにとって必須のアジェンダである『体験価値(*Day1テーマ)』・『商品企画力・サービス企画力(*Day2テーマ)』・『市場創造(*Day3テーマ)の3キーワードから考察を深めることができるアニバーサリーイベントとして開催。

このイベントでしか手に入らない独自のヒントを感じ、新・時代に胎動する変化とチャンスを発見いただくイベントとなりました。

参加者の属性

≪業種≫
≪部門≫
≪役職≫
 

<Day1>
『これからの体験価値』を考えるヒント
~ 圧倒的な体験価値(コト/感動)の創造 ~

スペシャルゲスト講演 【感動体験創造への思考に迫る!】

夢みる力が「気」をつくる

あのクルーズトレイン『ななつ星in九州』の体験価値にみる 感動経営の神髄にフォーカス!
今だから語れる、振り返ってこそ語れる、オフラインだから語れる、秘話をお話いただきました。

九州旅客鉄道株式会社
相談役
唐池 恒二

Voice of attendees

「経験に基づく説得力が響きました。『気』というエネルギーを再認識したいと思います。」

「『夢を持つ』ということが人々を動かす原動力になり、難しい状況を乗り越えることができるということを実体験からお話しいただき、非常に励みになりました。」

「サービスや車軸は夢や想いを収める器と感じました。日常業務上『夢』が単独先行しがちですが、夢の本気度を精査する方法を検討したいと考えます。」

「企業経営に於ける『気』の重要性を再確認しました。」

スポンサー講演 【最新・最先端の事例を紹介!】

体験価値創造を考える上で忘れてはならないこと
〜企業成長の鍵はデータ〜

  • なぜ顧客の体験価値を創造することが、今重要なのか
  • 体験価値を創造する上で多くの企業が直面している課題
  • それらを解決する上で考えるべき顧客のデータとテクノロジー活用とは?

株式会社セールスフォース・ジャパン
DXビジネスコンサルティング部 ディレクター
熊村 剛輔

Voice of attendees

「CRM×AI が、これまでとは違った、より広く、深い機能を持つことへの期待を感じた。」

「Data 活用の重要性。AI や CDP を使って何をしたいか!が重要。参考になりました。」

「世の中が変化している中で、私たちも顧客に対するアプローチ方法を変えていく必要があると改めて認識できました。」

ゲスト事例講演 【新・体験価値創造の過程に迫る!】

電動マイクロモビリティのシェアサービス『LUUP』の体験価値
〜公共交通を目指すプロダクトづくり〜

利用前のモバイル予約時のデジタル体験価値、そして利用時のリアルの体験価値。
スマホひとつで街じゅうのポートから電動マイクロモビリティへの乗り降りや移動を可能にするシェアリングサービスLUUPが今、浸透しています。
浸透の裏側にある、体験価値創造について、語っていただきました。

株式会社 Luup
代表取締役社長兼 CEO
岡井 大輝

Voice of attendees

「新しい移動手段をつくるための、苦労をお聞きすることができ大変勉強になりました。今後地方の過疎化やインフラの廃止が進んでいく中で重要なインフラになっていくだろうと感じました。三輪、イス付きなどもつくられていくとのことで、これからの展望を一消費者として楽しみです。」

「ななつ星とは対極的ではありますが、日本に電動マイクロモビリティのシェアサービスを根付かせるという熱意にあふれる講演だったと思います。乗り物自体はシンプルだと思いますが、ステークホルダーの様々な要求や、課題を一つ一つ乗り越えていく努力には頭が下がります。Luup の今後に期待します。」

アカデミック講演【マーケティング×顧客経験(CX)研究の最前線】

顧客経験(CX)の潮流を探る

日本最大規模の顧客満足度調査と言われるJCSI(日本版顧客満足度指数)の開発メンバーで、サービス業を中心とした企業マーケティングの専門家である小野教授から、コロナ禍前後で顧客経験がどう変わったのか?CSI(顧客満足度指数)の長期トレンドから考え、考察を深めます。

*CSI とは: CSI(Customer Satisfaction Index)は、自社商品に対する関連性が強い質問を複数行い、それらの平均を取って顧客満足度を測定する指標です。 データ数が十分にあれば信頼性の高い結果を得やすいことから、政府機関や大企業の調査などによく用いられる。

青山学院大学
経営学部 マーケティング学科 教授
小野 譲司

Voice of attendees

「事例を交えて大変分かりやすいご講演でした。自社のポジションを考えさせられました。」

「アカデミックな内容でしたが、わかりやすくお話をして下さいました。 CSI と数々のトピックスについて、理解させていただきました。これまではブランドジャパン調査の編集の方を気にしていましたが、今後は J-CSI もしっかりチェックしていきたいと思います。 」

「広く業界を見られていて、新鮮な視点で分析する手法のヒントを得られた。 」

<Day2>
これからの商品企画力・サービス企画力向上へのヒント

ゲスト講演(経営視点からの考察) 【企画・開発のヒント探索方法!】

『観察』こそが、マーケティングのエッセンス
~STPD(See-Think-Plan-Do)が、今の時代のアプローチ

 

  • STPDサイクルは、観察から始まる
  • 観察で考えるマーケティング
  • 観察の視点には段階がある
  • SPTDサイクルの実践

前 株式会社サイゼリヤ
代表取締役社長
堀埜 一成

Voice of attendees

「マーケティングの素養を分かりやすく解説頂き、非常に勉強になる内容でした。また、堀埜さんの人間性も魅力的に感じました。」

「なかなか聞けない話を聞くことができ、とても貴重な経験でした。」

スポンサー講演 【”企画力”を強化するデータ活用方法!】

ビッグデータを活用して組織の課題発見力・企画力を底上げする方法

 

  • マルチビッグデータの活用法
  • 検索データから見える消費者インサイト
  • データを活用した市場把握やトレンドの予測

ヤフー株式会社
データソリューション本部 事業戦略部 部長
野口 真史

Voice of attendees

「データ活用したマーケティング手法についての学びになりました。」

「トライアル体験してみたいと思います。」

スペシャルセッション 【アーティストの思考から、企画発案のヒントに迫る!】

舞台裏から見たライブエンターテインメント : これからのイノベーションとコラボレーションの力

  • ライブエンターテインメントの制作プロセスとその舞台裏
  • これからの新しい体験価値を創出するために必要なエフォート、ハードル
  • 新鮮で刺激的なエンターテインメントの創造と具体的な事例
  • エンターテインメント業界への新たな洞察

アーティスト、インタラクションデザイナー、プログラマ、DJ
真鍋 大度

Voice of attendees

「アートとビジネスのつながりは最初不明でしたが、挑戦的な作品がその後に社会実装されていく様は大変興味深く拝見いたしました。IT 系の企業以外でも実装されていくケースはあるのか興味がわきました。」

「アートのエッセンスが後のテクノロジーやビジネスにつながる可能性に気づきました。」

「関心事項やプロダクトのまとめ方。私も参考にして実施してみたいと思います。」

ゲスト講演(実例紹介)【新たなサービス開発において重視すべきこと

資生堂ジャパンが進めるDX
~ 良質な顧客体験を生み出し続けるにために必要なこと ~

  • 資生堂が考えるDX、顧客体験
  • 具体的な顧客体験(サービス企画)の事例
  • 顧客体験を生み出していくために必要なリーダーシップ、体制、人材育成

資生堂インタラクティブビューティー株式会社
DX本部 オムニエクスペリエンス推進部長
仙田 浩一郎

Voice of attendees

「短期間での劇的な変化、素晴らしいです。」

「社員やメンバーのやりがいにつながり、貴社の企画力が向上していくイメージをも ちました。 」

「動画のクオリティが高くて、素敵でした。流石資生堂さんです。」

<Day3>
新たな市場・顧客創造へのアプローチ戦略考察

ゲスト講演(経営視点からの考察)【家庭用ロボット市場創造へのチャレンジ】

サービスロボットの市場をつくり出す
スマートファニチャー「カチャカ」で生む新しい価値

  • マーケティング、エンジニア、経営者、それぞれの視点でみた市場創造
  • これまで世の中にない「モノ」・「コト」をどう伝えていくか?
  • 新たな市場を創る過程で気づいたこと

株式会社Preferred Robotics
代表取締役CEO
礒部 達

Voice of attendees

「新しい商品のプロモーション、価値作りにおいて、マーケティング、セールス、エンジニアで考え方が異なる点などを含め、大変に興味深く拝聴しました。」

「0からマーケティングする苦悩が伝わる、これまでになくリアリティを感じる講演でした。勇気をもらいました、ありがとうございました。」

「試行錯誤、色々トライしてみる、とても重要なことと再認識。」

「誰をターゲットにした商品やサービスなのか、改めてよく考えてみたいと思います。 良いきっかけになりました。」

スポンサー講演 【新規顧客を創造するためのアプローチ】

パーソナライズで関係強化!
高度なレコメンドメッセージで実現する顧客体験価値の向上

  • 認知は獲得できているのに、CVまで繋がらない・・・
  • 大量の見込み顧客をお客様(購買行動)へどう引き上げればよいのか・・・
  • 新たな市場を創る過程で気づいたこと

LINEマーケティングで1位のMicoworksとコマースメディアで世界をリードするCriteoが顧客創造へのヒントを解説いただきました。

Micoworks株式会社
ビジネスマーケティング部 Director
大里 紀雄

CRITEO株式会社
戦略的クライアントパートナーシップ部門 ビジネスオーナー
吉原 元樹

Voice of attendees

「私は現状電話中心のコミュニケーション事業を担っていますが、電話以外のコミュニケーションとの連携で苦慮しており、大変に参考になる講演内容でした。」

「こんなに手軽にできるのですね。LINE を使ったマーケティング施策、弊社も考えてみようと思います。」

ゲスト講演(実例紹介) 【共創とDXで進める市場創造】

デジタル×共創が育む、小売とフィンテック(金融)の融合による新ビジネスの創造

  • 人的資本経営の重要性
  • イノベーションの創出に向けて大切にしていること
  • 共創を生む働き方~協業のジレンマの解消へ向けて~
  • 実際の取り組み事例から

株式会社丸井グループ
常務執行役員 CDO、経営企画・共創投資担当、DX推進室長
相田 昭一

Voice of attendees

「失礼ながら丸井グループ様はどちらかと言うと堅実で固い企業の印象が強かったのですが、企業文化の更新を含めここまで大きな変革を担われていることに、正直大きく驚き、そして尊敬いたします。」

「先進的です。これから注目して取り組み拝見させていただきます。」

「共創で新たなサービスや事業を創り出すエッセンスが満載ですね。目からウロコです。 ありがとうございました。」

企画者からのコメント

この度は「CMO Forum 10th Anniversary日本屈指のマーケティング名手と考察する、新・時代の必須アジェンダ」へ、多くの方々にご視聴を賜り、誠にありがとうございました。

そして、日々ご多忙にもかかわらず、錚々たる講演者の皆様から『マーケティング』と如何なるものか、その捉え方・活かし方について、貴重なご経験・ご知見からのヒント、示唆をいただけましたこと、心からの御礼を申し上げます。

今後もマーケティングをテーマに、皆様のお取り組みの一助や成功につながるヒントをお届けできるよう、情報発信して参ります。

株式会社ビジネス・フォーラム事務局
プロデューサー
進士 淳一

株式会社ビジネス・フォーラム事務局
プロデューサー
進士 淳一