2021/10/28 (  木 )

New Business Creation 6th Vol.1 ショートレポート

New Business Creation 6th Vol.1 ショートレポート

New Business Creation 6th

イノベーションのジレンマを超える両利きの組織づくり

~パラダイムシフト下の事業の深耕とともに、
いかに新たな成長の柱を育てるか~

<組織経営編>

主催:株式会社ビジネス・フォーラム事務局

開催趣旨

世界的パンデミックを機に未曾有の困難に直面している今、かつてのビジネスモデルそのものの見直しや、生き残りを掛けた新たな事業領域への挑戦など、「第二の創業」の必要性に迫られています。しかし実際、多くの企業がこれまで様々な新規事業に着手しつつも、真のイノベーション創出には繋がらず、新規事業が既存の事業に潰されてしまう所謂イノベーションのジレンマに陥っています。既存の主力事業とこれまでのマネジメント方法ばかりに囚われることでは、大きな変革へ脱却することは難しいのが現状です。

その中で、昨今、経営・組織進化論として「両利きの経営」が注目されています。変化に適応し持続的な成長を目指すために、既存事業の強化と同時に、新たな成長事業の発掘・育成を行い、それら両方を併存させる組織経営が求められているのです。経営資源の配分だけではなく、既存事業と新規事業のそれぞれ相矛盾する領域をいかに両立させ、マネジメントするか、その「経営力・組織能力」そのものの変革が問われています。

本セミナーでは、両利きの理論とその実践事例をもとに、主に「組織経営・マネジメントの視点」から、今こそ成熟企業におけるイノベーション、新たな成長の柱の創出に向けた変革の方向性とアプローチについて考察します。経営・マネジメントに携わる責任者の方々へ向け、両利きの組織づくりを推進していくための具体的な方法を紐解き、検証していくものです。

★反響多数につき、本編のオンデマンド配信が決定しました。詳細はこちらからご確認ください。

★本イベントの続編 <Vol.2 人材戦略編>、<Vol3. 事業戦略編>を開催いたします。 両利きの組織づくりを「人材戦略」、「事業戦略」の各視点からより具体的に紐解くプログラムです。詳細はこちらからご覧ください。

参加者の属性

≪業種≫
≪部門≫
≪役職≫
<特別対談セッション>

両利きの組織づくりと経営 ―実践知に学ぶ、その要諦

AGC株式会社 取締役会長
島村 琢哉

株式会社アクション・デザイン 代表取締役 エグゼクティブ・コーチ・組織コンサルタント
早稲田大学ビジネス・スクール 非常勤講師
加藤 雅則

「両利きの組織づくり」の要諦とは何か。チャールズ・A・オライリー教授が提唱する「両利きの経営」の実践企業として、日本企業初のケーススタディに取り上げられたAGCの島村会長と、そのケース化にあたっての共同研究者であり日本企業の組織開発研究に従事されている加藤様をお迎えし、理論と実践を交えながら、本テーマを“対話型”で紐解く特別セミナー。以下の三部構成で実施し、まずは加藤様より両利きの経営についての理論的レビューとAGC様事例のご紹介、そして島村様とのインタビュー、最後に参加者からの質疑応答を通して、実践の中でのご苦労や葛藤などを振り返りながら、両利きの組織づくりのヒント、マネジメントのあり方について考察を深めました。

Ⅰ.両利きの組織づくり ~AGC事例から考察する、理論と実践~

  • 両利きの組織とその特徴
  • 成熟企業にこそ求められる組織の再構築 ~組織課題をめぐる変遷~
  • 「攻めと守り」「既存事業と新規事業」を両立させる、戦略・組織のバランスと重心
  • AGCにおける両利きの経営

「<特別対談セッション>」の様子

Ⅱ.AGCが挑む、変革の取組みと要諦 ~組織体制づくりとカルチャー変革~

  • AGCが直面していた課題と変化までの道程
  • イノベーションを生むための「分離と統合」のプロセス
  • 既存事業と新規事業のつなぎ方
  • 異なる事業と組織、カルチャーをどう束ねるか
  • 組織構造とマネジメントの改革
  • 両利きの組織に求められる、経営層・マネジメントの役割

「<特別対談セッション>」の様子

Ⅲ.質疑応答

「<特別対談セッション>」の様子

AGC株式会社 島村 琢哉 氏

AGC株式会社
取締役会長
島村 琢哉


1980年 旭硝子株式会社(現AGC)入社。2003年 アサヒマス・ケミカル株式会社 社長、2009年 旭硝子(現AGC)執行役員 企画・管理室長、2010年 執行役員 化学品カンパニープレジデント、2013年 常務執行役員 電子カンパニープレジデントを経て2015年 代表取締役 社長執行役員CEO就任。2021年1月 代表取締役会長。同3月より現職。

AGC株式会社 島村 琢哉 氏

株式会社アクション・デザイン 代表取締役
エグゼクティブ・コーチ・組織コンサルタント
早稲田大学ビジネス・スクール 非常勤講師
加藤 雅則


株式会社アクション・デザイン代表取締役、エグゼクティブ・コーチ・組織コンサルタント。「両利きの経営」の提唱者であるオライリー教授の日本における共同研究者。日系企業の組織力学を熟知した変革支援者として、20年にわたり企業の組織開発に携わる。早稲田大学ビジネス・スクール非常勤講師。主著に「両利きの組織をつくる」、「組織は変われるかー経営トップから始まる組織開発」など。

※ご所属・お肩書は開催当時のものです。予めご了承くださいませ。

Voice of attendees

「島村会長のお話は、両利きの経営のみならず、リーダーとしての在り方や、ビジネス全般への取り組み方についても沢山の示唆に富んでおり大変勉強になりました。」

「実際に島村さん、加藤さんと対話しているような雰囲気で視聴することができ、大変有意義だった。」

「経営の考え方・マインドだけでなく具体的な組織構造で工夫した点や変革シナリオも聞く事ができ、大変参考になりました。」

「加藤氏が両利きの経営の要諦を非常に完結に整理され、島村氏が経営者視点でのお話と具体的な実践例を交え、本音でお話をされており、非常にバランスが良く、自分自身の業務にも大いに参考になりました。」

「現場・現状・現実に沿った話であった。理論だけでなく実践が伴っており大変腹落ち感があった。」

「トップ経営層自ら動き社員一人一人と膝附合わせて交わり対話し議論する大切さを教えていただきました。」

「大変勉強になった。聴いていてわくわくした。」

「<特別対談セッション>」の様子
「<特別対談セッション>」の様子
企画者からのコメント

この度は「New Business Creation 6th イノベーションのジレンマを超える両利きの組織づくり
<組織経営編>」へ、多くの方々にご視聴を賜り、誠にありがとうございました。

大変多くの反響をいただきましたおかげで、オンデマンド配信も実施させていただく運びとなりましたこと、
重ねて、厚く御礼を申し上げます。

そして、本企画の考案から開催実現にあたり多大なるご協力、ご指導をいただきました加藤様、大変貴重なご経験を惜しみなくお話しくださいましたAGC島村様をはじめ、ご関係者様皆様に、心からの感謝を申し上げます。

今後も引き続き、ビジネス・フォーラム事務局では、セミナー・フォーラム等の開催、そして開催後のご感想やご意見を通じて、皆様の課題解決へのヒントや新たな気づきをお届けする機会を企画し、情報発信を続けて参ります。

最新のセミナー情報はこちらよりご確認ください。

株式会社ビジネス・フォーラム事務局
プロデューサー 高田 紗生

★反響多数につき、本編のオンデマンド配信が決定しました。詳細はこちらからご確認ください。

★本イベントの続編 <Vol.2 人材戦略編>、<Vol3. 事業戦略編>を開催いたします。
両利きの組織づくりを「人材戦略」、「事業戦略」の各視点からより具体的に紐解くプログラムです。詳細はこちらからご覧ください。