グローバル/グループ経営フォーラム2016
スピード経営の実現
~グループ経営体制の構築とグローバルマネジメントの強化
10:00~10:10 オープニング(10分間)
マネージングパートナー・日本代表
原田 裕介 氏
10:10~10:55 基調講演(45分間)【グローバル/グループR&D体制の構築】
グローバルR&Dマネジメントを契機とした経営モデル変革
- R&Dの役割とマネジメント視点の転換
- 6つの要素で目指す姿を具体化
- 新たな「系」へのトランスフォーメーションを推進
パートナー
大原 聡 氏
市場の多極化が進み、グローバル管理のスコープを販売・マーケティングや製造から研究開発まで拡大させる機を迎えつつあります。各地域は「アウトプット先」ではなく、「インプット元」としての機能を果たし、「ローカライズ」に加えてグループ全体の「イノベーション」への貢献が求められていきます。マネジメントについても、集権と分権を両立する「ガバナンス」を超えて、「オープン化」や「コラボレーション」まで視点を広げなければなりません。実現には、ビジョン・戦略、組織構造、業務プロセス、人材能力、制度・システム、行動様式の再設計が必要になりますが、その具体的な要件や進化推進の要諦について考察を行います。
10:55~11:55 特別講演1(60分間)【グローバル経営体制の強化と意識・風土改革】
住友理工におけるグローバル・マネジメント
~Global Excellent Manufacturing Companyへ
向けた意識・風土改革を含めた変革
- グローバル メガサプライヤーを目指して
- グローバル経営体制の構築
- 意識改革 風土改革
代表取締役 取締役会長 兼 CEO
西村 義明 氏
当社は自動車部品メーカーとして日系自動車メーカーに追随する形で各国にて事業展開を推進するとともに、非日系メーカーにも拡販を進めてきた。一方、近年、自動車メーカーの動きはグローバルでの部品共通化などに向かい、部品メーカーとしても、グローバル対応を求められるようになってきている。当社はこのような状況下、世界の競合に対して、伍して戦える「グローバルメガサプライヤー」になることを目指し、グローバル供給体制の構築など、グローバルでの経営体制の構築をするとともに従業員の意識改革や風土改革にも取組んでいる。
11:55~13:05 昼食(50分間)
※ 会場内でお弁当をお配りいたします。
13:05~13:35 協賛セッション(30分間)【トレジャリー・リスク・マネジメント】
経営陣に対するM&Aの戦略アドバイザーとして、
財務部門が機能する為のトレジャリー・リスク・
マネジメントシステムについて
M&Aで企業がグローバル化を加速して行く中で、買収によるインパクトの理解、正確でタイムリーな資金管理、リスク・コンプライアンス管理をどのようにすべきなのか。
本セミナーでは、クラウド型トレジャリー・マネジメントシステムによって、どのように企業がグローバル化を成し遂げ、流動性および財務リスク管理導入を実現する事ができるのかをご紹介して参ります。
マネジングディレクター
アジアパシフィック/ジャパン
トニー・シングルトン 氏
650社以上のお客様へのRevalクラウド型トレジャリー・マネジメント(資金管理)ソリューションの導入経験により、本セミナーではキーとなる見識、学んで来た事、そしてお客様がトレジャリー・トランスフォーメーションの過程で経験した成功事例をご紹介してまいります。
13:35~14:35 特別講演2(60分間)【本社業務改革とグループの成長】
IHIにおける「グループ本社業務改革」について
~グループ全体の成長の実現のために~
- 企業自身が変わろうとしている中で、企業の背骨であるべき本社部門も
姿を変えるべき - これまでの延長線ではなく、思い切った「機能の整理」が必要
- 改革の目標は、「業務の集約化・効率化」、「業務の標準化による業務品質の向上」、「人的余力の創出と活用」
代表取締役副社長
坂本 讓二 氏
現在、IHIでは、経営の最優先課題である、「収益基盤の強化」を実現するために、これまでとかく日常業務の対応に多くの時間が使われがちであった「本社部門」についても、この際思い切った機能の整理が必要であるという考えに立ち、グループの本社部門全体の業務改革に取り組んでいる。具体的には、管理・サービス的な定例業務については、グループ内の「共通のプラットホーム」にシフトさせ、徹底的に標準化・効率化を図ることにより、それにより生じた「人的余力相当」を、「戦略機能」の強化のために再配置するなどして、グループ全体の中長期的な成長に資するという活動である。
14:35~14:55 コーヒー・ブレイク(20分間)
14:55~15:55 事例講演1(60分間)【グループ経営マネジメントと財務管理部門の役割】
グローバル企業、ネスレグループの経営マネジメント
~グループ経営管理体制と財務管理部門の役割~
- ネスレグループおよびネスレ日本の概要
- ネスレのグローバルマネジメントスタイル
- ネスレグループ財務管理部門の役割と人材育成
執行役員
財務管理本部営業管理部長
中岡 誠 氏
事業のグローバル化が加速を続ける昨今、グループ経営管理体制、中でも財務管理部門の役割・組織・機能は大きく変貌を遂げ、企業側にはこういった市場環境の変化に対応できる体制の構築、更には財務・経理人材を育てていくことが求められております。売上高世界最大の食品メーカーであるネスレグループの財務管理部門では、誰もが認める世界をリードする栄養・健康・ウエルネス、そして、財務パフォーマンスを発揮できる企業となるべく、財務面からのコントロールだけにとどまらない、社内各部門と連携してビジネスを牽引し、マーケットCEO/事業部長とともに事業を推進させていくことが重要であると考えており、このような取り組み事例についてご紹介します。
15:55~16:55 事例講演2(60分間)【マトリクス経営を支える人財の育成】
“おもしろおかしく”でグローバル化
~複雑化するマトリクス経営を支える
グローバル人財の育成
- 社是「おもしろおかしく」に根差したオーナーズマインドを持つ強い“個”の実現
- 将来のグローバル人財育成を見据えたゆるやかな母集団の形成
- M&Aによる急速なグローバル化と複雑化するマトリクス経営
- 濃密なFace to Face コミュニケーションを中心に、
徹底した議論によるバランスの取れた意思決定とスピーディーな戦略実行
管理本部 グローバル人事部 部長
松尾 孝治 氏
1945年、学生ベンチャーの先駆けとして、堀場雅夫が創業した堀場製作所は、国産初のpHメーターを開発、自動車排ガス計測分野では世界トップシェアを持つ分析計測装置の総合メーカーである。早くから海外市場を志向し、現在では、世界27か国、海外44拠点を有するグローバル企業へ成長、連結での外国人従業員の割合が6割を越えている。M&Aを通じてグローバルに成長を果たした結果、現在においては事業セグメントx地域、さらに機能を加えた複雑なマトリクス経営を実行している。有望な人財にはグローバルミーティングの機会などを通じて、戦略策定や事業運営など様々な具体的な実践の中で、グローバル人財への成長を促している。マトリクス経営において最も重視していることは、縦横斜めから飛び交う指示に対して、関係者が徹底的に議論し、濃密なFace to Faceのコミュニケーションを通じて、バランスの取れた意思決定とスピーディーな戦略実行を実践することである。
16:55~17:00 クロージング(5分間)
マネージングパートナー・日本代表
原田 裕介 氏
17:00 終了