グローバル・ファイナンス・マネジメント2018
企業の海外戦略における財務・
リスク管理体制の実態解明と課題解決
2018年 2月 20日(火) 13:30~17:15 (受付 13:00~)
グローバルに展開する企業の財務(及びファイナンスに関わる経営企画・経営戦略など)、
情報システム部門の管理職者の皆様
13:00~ 受付
13:30~13:35 開会のご挨拶 (5分)
13:35~14:35 基調講演(60分)
グローバル戦略の要衝
~成功事例および失敗事例から学ぶ教訓
グローバル戦略の功罪については、トライアンパートナーズのネルソンペルツ氏が鋭い問いかけを発しており、デュポン、GE、P&Gあたりが戦略の180度転換に追い込まれています。そろそろ日本企業もグローバルユートピアの夢から目を覚ますときが近づいているのかもしれません。講演では、この最新の論点にも触れつつ、拙著『戦略暴走』と『経営戦略の実戦1 高収益事業の創り方』から日本の成功事例と失敗事例の分水嶺を紐解きます。
教授
三品 和広 氏
専攻は経営戦略・経営者論。1982年一橋大学商学部卒業。84年同大学大学院商学研究科修士課程修了。 89年米ハーバード大学文理大学院博士課程修了(Ph.D.(企業経済学))、同大学ビジネススクール助教授に就任。95年北陸先端科学技術大学院大学助教授などを経て、2004年から現職。著書は『モノ造りでもインターネットでも勝てない日本が、再び世界を驚かせる方法―センサーネット構想』(2016年)『経営戦略の実戦1:高収益事業の創り方』(2015年)等多数で、『戦略不全の論理』(2004年)は、第45回エコノミスト賞、第21回組織学会高宮賞、第5回日経BP・BizTech図書賞受賞。
14:35~15:15 主催講演(40分)
グローバル競争激化時代に日本企業の財務・リスク管理はどうあるべきか?
グローバル競争が激化し、かつVUCAの時代と言われて久しい中、日本企業が生き残る又は成長し続けるために、財務・リスク管理はどうあるべきか?欧米企業の財務・リスク管理のトレンドを紹介しつつ、日本企業の現状・問題点の整理をして、CFO・財務部長はリーダーとしてどう変革させていくべきかを、本講演ではクラウド型トレジャリーマネジメントシステムとしてグローバルで1600社以上の導入実績を誇るキリバの視点で提言させて頂きます。
下村 真輝
15:15~15:30 コーヒー・ブレイク(15分)
15:30~16:10 協賛講演(40分)
資金見える化だけで十分?
グループリスク管理強化策への提言
近年、日系企業のグローバル化進展とともに、企業を取り巻くリスクも多様化が進み、実際にリスクが顕在化する例も増えてきています。これまでもCFOや財務部門はグループ全体の財務リスク対策への取組みを進めてきましたが、これに加え、不正リスクなどのオペレーショナルリスクへの目配りも求められるようになってきています。財務面でのリスク管理策として、まずはグループ全体の資金情報の見える化に取り組む企業は多いですが、見える化だけで多様化するリスクへの対策は十分と言えるのでしょうか。本講演では、見える化のその先にあるリスク管理強化策について、いくつかの事例をもとに提言を行いたいと思います。
プロセス&テクノロジービジネスユニット
FMCセクター シニアマネージャー
杉田 拓也 氏
16:10~17:10 特別講演 (60分)
グローバル化環境における経理・財務組織の構築
企業(特に日本企業)がグローバルにビジネスを展開する上でポイントとなる経理・財務組織の構築、人材育成について、弊社グループの事例を下記の観点から紹介させていただきます。
- グローバル組織構築、経理・財務プロセスの全体最適・効率化、リスクマネジメント、グローバル経理人材育成等の中期目標の設定と各地域経理・財務メンバーとの合意、目標共有、進捗管理プロセス。
- グローバル資金見える化、地域財務センター、シェアードサービスセンター設立等の具体的施策。
執行役副社長
経理・財務・M&A担当 CFO
株式会社LIXIL
代表取締役副社長 CFO
松本 佐千夫 氏
17:10~17:15 閉会のご挨拶 (5分)
17:15 終了